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Microsoft Virtual PC を Vista Home Premiumで使ってみる

更新日: 公開日:2008/05/18
Microsoft Vircual PC

僕のメイン OS は Windows Vista Home Premium です。そして今回インストールを試みる Microsoft Virtual PC は 同エディションの OS がサポート対象外となっています。

ただ、どうしても Windows XP で動かしたいソフトがあり、ちょうど XP のライセンスも余っているので、無理矢理インストールをしてみることにしました。結果的には問題なく動いているので、Virtual PC のインストールから設定に至るまでの手順を記しておきます。

まず、今回 Microsoft Virtual PC をインストールしようとしているマシンのスペックは以下の通りです。

CPUIntel Core 2 Duo Processor E6600 (2.40 GHz)
メモリ2GB ×2 (32bit版なので3GBまでしか認識しない)
ホストOSWindows Vista Home Premium
ゲストOSWindows XP Professional

Windows 8 以降は Hyper-V として OS 上に仮想環境が使えるようになりました。ただし Windows OS の Home 版ではなく Pro 版のみの提供となるため、その点はご注意ください。

Microsoft Virtual PC のインストール

まず、Microsoft Virtual PC をダウンロードします。

ダウンロードしたインストーラを起動します。

install-vertual-pc-on-windows-vista-101

いきなり怒られました。しかしこのあと、インストーラは終了せず先に進むことができます。

install-vertual-pc-on-windows-vista-102

最初のメッセージ以外は何事もなくインストールが完了してしまいました。

install-vertual-pc-on-windows-vista-103

ひとまずインストール完了です。サポート外となる警告が出ましたが特に問題は無さそうなので、ここまでは良しとし、バーチャルマシンの設定へ移ります。

バーチャルマシンの構成ファイルを作成する

スタートメニューから Virtual PC を起動すると、バーチャルマシンウィザードの画面が表示されます。

install-vertual-pc-on-windows-vista-201

新規作成なので「バーチャル マシンの作成」を選択します。

install-vertual-pc-on-windows-vista-202

バーチャルマシンの構成ファイルの作成場所を聞かれます。デフォルト設定では、マイドキュメント直下の「My Virtual Machines」フォルダ内に「New Virtual Machine」という名前で保存されてしまいます。

ちょっとこの場所では使い勝手が悪いので、Dドライブ直下に「VirtualPC2007」フォルダを作り「VM_XPpro」と言う名前で構成ファイルを作成することにしました。

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続いてインストールする OS の選択画面です。選択できる OS の種類に懐かしさを感じ、Windows 98 をインストールしたい気分になってきました。でも今回は XP を選択。

install-vertual-pc-on-windows-vista-204

続いてメモリ領域割り当てです。デフォルトでは「推奨 RAM を使用」が選択されています。そのサイズなんと128MB。ちょっと不安なので、手動で512MBを設定しておきます。

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バーチャルハードディスクの設定画面。既存のファイルはないので「新しいバーチャルハードディスク」を選択して次に進みます。(画像はキャプチャのタイミングを誤ったので、実際は下の方を選択しています。)

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先程構成ファイルを作成した場所へ、末尾に「Hard Disk.vhd」と名前がついたファイル名がデフォルト定義されます。サイズは 65536MB と容量としては十分なので、デフォルト設定のまま作成を行います。

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最後に設定した内容の確認画面が出て完了です!

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しかし、完了しても何も起こりません。構成ファイルとバーチャルハードディスクファイルは作成されているようです。

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ここで Virtual PC を再起動することで Virtual PC コンソールなるものが起動します。これでようやく OS のインストールへと手順が進みます。

仮想領域に Windows XP Pro をインストールする

スタートメニューから Virtual PC を起動すると、Virtual PC コンソール画面が表示されます。

install-vertual-pc-on-windows-vista-301

起動すると以下のようなDOS画面が上がります。しばらくすると Boot メディアを入れるか選択するようにと画面が切り替わるので、ホストOS側のドライブにインストールする OS のメディアを入れます。

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メディアを入れた後、Virtual PC 上の DOS 画面にて Enter キーを押すと CD の読み込みが始まり、見慣れたブルースクリーンのセットアップ画面が表示されます。

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インストールは順調に進んでいきます。途中で Virtual PC 上の画面をクリックした時に、そこから出られなくなってしまい、ホスト側のマウス操作ができなくなってしまいました。しかしあれこれキーを叩いていたら、右の Alt キーで抜けるられることが判明しました。

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このままインストールも無事完了し、XP も問題なく起動しました!

若干、マウスの動きに違和感があるような気がしますが、それ以外は特に問題なさそうです。ホスト OS である Vista Home がサポート対象外だったので、途中でエラーになって止まってしまうかと思いましたが、Virtual PC 2007 は順調に動いています。このまましばらく、様子をみてみることにします。

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