【コスパ重視】おすすめ microSD カード!選び方は用途に合わせた容量と転送速度で決まる!

更新日: 公開日:2018/01/23

記録媒体としてマイクロSDカードを選ぶ際、何でも良いからと値段で決めてしまうのは良くありません。その主な理由は次の通りです。

microSD カードを値段だけで選んではいけない理由

  1. 利用する機器の性能を最大限に活かせなくなることがある
  2. データ使用量の見積もりが甘いと、容量不足で書い直しを強いられる
  3. 品質が悪いとデータが消えるリスクを伴う

つまり値段で選ぶと、どうしても安い製品にひかれてしまうため、本来必要とすべき性能を持った SD カードを買い損じてしまうことが懸念されるのです。

だからと言って、値段が高ければ良いわけでもありません。性能過多であれば無駄遣いした買い物になる上、場合によっては SD カードリーダーの買い替えを強いられることもあります。

必要な性能を決めて値段や口コミで判断するのがベスト

microSD カードの選び方のポイントは、利用目的の製品に対してどのくらいの性能が必要であるかをきちんと把握しておくことが大切です。

例えばスマートフォン用や、タブレット用、カメラ用、ゲーム用など、目的が異なれば求められる性能も変わってきます。性能が決まって、そこでようやく値段を確認したり口コミの情報を細かくチェックして、購入対象の製品を決めましょう。

microSD カードの性能とは?

microSD カードによって能力差が出るポイントが「転送速度」です。つまりデータ書き込み速度データ読み込み速度の数値が、microSD カードの性能になります。

性能差は書き込み速度に現れる

値段により多少の差はあるものの、読み込み速度に関してはそれなりの性能を持ったものが多いため、余程安いものを選ばない限り用途に合わないようなことはありません。一方で、書き込み速度は microSD カードによって差が出るポイントになります。

つまり、書き込み速度を意識した製品選びをすれば良いのです。では microSD カードを性能の観点から選べるように、どのような規格があるのか仕様の面から確認していきましょう。

microSD カードの種類

micorSD カードの種類

microSD カードの表面にはロゴが記載されています。これは SD カードの規格を表すものです。購入時にはあまり意識する必要が無いため、どのような種類があるのかだけ抑えておきましょう。

規格ロゴ特徴
SDmicroSD ロゴ最大容量 2GB まで。ファイルシステムは FAT12 or FAT16 に対応。
SDHCmicroSDC ロゴ最大容量 32GB まで。ファイルシステムは FAT32 に対応。
SDXCmicroSDXC ロゴ最大容量 2TB まで。ファイルシステムは exFAT に対応。

要するに SD カードの容量に関する規格だと考えてください。現在の主流は SDHC もしくは SDXC です。

性能を決めるスピードクラス

SDカードのスピードクラス

重要なのはここからです。SD カードの性能を司る規格がスピードクラスになります。この規格では最低保証レート、つまりどれだけ転送速度が出るのか最低限保証するものを定義しています。これらのロゴも microSD カード上に記載されています。

スピードクラスの記載例

それぞれのクラスが併記されていることもあれば、単独で記されている場合もあります。規格は古くからあるスピードクラス、そして UHS スピードクラスと続き、ビデオスピードクラスが最も新しい規格になります。名前の通り、動画撮影において、性能値として参考になるクラスです。ビデオスピードクラスは比較的新しい規格であるため、まだ記されていない SD カードが多く存在します。

なおこれらのクラスが併記されている場合は、最も速度がある最低保証レートで判断して構いません。

スピードクラスの規格

クラスロゴ最低保証レート
Class 2speed-class-2-logo2MB/秒
Class 4speed-class-4-logo4MB/秒
Class 6speed-class-6-logo6MB/秒
Class 10speed-class-10-logo10MB/秒

クラス 10 であっても保証レートが 10MB/秒 しかありません。この数値は、フルハイビジョンの動画がギリギリ撮影できるかどうかのラインになります。そしてクラス 10 未満であれば、最新機器に対してほぼ使い物にはなりません。

UHS スピードクラスの規格

クラスロゴ最低保証レート
Class 1UHSスピードクラス1ロゴ10MB/秒
Class 3UHSスピードクラス3ロゴ30MB/秒

UHS スピードクラスでは、更に上位の最低保障レート 30MB/秒 が定義された規格が用意されています。4K や 8K などの高解像度な動画を撮影しない限り、UHS スピードクラス 3 があれば、どのような機器でも使い勝手が良いと言えます。

ビデオスピードクラスの規格

クラスロゴ最低保証レート
V6ビデオスピードクラス6ロゴ6MB/秒
V10ビデオスピードクラス10ロゴ10MB/秒
V30ビデオスピードクラス30ロゴ30MB/秒
V60ビデオスピードクラス60ロゴ60MB/秒
V90ビデオスピードクラス90ロゴ90MB/秒

2016年に定められた規格で、4K や 8K の高解像度の動画を撮影するために必要な性能が判別できるようになりました。クラスがそのまま転送スピードを表しているので、性能を判断しやすいのが特徴です。

2017年に販売された製品あたりから、ビデオスピードクラスが記載される製品が増えてきました。V30 以上であれば、動画撮影中に処理しきれなくてエラーが発生するような心配もありません。

スピードクラスとビデオフォーマットの対応関係

上位の書き込み速度を意識する必要があるのは、主に動画撮影時です。撮影したい動画の画質によって、選択すべきスピードクラスが決定します。

スピードクラスとビデオフォーマットの対応関係

それぞれのビデオフォーマットに対応するスピードクラスに幅があるのは、使用する機種によってビットレート(1秒あたりのデータ量)が異なるためです。例えば、スマートフォンで 4K 撮影できる機種があってもノイズが出てしまい、本格的な 4K ビデオカメラには画質が劣ります。高画質であれば同じ 4K でもビットレートが大きくなります。

つまり機種によってはフルハイビジョンの動画を撮るために 30MB/秒 必要だったり、4MB/秒 でもどうにか撮影できたりすることがあるのです。利用する機種の性能を最大限に活かすためには、きちんと適した SD カードを利用することが重要なのです。

性能の最大値を定めたバスインターフェーススピード

バスインターフェーススピード

スピードクラスでは最低保障レートが定義されていましたが、その一方で最高書き込み速度を定義したのがバスインターフェースです。ただしここで定義されるのはあくまで理論上の話で、いくら利用する機器の性能が良くても microSD カード自体がそこまでの能力を発揮できないことが大半なので、参考値として捉えておきましょう。

ローマ数字で定義されたバスインターフェースは、スピードクラスと同様に microSD カード上に記されています。

microSD バスインターフェースの記載

バスインターフェース単独で記載されることはなく、必ず最低保証レートが記されたスピードクラスとセットになっています。

バスインターフェーススピードの規格

バスインターフェースロゴ最大転送速度
定義なし25MB/秒
UHS-Ⅰバスインターフェース1ロゴ104MB/秒
UHS-Ⅱバスインターフェース2ロゴ312MB/秒
UHS-Ⅲバスインターフェース3ロゴ624MB/秒

元々2010年に制定された規格で、2017年に UHS-Ⅲ が追加されました。これで高画質動画に限定されず、VR のような読み込むデータ量が多いデータも安心して処理できるようになりました。

ただ micorSD カードで UHS-Ⅲ は余剰な性能であるため、しばらくはノーマルの SD カードに適用した製品がメインになるでしょう。

それではこの規格を踏まえて、用途に応じたおすすめの microSD カードを紹介していきます。

【目的別】おすすめの性能

まずは用途に応じて、どの性能を持った microSD カードを購入するか検討してみましょう。

Android スマートフォン・タブレットで利用する場合に必要な性能

  • UHS スピードクラス 1 or 3
  • UHS-Ⅰ 以上
  • 容量は 32GB 以上

モバイル機器はカメラ性能にも限界があるため、4K 撮影に対応していても高速処理できる性能は不要です。それでも一部のアプリデータが microSD カードに保存されるので、データ転送速度は速いほうが望ましいです。

また microSD カードで最も容量を使うのがメディアデータです。頻繁に写真や動画を撮影する人であれば、32GB では物足りません。また音楽データを取り込む場合も、64GB 以上あると安心です。

おすすめの microSD カード

GoPro やドローン等のビデオカメラで利用する場合に必要な機能

  • UHS スピードクラス 3
  • ビデオスピードクラス V30 以上
  • UHS-Ⅰ 以上
  • 容量は 64GB 以上
  • 防水性能があると良い

32GB だと 4K 撮影で約1時間、フルハイビジョン撮影でも約2時間ほどしか撮影できません。64GB でもその倍の時間しか撮影できないため、紛失と破損のリスクを考慮して 64GB の microSD カードを複数枚持ち歩く人が多いです。

ウェアラブルカメラでの利用においては、万が一に備えて防水性能もチェックしておきましょう。(大半の製品は防水性能を持っています。)

おすすめの microSD カード

ドライブレコーダーで利用する場合に必要な機能

  • UHS スピードクラス 1
  • UHS-Ⅰ
  • 容量は 32GB 以上
  • 書き込み頻度の耐久性が高いもの

ドライブレコーダーは高画質撮影するわけではないので、それほど高い性能は求められません。その代わりに、常にデータを書き込む機器であるため、物理的なものではなく機能面での耐久性が高いものが求められます。書き込み速度は 20MB/秒 を目安に探すことをおすすめします。なお、撮影時間に対する容量は小さいので、32GB でも十分です。

おすすめの microSD カード

Nintendo Switch・3DS で利用する場合に必要な機能

  • UHS スピードクラス 1 以上
  • UHS-Ⅰ 以上
  • 容量は 64GB 以上

Nintendo ライセンス商品に基づく性能を掲載しました。ゲームはプレイ中に大容量の書き込みが発生しないので、あまり性能は求められません。ただしダウンロードするゲームのサイズが、大きいもので 20GB 近くになるため、大容量タイプを選ぶことをおすすめします。値段は安くても 128GB のものを優先すると良いでしょう。

おすすめの microSD カード

おすすめ microSD カード

それでは上記の必要な性能を踏まえて、おすすめの microSD カードを紹介していきます。

Samsung microSDXC カード EVO Plus

  • UHS スピードクラス 3(32GB モデルは 1)
  • UHS-I 対応
  • 最大読込速度 100 MB/秒(32GB モデルは 95 MB/秒)
  • 最大書込速度 60 MB/秒(32GB モデルは 20 MB/秒)
  • 防水・海水対応、耐温度、耐磁、耐X線
  • 保証期間10年

2018年1月現在、どの観点から見てもコストパフォーマンスが抜群の SD カードです。32GB モデルと 64GB モデルで性能差があるのでご注意ください。

なお 64GB モデルであれば、読込み速度・書込み速度はどちらも最大速度に近い数値が得られます。

余談ですが、僕がメインで使っているのが EVO Plus の 64GB モデルです。Android スマホ、Fire HD タブレット、アクションカム等、最近は新商品を購入すると 64GB の microSD もセットで注文するほどのヘビーユーザーです。用途を問わず使いまわせる性能を持ち、耐久性も高く、モデルチェンジ後は Transcend を抜いて Amazon 人気 No.1 の座を勝ち取った最強の SD カードです。

おすすめポイント
  • 64GB モデルは何でも使えるオールマイティー
  • 64GB モデルは 4K 撮影にも使える
  • 売れ筋商品で安定して価格が安い
  • 買い増しのリピーターが多い
  • 迷ったら時はこれを選べば間違いなし

Transcend microSDXCカード

  • UHS スピードクラス 1
  • UHS-I 対応
  • 最大転送速度 60 MB/秒
  • 無期限保証期間

次点でおすすめできる万能 microSD カードがこちらです。数年前までは Transcend が最強の SD カードでしたが、性能アップの伸びが甘く人気を奪われてしまいました。時期によって値段の変動があるため、一概には断言できませんが、Samsung Evo Plus よりは安く売られていることが多いです。その代わりに性能も劣るため、性能が低くなっても安く買いたい人に最適です。

僕は Nintendo Switch 用に 128GB モデルを利用しています。Minecraft のようにダウンロード販売のみしか行っていないソフトもあるため、大容量タイプを1枚持っていると安心です。ゲーム用はソフトにもお金が掛かるので、価格重視で選んでも大丈夫です。

なお最大書込み速度は仕様として明記されていませんが、実測で 30 MB/秒 あたりが平均値となります。

おすすめポイント
  • Samsung には劣るがオールマイティー
  • 数年前までは人気 No.1
  • 無期限保証が付いているので壊れたら交換できる
  • 性能・価格の条件を下げた場合の選択肢の1つ

Transcend 高耐久 microSDHCカード

  • UHS スピードクラス 1
  • MLC フラッシュ搭載
  • 最大読込速度 21MB/秒
  • 最大書込速度 20MB/秒
  • 保証期間2年

書き込みの形式に採用された MLC フラッシュメモリーは、メモリーセルに書き込む情報が一般的なものより少なく、度重なるデータの書き換えに強い構造になっています。

つまり常時書き込みが生じる、ドライブレコーダーや監視カメラ用として最適な SD カードとなっています。なお機種によっては上限 32GB までしか対応していないので、事前に対応している容量を確認するようにしましょう。

おすすめポイント
  • 高耐久の SD カードとしての信頼度が高い
  • 不要な性能を載せず価格を安く抑えている
  • 常時利用であるのに保証期間が2年もある

Samsung microSDXC カード Pro Plus

  • UHS スピードクラス 3
  • UHS-I 対応
  • 最大読込速度 95MB/秒
  • 最大書込速度 90MB/秒
  • 防水・海水対応、耐温度、耐磁、耐X線
  • 保証期間10年

Samsung マイクロ SD カードの最上位クラスである Pro+ シリーズです。最大読み込み速度が 90MB/秒 と速く、4K 動画の撮影にも最適です。

これだけの性能を持ちながらも、実売価格がかなり抑えられているのも嬉しいポイントです。

おすすめポイント
  • 性能は高性能でも実売価格が安い
  • 日本サムスン正規品で保証がしっかりしている
  • 4K はもちろんのこと 8K 動画の撮影にも対応

シリコンパワー microSDXC カード Elite

  • UHS スピードクラス 1
  • UHS-I 対応
  • 最大読込速度 75MB/秒
  • 最大書込速度 15MB/秒
  • 無期限保証期間

大容量でも値段が安いのが特徴ですが、書き込み速度が遅いため用途が限られます。おすすめの用途は Nitendo Switch 等のゲーム機用です。Switch はセーブデータが本体に保存されるため、仮に microSD カードが破損しても再ダウンロードして復元できるため、大事なデータが消えることはありません。

前述の Transcend 128GB の方が個人的にはおすすめですが、価格がネックになっているのであればシリコンパワーも選択肢の1つとしてお考えください。

おすすめポイント
  • 128GB でも値段が安い
  • 高性能を求めない機器の利用に最適

並行輸入品などの海外製品の購入にはご注意を

今回おすすめの microSD カードを紹介する上で、性能は満たしていても並行輸入品や海外パッケージ版であるため、対象から除外した製品があります。

これらは日本国内において保証が受けられない製品です。SD カードはいくら信頼の高いメーカーの製品を購入しても、数ヶ月で故障してしまう製品がまれに含まれています。初期不良による交換期限が切れた場合は、通常サポートによる保証で交換してもらうことになるので、海外用に作られたものを購入するのはおすすめできません。

上記で紹介した製品は、全て保証がしっかりしているので安心してお選びいただけます。

以上、おすすめの microSD カードのご紹介でした。

このブログの運営者

NJ

元システムエンジニアから、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。このブログでは、困ってたどり着いた人に、分かりやすく答えを提供できるように心掛けています。

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