Surface Laptop 5 レビューと機能紹介。高コスパで選択肢の幅が広い。高性能な第12世代 Intel 搭載13.5インチ/15インチPC

更新日: 公開日:2022/12/08
Surface Laptop 5 実機レビュー!高コスパで選択肢の幅が広い。高性能な第12世代 Intel 搭載13.5インチ/15インチPC

新型 Surface は秋の Laptop シリーズから始まる。

2022年度も例年通り、新型の Surface Laptop 5 から発売が開始されました。標準的なノートパソコンでありながらも洗練されたデザインで、多くの人を虜にしてきた Laptop シリーズ。5世代目となる同端末は、CPU から Ryzen が排除され全て Intel 製になりました。

小型の 13.5 インチ、抜群の使いやすさを誇る 15 インチと、2種類のサイズが用意されている同モデル。

Microsoft
カラープラチナ、セージ、ブラック、サンドストーン
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
Microsoft
カラープラチナ、ブラック
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB

CPU を Intel 製に共通化することで基本的な性能はほぼ同じとなり、構成選びが簡単になりました。ここでは使用感や使い心地などを、実機の機能とともにレビュー形式でお送ります。

僕自身は2017年から Surface Pro シリーズを愛用しているユーザーです。いち Surface ユーザーとしての視点も踏まえて、初めて Surface シリーズを利用するユーザーにもわかりやすく紹介していきます。

目次

Surface Laptop 5 の特徴と使用感

Surface Laptop 5 15インチと13.5インチ

今回レビューする端末はこちら。

Surface Laptop 5
画面15インチ13.5インチ
本体カラーブラックセージ【新色】
CPUIntel 第12世代
Core i7-1255U
Intel 第12世代
Core i5-1235U
容量512 GB512 GB
メモリ8 GB8 GB
重量1,556g (実測)1,312g (実測)

細かい仕様などのカタログスペックは、公式サイトをご確認ください。この記事を一通り読めば Surface Laptop 5 がどのような端末なのか理解できるように、ここでは Surface Laptop 5 の機能を解説しながらも、ユーザー視点でのレビューを行っていきます。

Surface Laptop 5 の特徴

Surface Laptop 5 セージ タイピング

  • 13.5インチ、15インチと2サイズ展開
  • 最新の第12世代 Intel CPU を搭載【高性能】
  • 画面の縦横比は3:2【使いやすい】
  • 画面はタッチ操作に対応
  • 専用のペン型デバイス (別売) が使える
  • OS は Windows 11 Home
  • Office Home and Business 2021 付属
  • バッテリー駆動時間は実測で約15時間
  • 本体カラーは5色
  • Alcantara、またはメタル素材のキーボード
  • Laptop Go シリーズ採用の [A][あ] キーは非搭載
  • 顔認証による生体認証が可能
  • 指紋認証には非対応
  • USB-C は Thunderbolt 4 に対応
  • 歴代モデルに続き USB-A も標準搭載
  • 3.5mm ヘッドホンジャック付き

機能や性能から評価すると、Surface Laptop シリーズは総合的にコスパの高い Windows マシンになっているのが特徴です。スタンダードなノートパソコンでありながらも、幅広いユーザー層が使える性能を持っているのが最大の評価ポイントです。

ビジネス用途においては、選択して間違いない端末の1つです。また性能が大きく向上した第12世代 Intel Core i シリーズ搭載により、大学生の場合でも4年間は問題なく使えるくらいのスペックを持ち合わせています。

Surface Laptop 5 で何ができる?

Surface Laptop 5 にペンデバイスで入力する

最新の CPU 搭載により基本的な処理性能は高く、Surface Laptop 5 は多くの用途において快適に使える端末です。

専用のグラフィックボードは搭載していません。3D グラフィックスの処理やゲームをやるには不向きです。しかしそれ以外の一般的な用途においては、問題なく動きます。画像処理、写真現像、動画編集も可能です。

用途可否備考
Web閲覧画面遷移、スクロールもサクサク動く
動画閲覧4K の映像でも遅延なく快適に視聴可能
事務処理Office 2021 付属、大型ファイルも問題なし
プログラミング光沢液晶が気にならないなら◎
写真現像Adobe のソフトを使うなら Core i7 16GB 推奨
動画編集性能が高いパソコンのほうが快適、CPU は Core i7 推奨
ゲームMinecraft のような軽めなゲームはプレイ可能
イラスト制作画面の角度がフラットにならず、Surface Pro 9 推奨
3Dモデリンググラフィックボード必須

もしグラフィックス関連のアプリを使いたくてパソコンを選んでいるなら、専用のグラフィックボードを搭載した Surface Laptop Studio を推奨します。CPU では追いつかない処理はグラボで解決する。これまでの Surface シリーズの機能を全て踏襲した1台になっています。

Surface Laptop Studio ステージモード

レビュー記事、こちらからどうぞ。

美しいアルミボディーの筐体

Surface Laptop 5 13.5 インチ / セージ・背面

口コミなどを見ると Surface シリーズのユーザーの多くは、外観で選んでいる傾向が高いように思えます。Surface Laptop のアルミ削り出しボディーは、シリーズ発売当初からデザイン面で大きな注目を集めました。

無駄な装飾がない、シンプルで美しい端末。

フラットな天板は Surface Laptop シリーズの特徴であり、本体が吸い付くように閉じる様はとても品があります。本体デザインは過去のモデルを踏襲しているため、外観だけではバージョンを見分けることはできません。

Surface Laptop 5 本体を閉じた様子

でも外観だけでなく、きちんと性能も満足できるレベルに達しているのが Surface のすごいところ。

本体の背面には排気口があります。ドキュメント作成など、通常時はファンの音が気にならないくらい静かです。さすがに CPU 使用率 100% の状態が続くと本体が熱くなりファンがフル回転するものの、耳障りなほどの音量ではありません。

Surface Laptop 5 背面の排気口

Surface Laptop 3 以降は、端子類含め全く同じ外観をしています。初代から基礎となる筐体デザインが変わらないのは、それだけプロダクトとして仕上がってる証とも言えるでしょう。

キーボード面の素材は2種類

13.5 インチモデルの【プラチナ】カラーのみ、キーボード面は Alcantara 素材を用いた仕上がりになっています。高級外車の内装にも用いられる素材で、耐久性があり汚れにくい特徴を持っています。

Surface Laptop 4 キーボード面のアップ

その他のモデルは、全てアルミボディーです。Alcantara は利用者によって好き嫌いが分かれる素材でした。もしかしたらユーザーの要望から、13.5 インチモデルも各種メタル素材にそろえてきた可能性も推測されます。

Alcantara 素材を好んで使っていたユーザーにとっては、残念な仕様変更かもしれません。しかしその一方で、メタルデザインを求めていたユーザーにとっては待ち望んでいた対応です。

1枚目が 15 インチモデル、2枚目が 13.5 インチモデルのキーボードです。

Surface Laptop 5 15インチモデル キーボード面

Surface Laptop 5 13.5インチ【セージ】キーボード面

キータッチは柔らかめ。ストロークはノートパソコンの標準的な深さ。長時間タイピングしても疲れにくいです。

キーの感触は人それぞれ感じ方が違うため、言葉だけじゃ伝わりにくいかもしれません。できれば実機を触ってみて欲しいのですが、総合的な評価は非常にタイピングしやすいキーボードです。僕は仕事がら様々なパソコンに触れていますが、Surface シリーズのキーボードはかなり好みですね。

タッチパッドは手前側が物理的にクリックできるスイッチ式。2本指スクロール、3本指スクロールに対応しています。

Surface Laptop 5 のタッチパッドを操作する

Surface Laptop Go や Surface Laptop Studio で採用された [A][あ] キーは搭載していません。これまで通りの [変換][無変換] キーがスペースキー横に配置されています。

キーボードも歴代モデルと同じものを採用。そろそろタッチパッドのサイズを大きくするか、触感フィードバックに変えるといった進化が欲しいところ。

タッチパッド操作が苦手な方は、好みのマウスをご用意ください。僕が使っているのは Microsoft のモダンマウスです。薄型でポーチに入れて携帯しやすい形状をしています。人によっては高さが低く使いにくいかも。

Surface モバイルマウス グレイシア

スクロールホイールは金属でできています。とてもシンプルなデザインで、色違いで2台持っているほどお気に入りのマウスです。

Microsoft
カラーグレイシア(白)、サファイア、フォレスト、ブラック、他

持ち運ぶならギリギリ許容範囲か?!

重量は実測値で 13.5 インチモデルが 1.31kg、15 インチモデルが 1.55kg と一般的なノートパソコンと同じくらいです。

Surface Laptop 5 重量

携帯性を重視して 13.5 インチを選ぶか、画面の大きさで選んで重さを我慢するか、利用する立場によって機種の選び方は様々です。頻繁に持ち出すなら、圧倒的に軽いほうが便利です。でも広い作業領域を求めるなら、画面サイズで選びたいですよね。

重量的に 1.5kg くらいなら、ギリギリ持ち運べる大きさです。デスクから会議室に移動するくらいの距離感であれば 15 インチでも全く問題ないですが、外出を伴う移動には少しストレスになります。

Surface Laptop 5 のサイズ A4用紙と比較する

もしコンパクトさを重視してパソコンを求めているなら、12.4 インチで重量 1.1kg の Surface Laptop Go 2 も選択肢の1つになるでしょう。CPU に Core i5 を搭載しているおかげで、性能も十分に高いです。

Surface Laptop Go 2 は顔認証がなく、生体認証は指紋認証に対応。そして Surface ペンに対応していないなど、機能が絞られている点は要注意。ただ価格が抑えられるメリットもあり、パソコンの用途がはっきりしているユーザーにとっては最もコスパの高い端末の1台として人気があります。

また高い性能かつ携帯性に優れた端末を望んでいるなら、圧倒的に Surface Pro 9 をおすすめします。Surface シリーズの中で一番人気のある機種であり、パソコンとしてだけでなくタブレットとしても使えるのが最大の特徴です。

本体だけなら887g、キーボードとセットで約1.18kgです。そして本体の厚さは、キーボードと合わせて実測値で 1.5cm と、書類のように手軽に持ち運べるサイズに仕上がっています。

Surface Pro 9 新色サファイアのボディー

持ち運ぶ機会がないのであれば、画面の大きい 15 インチのほうが快適に使えると思います。後で紹介する外部ディスプレイへ接続する想定なら、その限りではありませんが。

画面は3:2の光沢液晶、タッチ操作できる

テレビを含む一般的なワイドモニターは 16:9 です。ここ数年くらい、一部のノートパソコンで縦の領域を増やした 16:10 の端末も増えてきました。

しかし Surface Laptop 5 では、さらに縦に領域が広い3:2の比率が採用されています。計算すると、だいたい 16:10.7 くらい。ワイドモニターより縦に 19% も広いです。これは Surface シリーズ全の機種の特徴であり、僕が Surface を支持する理由の1つでもあります。

Surface Laptop 5 の画面比率は3:2

1つの画面に収まる情報量が多いおかげで、高い作業効率を維持できるのが大きなメリットです。Web サイトの閲覧ですら、普通のワイドモニターより見やすいと感じています。

僕の主な用途である Excel や Word 等での事務作業から、VSCode でのプログラミング、ブラウザ上での Web サイト更新に至るまで、外部ディスプレイに出力しなくても Surface 1台だけでかなり快適に処理できます。

画面の解像度は次の通り。縦の実質解像度は 1,000px を超えています。

13.5インチ15インチ
解像度2256 × 1504 px2496 × 1664 px
表示倍率150%150%
実質解像度1504 × 1002 px1664 × 1109 px

13.5 インチ、15 インチ、どちらも表示される文字の大きさは同じ (PPI が同じ) です。

持ち運びを重視するか、作業領域の情報量を重視するか。ここが画面サイズを選ぶ上でのポイントになります。

ディスプレイはガラスで覆われた光沢の液晶を採用。解像度が高くとても鮮やかに色表現してくれるので、写真の現像や動画編集にも向いています。その反面、角度によっては画面に反射しやすく、好みが分かれるポイントです。

なお Surface シリーズに非光沢の液晶はありません。なぜならディスプレイがタッチ操作に対応しているためです。スマホ画面が非光沢でないのと同じ理由だと思ってください。ガラスで覆われた液晶でないと、滑らかに指で操作できなかったり、画面についた手の脂などが拭き取りづらくなってしまいます。

表面がガラスのため、このように手の影もはっきりと映り込みます。

Surface Laptop 5 の光沢ディスプレイが反射する様子

反射が気になるようであれば、タッチ操作に対応したパソコンは不向きかもしれません。(反射防止保護フィルムを貼る方法もあります)

僕にとっては画面上のものを直感的に処理する際に欠かせない機能であるため、タッチ操作はとても重宝しています。画面の反射については、購入当初 (初めて Surface Pro を買った5年前) 少しだけ気になった記憶はありますが今はもう慣れました。

Surface Laptop 5 をタッチ操作で動かす

タッチ操作できて Office 付いて、最新の Core i5 もしくは i7 搭載で15万円からランナップがある端末。かなり優秀な Windows PC だと思います。

ペン型デバイスに対応

画面はタッチ操作だけではなく、専用のペン型デバイスも利用できます。新型のスリムペン (画面上) と、サーフェスペン (画面下) に対応。

Surface Pen と Slim Pen

新型のスリムペンは充電式です。ただ Surface Laptop 5 では充電ができません。別途充電器を購入するか、電池式のサーフェスペンを利用するかのどちらかになります。

Surface Pro 9 や Surface Laptop Studio であれば、本体にくっつけて充電できます。

画面が 165°まで開く Surface Pro 9 と異なり、Surface Laptop 5 は大きく画面を倒すことができません。そのためペン型デバイスを使っても、そこまで利便性は実感できないと思います。

多くのユーザーにとって、Surface Laptop 5 を利用する上でペン型デバイスがなくても全く問題ありません。僕は赤入れするような直感的な作業において、手書きで文字入れするために利用していますが、作業のしやすさは Surface Pro シリーズに軍配が上がります。

Surface Laptop 5 にペン型デバイスで文字を書く

公式サイトの【Surface Laptop 5 お得なまとめ買い】の対象品目に Surface ペンが掲載されていることから、公式ではサーフェスペンの利用を推奨していると思われます。

端子類は少ないが万能な USB-C 搭載

本体の右側面には、専用の充電端子 Surface コネクタを配置。左側面には 3.5mm ヘッドホン端子、USB-A 端子、そして Thunderbolt 4 対応の USB-C 端子を配置しています。

13.5 インチ、15 インチどちらも端子の構成は同じです。

Surface Laptop 5 右側面の端子

Surface Laptop 5 左側面の端子

USB-C 端子は Power Delivery に対応し、45W 以上のアダプターで充電(詳しくは後述)できます。また、USB-C 入力に対応した外部ディスプレイへの出力も可能です。なお Thunderbolt 4 対応により、別途ハブを用意すれば同時に2面まで外部ディスプレイ出力できます。

この USB-C 端子は万能であるものの、1つだけしか付いていないため使い勝手は悪いです。昔ながらの USB-A 端子があっても、USB-C の利便性には敵いません。もちろん、USB-A が役立つ場面も多々ありますが。

昨今はノートパソコンを使いやすくするために、USB-C 接続のドッキングステーション等を用いるのが一般的です。おすすめは Anker のマルチハブ。これは本当に有能です。有線 LAN ポートやフルサイズ HDMI 端子、SD カードリーダーといった、あると便利な機能をこれ1台で拡張できます。

マルチハブは USB-C の映像出力機能がないため、外部モニターとは HDMI 接続になります。

専用充電用アダプター、接続端子はマグネット式

Surface シリーズは独自の充電端子、Surface コネクタを搭載しています。Surface Laptop 5 に限らず全機種共通の仕様で、磁力で端子がくっつくのが特徴です。

Surface Laptop 5 の充電用端子

各社 USB-C 充電に変わりつつあるなか、Microsoft は独自のマグネット式端子をずっと採用しています。強い力が加わると磁力が負けてケーブルが外れるため、僕自身何度か Surface の落下を免れたことがあります。

(マグネット式の充電器で本当によかった

アダプターは 65W の出力に対応。1時間で 80% 近く充電できる、高速充電の性能を持っています。大きさは手のひらサイズで、メガネケーブルを接続して利用します。アダプターとメガネケーブルの重量は、合わせて 251g (実測値) くらい。

Surface Laptop 5 用アダプター 65W

Surface シリーズの 65W アダプターとメガネケーブル

急速充電については、公式サイトに情報があります。もし USB-C 充電を使って急送充電したいなら、出力 65W 以上のアダプターを利用すれば OK です。

アダプターのもう1つの特徴として、充電用の USB-A 端子が備わっています。ハブではなく充電用端子です。出力が 5W と弱いため、スマホの充電など用途は限られます。急速充電には対応していません。おまけ程度の機能だと考えておいてください。

Surface のアダプターについた充電用USB-A端子

USB-C 端子からも充電できる

専用の充電アダプターを使わなくても、USB-C 端子からの充電にも対応しています。USB-C 給電できるアダプターと、USB-C to C ケーブルがあれば OK です。

最近では窒化ガリウム GaN を使ったアダプターが主流になっているため、荷物を小型かつ軽量に抑えられます。僕の場合、普段は Surface 付属のマグネット式充電器を使い、外出時は USB-C 対応のアダプターを持ち歩く運用をしています。

Surface シリーズが USB-C 充電できるアダプターと USB ケーブル

ここまで小さくなると、常にカバンの中に入れっぱなしにしても気になりません。スマホの充電にも使えるから、この運用はおすすめです!

なお USB-C アダプターを利用する上で、注意事項が1つあります。

アダプターの出力が 45W 以上ないと、充電時に警告が出て給電が停止されます。最低でも 45W、理想は付属のアダプターと同じ 65W が良いと思います。

現行で販売している商品から選ぶなら、おすすめは Anker の 65W 充電器です。

Surface Laptop 5 のバッテリー駆動時間

公式サイトでは、通常利用において13.5インチモデルが最大18時間、15インチモデルが最大17時間とされています。テスト環境は次の通り。

  • ブラウザで複数タブを開いて、8つの Web サイトにアクセスするテスト
  • Word、PowerPoint、Excel、OneNote、Outlook を使用したテスト
  • アプリがアイドル状態での一定時間のデバイス使用
  • 画面の明るさを 150 nit に設定
  • 自動明るさ調整を無効
  • その他すべての設定は既定値にしする

Surface Laptop 5 15インチモデル外観

バッテリー駆動するような環境で長時間使い続けるのを想定していないのか、テスト内容にはパソコンを操作していないアイドル状態の時間も含まれています。

実際にバッテリーのみでずっとパソコンを操作し続けた場合、6時間くらいでバッテリーが切れます。もし CPU に大きな負荷かかるような処理 (動画編集やコンパイルなど) を行なら、その時間はもっと少なくなります。

メール送信やドキュメント作成くらいの操作であっても、ずっと使い続けてると1日使うのは厳しいです。長時間バッテリー駆動させる予定がある場合、アダプター等の充電器は欠かせません。

外出時に持ち出し、使ったり・使わなかったりを繰り返すような運用をして15時間くらいバッテリーがもちました。バッテリー駆動時間は環境に左右されるため、参考程度に。

顔認証は絶対に使ってほしい機能

Surface Laptop 5 には、顔認証による生体認証機能が用意されています。ディスプレイ上部に、通常のカメラとは別に Windows Hello 対応の赤外線カメラが搭載しています。

Surface Laptop 5 赤外線カメラ、インカメラ、マイク

この顔認証がとにかく速い。パソコンを起動して Windows のユーザーアイコンが出たと思ったら、即座に認証してサインインが完了します。もう PIN コードを入力するよりも圧倒的な速度です。

しかも赤外線カメラなので、暗い部屋でもきちんと顔認証します。

Windows Hello の顔認証は、セキュリティーの観点からマスクをした顔を登録できなくなりました。マスク必須な作業環境の場合は、PIN コードの利用が推奨されています。

USB-C で外部ディスプレイへ出力できる

Surface Laptop 5 の USB-C 端子は Thunderbolt 4 に対応。高速データ転送や、外部ディスプレイ出力できる仕様になっています。

Surface Laptop 5 から外部ディスプレイに出力

上の画像は本体左側面の USB-C 端子から USB-C to C ケーブルを使って、USB-C 入力対応のディスプレイへ出力した様子です。接続しているのは 15.6 インチのモバイルモニター。ディスプレイには電源を接続せず、Surface Laptop 5 から電源供給しています。

僕の用途を紹介すると、ドキュメント作成時に参考資料をサブディスプレイに出力して使っています。作業領域が2倍になるだけで、非常に便利かつ快適です。ノートパソコン + 外部ディスプレイは、一度使うと手放せなくなるので要注意です。笑

特に小型のモバイルモニターはノートパソコンと相性が抜群で、不要なときは簡単に片付けられるし、デスクを有効活用できるのもおすすめポイント。

また電源に接続しているディスプレイへ USB-C 接続で出力する場合、ディスプレイ側から Surface Laptop 5 へ電源供給されるようになります。これは HDMI 出力ではできなかった技術です。

Surface Laptop 5 から外部ディスプレイに出力しながら電源供給

僕の使ってる DELL のモニターはハブとしての機能を持つため、モニターに接続しているキーボードやオーディオインターフェース、マイクなど、各種 USB 機器も使えるのがとても便利です。

HDMI 接続のディスプレイに出力したい場合は、前述のドッキングステーションがあれば同じような使い勝手を実現できます。

他に USB-C から HDMI に変換するケーブルを使う方法もあります。ただしこの方法だと、ディスプレイ側から電源供給は得られません。

パソコンに外付けのキーボードとマウスを接続すれば、デスクトップパソコンに近い使い方もできます。

オンライン会議ので使用はカメラ・音声ともに問題なし

カメラの仕様は 720p のハイビジョン。ごく一般的なノートパソコンと同じインカメラ性能です。Zoom や Microsoft Teams など、オンライン会議の場面で利用するには必要十分な機能です。

画質をこれ以上綺麗にしても利用するツールで画質が圧縮されるため、720p あれば表情も鮮明に伝わります。

マイクはダイナミックマイクがカメラ横に2つ。Surface はマイクを2つ搭載するようになってから、かなり音質はクリアになった印象。こちらにもその技術が踏襲されています。

3.5mm ヘッドホン端子があるため、有線イヤホンを使えます。

パワポのついた Office 2021 ライセンスが付属

Office 2021 Home and Business

Surface Laptop 5 には最初から Office Home and Business 2021 のライセンスが付属します。購入時に Microsoft 365 のサブスクリプションを選択する項目がありますが、購入する必要はありません。

利用できるのは Word、Excel、PowerPoint、Outlook です。普通に購入すると4万円近くかかります。Office 付きパソコンを選ぶなら、Surface シリーズはかなりコスパの高い1台になります。

パワポの付いたエディションが提供されているのは、ビジネスユーザーにとって嬉しいポイント。

Microsoft
カラープラチナ、セージ、ブラック、サンドストーン
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
Microsoft
カラープラチナ、ブラック
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB

Surface Laptop 5 の性能をチェック

ここでは少しだけベンチマークの話に触れておきます。性能を知る上での情報の1つではありますが、他の機種と相対的に比較するために用いられるものであるため、数値の情報は参考程度にご覧ください。

CINEBENCH R23

Surface Laptop 5 CINEBENCH R23 Core i5-1235U
Surface Laptop 5 CINEBENCH R23 Core i7-1255U

(数値は環境によって変わり、測定のたびに数値のズレが生じます。)

CPU (第12世代)Core i5-1235UCore i7-1255U
マルチコア6,726 pts7,230 pts
シングルコア1,563 pts1,558 pts

Intel の第12世代は CPU 性能が大幅に上昇しています。第12世代 Core i5 が第11世代 Core i7 のスコアを上回るほど向上しています。つまり Core i5 でも高性能であり、その上位モデルである Core i7 はもっと性能が高く、スコア上では前モデルより 1.5 倍近い数値が出ています。

これから新しくパソコンを買うなら、絶対に Intel 第12世代 CPU が搭載したパソコンを選ぶのをおすすめします。それくらい性能アップが著しいです。

Adobe の Lightroom や Illustrator、Photoshop あたりは普通に使えます。一部のフィルターなどグラフィック性能が問われる処理は動作が重く感じるものの、多くの処理においては軽快に動いています。動画編集ソフトを使う場合は、レンダリングやエンコード処理が快適に行えるように CPU は上位の Core i7 を推奨します。

今回は 13.5 インチの Core i5、15 インチの Core i7 で使用感を比べてみましたが、処理の重いアプリでは確実に Core i7 のほうが処理速度が速く、ストレスを感じづらい印象を受けました。

処理の時間を短縮するために価格の高い Core i7 モデルを選ぶのも、構成選びの考え方の1つです。

CrystalDiskMark 8.0.4

ストレージのデータ転送速度のベンチマーク結果です。既に過去モデルの時点で、速くなっても体感的にわらからない速度に到達しています。

Surface Laptop 5 CrystalDiskMark

ノートパソコンに NVMe SSD が標準搭載されるようになってから、ストレージの速度を意識する機会はほぼなくなりました。こちらの数値も参考程度に捉えてください。

Surface Laptop 5 のメリット・デメリット

実際に使ってみた感想、他のユーザーからの口コミ、そして5年間 Surface シリーズを使っている個人としての経験も踏まえ、Surface Laptop 5 の良いところ、微妙なところをまとめておきます。

Surface Laptop 5 のメリット

  • 最新の CPU で高性能
  • 3:2液晶画面が使いやすくて色表現がきれい
  • タッチ操作・ペン入力に対応
  • Thunderbolt 4 に対応
  • Office 2021 が付属

Surface シリーズ最大の特徴は、タッチセンサー付きの3:2の液晶画面です。一般的な画面比率ではないものの、ノートパソコンとしての使いやすさを一段階上に持ち上げてくれる点で評価できます。

Surface Laptop 5 のデメリット

  • USB ポートが少ない
  • Office を使わなければ割高感がある
  • 指紋認証に非対応

USB-C が一般的になってからは、紹介したドッキングステーションを利用するなど、ポートを拡張して使うのが一般的になりつつあります。それでも他社からは、HDMI 端子や LAN ポートがついたパソコンが新モデルとして出ているので、需要があるのは間違いないでしょう。

Office の搭載に関しては、何年も前から言われていることです。僕としては Microsoft 365 契約ユーザーには、Office なしモデルを販売してほしいのが正直なところです。

もしデメリットな部分が自分の用途に合わないと感じるなら、他のパソコンを選ぶほうが無難です。パソコンの選び方は、あくまでも自身の用途に合わせるのが一番大切なポイントです。

おすすめモデルと構成の選び方

選べる構成

Surface Laptop 5 では、画面サイズ、本体カラー、CPU、メモリ、ストレージの組み合わせが用意されています。

画面サイズ13.5 インチ15 インチ
カラープラチナ (Alcantara)
セージ (メタル)
ブラック (メタル)
サンドストーン (メタル)
プラチナ (メタル)
ブラック (メタル)
CPU第12世代 Intel Core i5-1235U
第12世代 Intel Core i7-1255U
メモリ8GB、16GB8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB256GB、512GB、1TB

メモリ 32GB やストレージ 1TB は、15 インチモデルでしか選択できません。13.5 インチモデルは手軽に使う端末として、15 インチモデルはスペック大盛りで使える端末として用意されています。

今回レビューで使用した 13.5 インチモデル新色のセージ。彩度を落としたマットな風合いが、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

Surface Laptop 5 13.5インチ新色セージ

15 インチモデルのブラックは、黒好きのユーザーが喜ぶようなしっとりとした仕上がりです。品のあるブラックで、程よく所有欲を満たしてくれます。

Surface Laptop 4 15インチモデル本体

おすすめの構成

まずは 13.5 インチモデルの場合。

13.5 インチモデルおすすめ構成

  • Core i5 / メモリ 8GB / ストレージ 256GB
  • Core i5 / メモリ 8GB / ストレージ 512GB【おすすめ】

ポイントは Core i5 でも高性能な点。1世代前の Core i7 をしのぐ性能を持っているため、コストパフォーマンスがずば抜けて高いです。パソコン初心者にも経験者にもおすすめできる性能を持っています。

容量 (ストレージ) に関しては、自信に必要な容量が分からなければ 512GB を推奨します。256GB だとアプリや各種データだけで、すぐに半分近くを使ってしまいます。価格を抑えたければ 256GB でもやりくりできます。足りなくなったら外付けの SSD を使うなど対処法もあるので安心してください。

上級者にはメモリ 16GB を推奨したいのですが、キーボードが Alcantara 素材のプラチナ、もしくはサンドストーン限定になります。更に Core i7 モデルもプラチナ限定と、色が限られるのは残念な点です。

Microsoft
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB

13.5 インチモデルは、携帯して手軽に使う端末として位置付けられていると思います。価格面でも Core i5 モデルはコスパがかなり高いですね。

続いて 15 インチモデルのおすすめ構成。Core i7 が標準搭載になり、メモリとストレージの組み合わせを選択します。

15 インチモデルおすすめ構成

  • Core i7 / メモリ 8GB / ストレージ 512GB
  • Core i7 / メモリ 16GB / ストレージ 512GB【おすすめ】

今の Core i7 クラスの性能があれば、向こう5、6年は問題なく使えると思います。数多くのアプリを同時に開いて利用するなら、メモリ 16GB を選ぶとより快適になります。

Microsoft
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB

13.5 インチ・15 インチどちらがいいか?

構成選びで迷ったときは、自分が最も使う用途に合わせて選ぶのをおすすめします。

Surface Laptop 5 を持ち運んで使うのか。デスクなど決まった場所で使うのか。画面は大きい方が作業しやすいです。僕は外での作業も多く、携帯しやすい小さいパソコンを好んで使っています。そしてデスクで作業するときに外付けディスプレイを使うことで、画面サイズの足りない分を補っています。

どうしてもどちらのサイズが良いか迷ったら、実際に家電量販店などで実機に触れるのをおすすめしたいです。仕様のサイズからイメージするより、目で見て触れるだけでも印象が変わってくると思います。

画面サイズサイズ重量
13.5 インチ30.8cm x 22.3cm x 1.5cm1,297g
15 インチ34cm x 24.4cm x 1.5cm1,560g

実機に触れる環境になければ、公式ストアでの購入をおすすめします。使ってみて違うと思っても、60日間以内なら返品に対応してくれる特別なサービスが用意されています。

マイクロソフトストアでの購入をおすすめする理由

さて、いざパソコンを買うと決めたら、どこのお店で買うのがいいのか?各々お気に入りのお店があると思いますが、Surface シリーズの端末を購入するなら公式サイトでの購入をおすすめします。

その理由は5つあります。

  • 全国送料無料。購入額の条件なし
  • 60日間返品無料
  • 60日間の最低価格保証あり
  • 90日間の無償テクニカルサポート
  • 学生割引がある

60日間の返品無料はアメリカの返品文化から来てるサービスだと思うのですが、2ヶ月近く使って返品できるなんて普通の小売業では絶対にできません。これは公式でしか提供できないサービスです。とりあえず「買う」ができるのは大きいですね。

購入後60日以内に価格が変動したら、差額の払い戻しに対応。テクニカルサポートは無償対応期間が90日間。パソコンの設定など詳しくないユーザーには、圧倒的におすすめできるサービスです。

詳細は下記ページをご覧ください。

学割の対象者は、幼稚園から高等教育機関 (大学生、院生、高専、専門学校を含む) までの学生、教職員。そして利用資格を満たせば、学生の親も対象です。詳細は公式サイトでご確認を。

まとめ

Surface Laptop 5 は標準的なノートパソコンでありながらも、最新の Intel 第12世代 CPU を搭載した高性能な端末です。単にデザインが優れているだけでなく、様々な用途で活躍できるパソコンであることはまちがいありません。初めてパソコンを購入する人から、パソコンを使ってあれこれやりたい人まで、幅広いユーザー層に対応している1台です。

僕が5年間 Surface シリーズを使い続けているのは、Microsoft が作っているというメーカーの信頼だけではありません。純粋に使いやすいパソコンであるから選んでいるのが本音です。

このレビューでは、初めて Surface Laptop シリーズを購入するユーザーにとってもわかりやすいように解説させていただきました。ぜひ購入の判断材料として参考にしていただければ幸いです。

Microsoft
カラープラチナ、セージ、ブラック、サンドストーン
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB
ストレージ256GB、512GB
Microsoft
カラープラチナ、ブラック
CPU第12世代 Intel Core i5、Intel Core i7
メモリ8GB、16GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

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