スマートフォン用カメラレンズで写真力をアップ!広角レンズは自撮りで効果を発揮する

2016/05/22

スマホがあればデジカメなんて要らない!

そう言い切ってしまえるくらい、スマートフォンのカメラ性能が向上している昨今ですが、皆さんも普段撮りは iPhone や Xperia 等の Android スマホで事足りる機会が多いのではないでしょうか。写真を印刷して楽しむ人が減る一方で、Instagram や Facebook といった SNS への投稿がメインになっているため、よほどこだわった写真を撮らない限りはスマホの性能で十分満足できるのは確かです。

スマホを使うようになってから、写真撮影にハマってしまった人はたくさんいます。もしかしたらこの記事を読んでいる皆さんもその中の1人かもしれませんが、スマホで写真を撮るにあたり、スマホの性能では物足りないと感じたことはありませんか?

例えばインカメラで、自撮りや友達と一緒に写すときに、画角が小さくて全員が収まりきらないとか、近くに寄って撮影したいのにマクロモードが立ち上がらずピントが合わなくて撮影できない等。カメラの性能の限界として、仕方ないと諦めていませんか?

自撮りの場合は「自撮り棒」なる画期的なアイテムもありますが、持ち運びの便が悪いです。ハイアングルから撮るには必需品ですが、セッティングするのも意外と面倒です。

今回紹介するスマートフォン用レンズを利用すれば、これらの問題を簡単に解決してくれるかもしれません。一眼レフカメラのレンズを交換するようなイメージで、スマホにも各能力に特化したレンズを付けてしまう画期的なアイテムです。価格は1,000円くらいからラインナップがあります。

スマホ用のレンズと聞いて何となくイメージはできても、どういった用途に使うのか分からない人が大半ではないでしょうか。実際にサンプル写真も交えて、どんなレンズがあって、どのような撮影ができるのかご覧いただきましょう。

レンズに関する簡単な基礎知識

スマホ用レンズはクリップ式のものが多く売られています。レンズの上にはめ込むことで、アウトカメラ・インカメラのどちらにも対応しており、またスマホの機種に問わず利用できるものが多いのが特徴です。まずはレンズの種類から見ていきましょう。

交換レンズにはどのような種類がある?

大きく分類すると、レンズの種類は4つに分かれます。レンズの種類と特徴は次の通りです。

広角レンズ(ワイドレンズ)

撮影時の画角が広がるレンズです。画角とは、カメラのレンズに対して何度までの角度が撮影範囲になるかを表したものです。次の図を見てください。

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左が画角の狭いイメージ、右が画角の広いイメージです。同じ距離の対象物を撮影する場合、画角が広いレンズで撮影した方が、カメラに写り込む範囲が広くなるというわけです。

裏を返せば、画角が狭い方が被写体を大きく写すことができます。この広角レンズは画角を広げるために用いるレンズとなるので、自撮りの際に利用すれば、かなり広い範囲をカバーできるようになります。

マクロレンズ

接写用レンズと言っても良いでしょう。より近くで撮影すればするほど、写真に写る画としては大きくなります。ただ、スマホを含めどんなレンズにも最短撮影距離なるものがあります。つまり、撮影時に一番近付いて撮れるのはここまでですよと定義しているものです。

例えば僕が使っている Xperia Z3 Compact は、おおよそ 7cm くらいまで被写体へ近寄ることができます。これ以上近くに寄ると、ピントが合わなくなります。ここでマクロレンズを利用すれば、更に近くまで寄ることができると言うわけです。

なかなか接写で大きく写す機会はないかもしれませんが、このような仕組みになっている点はご理解いただければと思います。

魚眼レンズ

イメージだと、周りが丸く写るレンズではないでしょうか。名前の通り、魚の目のようにレンズ表面が丸みを帯びている特徴があります。特徴としては広角レンズより更に広い範囲をカバーできるレンズとなります。極端に言えば左右含め 180度の画角で撮影できてしまうレンズも存在します。

しかし丸みを帯びている都合上、レンズの端にいけばいくほど歪みが生じます。直線的なものを撮影しても、曲がっているように写ります。

普段の写真撮影と違った、一味加えた画を撮りたい時に利用するレンズと思ってください。スマホの場合、カメラアプリから魚眼レンズ風に撮影することもできますが、画角の広さを考えると魚眼レンズを付けた方が、間違いなく面白い写真になると思います。

望遠レンズ

こちらについては説明不要ですね。ズームに特化したレンズです。高額なものになれば、ズーム調整できるものもあります。ただ、なんでもかんでもズームすれば良いわけでなく、スマホならではのデメリットもあります。

ズーム倍率が高くなればなるほど、手ブレを起こしやすくなります。手元が少し動いただけで大きくブレてしまいます。一般的なカメラで望遠撮影する際は、必ず三脚を使ってカメラを固定して撮影を行います。流石にスマホで撮影するために三脚を持ち歩くのもかっこ悪いので、スマホで利用するには利便性はあまり高くないでしょう。

スマホ用レンズを使って撮影してみた

言葉だけでは伝わりにくいところもあるので、実際に撮影した写真を見て確認してみましょう。撮影機材は次の通りです。

カメラXPERIA Z3 COMPACT
撮影方法マニュアル設定による手持ち撮影
・ 解像度:8メガピクセル
・ HDR: OFF
・ 手ブレ補正: なし
・ ISO: 自動
レンズオウルテック OWL-MALENS01-RE

スマホ用レンズは1,000円ちょっとで買える、価格帯としては安い方のレンズセットで望遠レンズは付属していません。レンズを入れる小さな巾着袋も付いているので、持ち運びも楽です。

実際にスマホへ装着すると、このような感じになります。XPERIA の背面は平らなので、レンズの位置を合わせるのがちょっと大変です。余談ですが、この写真は一眼レフ (Canon EOS 70D) で撮影しています。

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通常時 – スマホ用レンズ未使用

まずはベースとなるカメラ本来の性能のみで撮影した写真になります。いかがでしょうか。

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毛並みの感じもしっかりと写っています。日光が当たっていれば、もう少し良い色合いで撮れたのですが、室内撮りではこれくらいが限界です。

ワイドレンズ使用【倍率 0.67】

続いて広角レンズ(ワイドレンズ)を装着して撮影しました。先程と同じ位置から撮った写真になります。

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安物レンズなので、端にケラレ ―― 隅に出ている黒いやつ ―― が発生してしまいました。ただ、先程の写真よりもかなり広い範囲をカバーできているのが分かるでしょうか。こちら写真サイズが 4:3 なのでケラレが目立ってしまいましたが、一般的なスマホの画面サイズである 16:9 のサイズで撮影すれば、あまり気にならない程度で収まります。

また、インカメラの方がレンズサイズは小さいので、そちらへ装着するとケラレはほとんど写らなくなります。自撮りの際に画角が広がると大勢いてもフレーム内に収まるので、自撮り頻度が高いユーザーには是非使ってもらいたいレンズですね。

どうしてもケラレが気になるようであれば、トリミング加工をするか、あとはスマホのカメラレンズに合わせて、少し高くてレンズが大きいものを購入すると解消します。

魚眼レンズ使用

4:3 のサイズで撮影すると、ご覧の通り綺麗に丸く抜かれた画になりました。

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広角レンズとくらべても、更に広い範囲が対象になっていることが分かります。また円の中心から離れれば離れるほど画像が歪んでいるのも見受けられます。これはまさに魚眼レンズの特徴です。

結構好き嫌いの出るレンズなので、ちょっと変わった写真を撮りたいと思った時に使ってみてください。

マクロレンズ

まずは接写せずに、先程と同じ距離から撮影してみます。

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カメラ機能が壊れたと思うくらい、全くピントが合いません。そうなんです、これがマクロレンズなのです。では一体どこまで近寄ればピントが合うのか、出来る限り近寄って撮影をしてみます。

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わかりますか?ダッフィーの鼻のアップ写真です。(笑)撮影距離はなんと 2cm です。鼻以外の部分にはピントが合っていませんが、鼻先に付いた毛までしっかりと写っています。

一般的なカメラのマクロレンズでは、花や昆虫を撮る機会が多く、こちらと同様に背景がボケているのが特徴です。スマホ用のマクロレンズは、相当近付かないとピントを合わせられないので、使用頻度はかなり低いレンズになります。

だからと言ってマクロレンズが不要と言うわけではなく、通常スマホ用レンズはマクロ用レンズにもう一枚レンズを噛ませて、広角レンズ(ワイドレンズ)にしていることが多いので、このレンズが無いと使い物になりません。

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このバラバラのレンズをくっつけてあげることで、広角レンズとしての役割を果たします。普段はこの2枚のレンズをくっつけたまま使用するので、必要な時にワイド用を外してマクロ撮影をする流れになります。

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魚眼レンズは、これとは別に付属しています。レンズは土台のクリップへ付け外しすることで、交換できます。なかなかホールド力の高いクリップなので、撮影中に緩んで落ちるような心配はありません。しかし、ちょっとぶつかっただけでズレてしまうので、そこは仕組み上しょうがないものとご理解ください。

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以上、スマホ用レンズの紹介でした。レンズを使うことで撮影できる幅が大きく変わるので、是非これを機にレンズを使った撮影に挑戦してみてください。それでは楽しいカメラライフを!

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気力・体力勝負なシステム業界のエンジニアを経て、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。目指すところへの道のりは険しいですが、自分が自分らしくあるために、一歩ずつ進んでいきます!

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