YouTube のテロップでよく使われるギザギザの太字フォントはどこで手に入る?

更新日: 公開日:2018/10/30
YouTubeギザギザのフォント

YouTube ではテロップやサムネイルにインパクトのあるフォントが使うことで、文字で感情表現するような効果を得ることができます。動画を見ていると、どんなフォントを使っているのだろう?と気になることもしばしば。

そんな印象深いフォントの中の1つである、文字の端がギザギザの形状になっているフォント。これは「ぶらっしゅ」と呼ばれる日本語フォントです。有償フォントであるため、無料では利用できません。でも多くの YouTuber が利用しているのは理由があります。

このギザギザのフォントを一体どのようにして使っているのか?入手方法や利用条件を含め、詳しく解説していきます。

フォント「ぶらっしゅ」を利用する方法

フォント「ぶらっしゅ」

フォントの提供元

このフォントは TypeBank により制作されたものです。2017年にフォント制作会社の最大手であるモリサワに吸収合併され、現在はモリサワフォントの一部として販売が継続されています。

フォントはどうやって入手するのか?

モリサワフォントには、フォントの買い切りプランがありません。サブスクリプションによる契約が必要で、フォントを使い続ける限り利用料が発生します。

サブスクリプションには MORISAWA PASSPORT もしくは MORISAWA PASSPORT ONE といった、1年単位で契約を更新するプランが用意されています。どちらも 1PC あたり 1ライセンスが付与。利用できるフォントは 1,000 を超えます。

プランの違い
  • MORISAWA PASSPORT
    事前手続きが必要。複数ライセンスによる割引がある。デザイン会社等の企業向け。
  • MORISAWA PASSPORT ONE
    事前手続きが不要。個人向けライセンス。

全てのフォントが利用できる反面、その値段は 税込 54,780 円 と趣味の範囲で使うには高額すぎます。しかも利用する限り、毎年更新が必要です。

個人利用の場合は、手続きが簡単な MORISAWA PASSPORT ONE が推奨されています。以前は Amazon 等のネットショップで少しだけ安く入手できたのですが、どうやら公式サイト経由でしか購入できなくなったようです。

では YouTube でこのフォントを使っている人は、みんな MORISAWA PASSPORT ONE を契約しているか?

いいえ。

モリサワと契約しなくても「ぶらしゅ」は使えます。

モリサワフォント以外で「ぶらっしゅ」を利用する方法

YouTube で「ぶらっしゅ」を利用している人は、モリサワフォントではなく別のサブスクリプションを経由して使えるようにしているケースが多いです。

結論から先に伝えると、動画編集ソフト Adobe Premiere Pro CC を利用するために必要なサブスクリプションである Adobe Creative Cloud を契約すれば「ぶらっしゅ」が使えます。

Adobe Fonts 経由で利用する

Adobe CC には契約者向けのフォント提供サービスがあり、その中に「ぶらっしゅ」が含まれています。このサービスは Adobe Fonts と呼ばれるもので、インターネット経由で必要なフォントを同期して利用します。

Adobe Fonts には 日本語だけで約100書体 存在するので、Adobe のソフトウェアを利用する人にとってはありがたいサービスです。

しかもイラストレーターやフォトショップといった Adobe 製品だけでなく、Excel や Word のような他社のソフトウェアでも使えるフォントなのが嬉しいポイント。

具体的にどのようなフォントがあるのか、次のページからご覧ください。ちなみにここにある全てのフォントが使い放題です。

フォントの正式名称は『RoぶらっしゅStd』

RoぶらっしゅStd

サンプルテキストに文章を入力すれば、どのように表示されるか確認できます。

Adobe Fonts の利用条件 商用でも使える

ライセンス情報として、各フォント画面の下部に「個人用および商用にライセンスを取得済み」と表記されています。商用利用できるので広告収入が得られる YouTube でも問題なく使えます。他に許可されているのは次の通り。

  • ロゴおよびベクターアートワークでの利用
  • Webサイトでの利用
  • PDF 埋め込みでの利用
  • 商用ビデオコンテンツでの利用

Adobe Fonts の使い方は簡単

まず Adobe Fonts のサイトから、使いたいフォントのページへ移動します。右側にある [アクティベート] を ON にすれば、自動的にパソコンと同期されます。

Adobe Fonts のアクティベート

あとはアプリから参照すれば、同期したフォントが選択可能になります。

Adobe Fonts 利用イメージ

利用する手順は簡単でとても使い勝手が良いので、僕自身もかなり多くのフォントを利用しています。

Adobe CC の利用料金

Adobe のソフトはサブスクリプション方式です。一度ソフトを買ったらおしまいではなく、使い続ける限り利用料金が発生するライセンス形態です。

プランは Adobe の全てのソフトが使えるコンプリートプラン、そしてソフト単体で契約する2つのプランが存在します。単体プランでも Adobe Fonts は利用できるので、Premiere Pro の単体プランのみの契約でも OK です。

コンプリートプランPremiere Pro 単体
月々プラン
月ごとに契約更新
8,980円3,480円
年間プラン
一括払い
65,760円26,160円
年間プラン
月々払い
毎月5,680円毎月2,480円

ちなみに YouTube 用に Adobe CC を使っているユーザーは、他にも Illustrator や Photoshop、Audition や After Effects など様々なアプリを使っている場合が多いです。単体プランで利用してる人は、あまりいないとのではないでしょうか。

Adobe Creative Cloud 年間プランを安く購入する方法

稀に Adobe がキャンペーンを実施していて、コンプリートプランが 20% ほど安くなることがあります。ただ、いつ実施するのか常にチェックが欠かせなくなる上、キャンペーン期間が短いため、すぐに購入の判断を下さなくてはいけなくなります。

Amazon なら5万円を切ることもある

Amazon であれば、タイムセール祭りやプライムデーなど、Amazon の特大セールイベント時に4万円台で購入できることがあります。楽天や Yahoo 等、他のネットショップでは値下げ幅が小さいので、チェックをするならまず Amazon と覚えておいてください。

最安値はデジハリ ONLINE の利用

Amazon のセール時期を逃すと安く買えないと思いきや、Adobe が提携しているオンライン講座を契約すれば Adobe CC のソフトをほぼ最安値で入手できます。ちなみに僕自身も Adobe CC はデジハリ ONLINE の Adobe マスター講座を利用しています。

なぜ安いのか。それは学生扱いで Adobe のソフトが利用できるからです!

わかりやすく特徴をまとめておきます。

  • オンライン講座を受ける前提なのでライセンス形態は学生ライセンスになる
  • 価格は39,000円と通常より断然安い
  • 学割価格なのに商用利用が許可されている
  • オンライン講座は3ヶ月だけどライセンスは1年分付与
  • オンライン講座を受けなくてもソフトだけ使える
  • 1年後に契約更新して使い続けることも可能

かなり裏技的な手法に思えますが、Adobe が提携している講座なのでライセンスは正規のものです。学生ライセンスでありながらも、商用利用できるのが最大のポイント。繰り返し契約しなおせるので、ここ2年ほどはデジハリ ONLINE 経由でライセンスを入手しています。

まとめ

  • このギザギザのフォント名は「ぶらっしゅ」
  • フォントの利用には、モリサワパスポートもしくは Adobe CC の契約が必須
  • フォント単体を購入する方法はない
  • Adobe CC を契約するならデジハリ ONLINE が最安値

以上、YouTube でよく見るギザギザフォント「ぶらっしゅ」の紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

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