東久留米でバーに行くなら、ダイニングバー OHANA がおすすめ
家で飲むお酒もいいけど、普段と違った雰囲気で飲みたい時はバーに限る。今回紹介する店は、西武池袋線 東久留米駅にある「Dining Bar OHANA」
2008年のオープンから、かれこれ10年以上通っているお店だ。
お店の雰囲気
店の構造
入口を入ってすぐ右手にはダーツ台が2台。奥に入ると右側に2~4人掛けのテーブルで14席、左側のカウンターは7席ある。
22時前後はダーツを投げている人がそこそこ居る。外から店内を覗くと、入りづらい感じがあるかもしれない。またダーツで遊んでいる人がいると満席のように見えるが、奥のテーブル席は結構空いてる。
手前側は全てダーツエリアで、3段ほどの段差を上がった奥半分が飲食スペース。ダーツを投げる客は常連が多く、状況によってはカウンター席を空けてくれる。
店舗内の照明は薄暗く、外からはお店の奥の様子がわかりにくい。自動ドアが開くと店内で音がするため、すぐに店員が出てきてくれる。混んでいるか確認するのは、スタッフに直接聞くのが手っ取り早い。どのスタッフも人当たりが良く話しやすい。
日々の情報は Instagram で更新
毎日開店時間の 18:00 前後に Instagram を更新している。当日のオススメや、店舗の営業情報が予め確認できる。お店に入る前に、ぜひ一度チェックしてみると良いです。
お客さんのタイプ
一番多いのは、単身で来るお客さん。1人の場合は、基本的にカウンターに通される。カウンターには常連客が座っていることが多く、年齢層はまばら。それでもオーナーの年齢に近い、40代前の客が中心層になっている。
続いて多いのが2人客。混雑状況にも依るけれど、基本的にはテーブル/カウンターを選択できる。4人以上はテーブル席必須。最大15~20人くらいの貸し切りにも対応してくれる。(ある程度人数が多い場合は、事前に電話連絡をするのが良いです。)
長年通って感じることの1つに、常連客は面白いくらい人見知りが多い。8割以上と言っても過言ではないくらい。ごく稀に積極性のある人もいるけれど、ゆっくりお酒を飲む環境にはちょうど良い。気の合いそうな人は、スタッフがつなげてくれる。
おすすめは日替りメニューから
ダイニングバーならではフードメニューの品揃え
ダイニングバーを掲げているお店ゆえ、フードは充実している。パスタを中心としたレギュラーメニュー。ご飯もの、焼き物、揚げ物など、主食系から酒のあてまで多種多様のラインナップがある。
また地元の常連客が多いお店ゆえ、レギュラーメニューとは別に日替りメニューが別途用意されている。このあたりは前述で紹介した、Instagram のページを確認するのがおすすめだ。
評判が高いのは、パスタと肉料理。日替わりメニューはおすすめボードに掲載。値段が書いてないものは、遠慮なく店員に聞くのがベスト。
バーの本領発揮!多種多様のドリンク
リキュールやスピリッツ、ウィスキー系は品揃えは豊富。日本酒やワインは銘柄を揃えておらず、カクテルや割りものが中心になる。ちなみに生ビールはハートランド。各種ピルスナーも用意されている。
個人的にはウィスキーやバーボン、スコッチのラインナップが多いのが嬉しい。また普段なかなか飲めない特別なお酒も仕入れているから、繰り返し通っていても飽きが来ない。
そしてウィスキー系は、デフォルトで量が多いのが特徴。ウィスキーグラスには、ダブルほどの量が注がれるのがスタンダード。
でも料金は、他のお店のシングルと変わらず。都心で飲むならうちでウィスキーを楽しんでもらいたい、そんなオーナーの想いが込められた量になっています。
一般的なバーの常識を考えると、12年もののような高級酒であっても OHANA の価格は圧倒的に安い。普段スコッチやバーボンを飲まない人には、1杯の単価は高く感じるかもしれない。でも洋酒好きな人にとっては、安く良いお酒を飲めると実感するのは間違いないだろう。
ニーズに応じたオリジナルカクテル
ちょっとした贅沢気分を味わうなら、フレッシュフルーツのカクテルがおすすめ。季節によって使われる果物は異なる。生搾りカクテルで、フルーツの味をダイレクトに感じられる。彩り鮮やかな仕上がりに、目でも楽しめる。
メニューが決まらない場合は、ニーズに応じたカクテルも作ってもらえる。ぜひスタッフに声を掛けてみてほしい。OHANA には「ワールドクラス」というカクテルコンペ(世界大会)において日本トップ 50 の成績を収めたバーテンダーを3人排出している。実はカクテルに関して、バーテンダーが絶対的な実力を有している。
スタンダードカクテルから味わったことのないカクテルまで、東久留米のような住宅街で味わえるのはかなり場違いに感じるかもしれない。ただ都心でお酒の味を良く知った人が地元で常連になるようなお店なので、純粋にお酒を楽しめるお店なのは間違いない。
中には次のようなカクテルもある。(店内が暗めゆえ、写真のノイズが多めになるのはご了承を)
これは液体窒素を使ったカクテルで、シャーベット状になっている。マスターが日々新しいメニューを開拓しており、長年通っても楽しめるお店なのも特徴の1つだ。
アミューズメント的要素のあるダーツ
店の3分の1のスペースをダーツが占める。
飲食スペースとは段差になって別れている。僕自身、OHANA に通うようになって遊び半分でダーツを始めて、今は趣味の1つとして楽しめるようになった。
「雨垂れ石を穿つ」と諺があるように、最初は狙っているところにまともに投げられなかったものの、次第に狙って投げられるようになる。練習の積み重ねで、狙った所に飛んで行かないと落ち込むくらい腕前も上達するほど。
ダーツ目的で訪れる客もいるため、見ず知らずの人と一緒にプレイする場合もある。そして、お店での出会いをきっかけに、友達の輪が広がっていった。30歳を超えてプライベートで知らない人と仲良くなり、どんどん知り合いが増えた経験は、今になって貴重だと実感している。
下は20歳くらいから、上は還暦を超えた人まで。学生から会社役員までステータスも幅広い。ダーツを通してたくさんの人と出会えたは、一生モノの経験だと思っている。
ダーツはおまけ
Dining Bar OHANA は屋号の通り、ダーツバーをうたっていない。あくまでもダイニングバーだ。
フードが充実しているのはもちろん、バーとしての魅力が安定した人気を保っている。初めての一歩は敷居が高いかもしれない。それでも長年通って言えることは、店員は皆穏やかで面白いキャラクターの持ち主ばかり。安心してその一歩を踏み出してみてほしい。あとはスタッフがリードしてくれるはず。
客層は様々
外から見えるイメージからなのか、若い客が多い印象を持たれることが多い。確かに手前のダーツエリアは、20代~30代が多い。一方カウンターのある奥まで入ると、年齢はまばら。中心層は40代。個人客はサラリーマンより経営者寄りの人が多い気がする。
深い時間になると、バーでお酒を飲むことを目的とした客ばかりになる。しっぽりと飲むには程好い環境だろう。職場近くで飲んだ帰りに地元でもう1杯、と立ち寄るお客もいる。と言いつつ、何倍も飲んでいるケースが大半だけれど。(笑)
ちなみにスタッフは全員男性。女性バーテンダーは居ないのであしからず。
と言うわけで、僕の行きつけのお店の紹介でした。お近くの方は是非立ち寄ってみてください。最後にお店の情報です。
Dining Bar OHANA
店舗情報
定休日 | 年中無休(年数回休業日あり) |
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アクセス | 東久留米駅 西口徒歩6分 |
住所 | 東京都東久留米市本町2-5-1オーヴ02ビル1F |
駐車場 | 専用駐車場無し/近くにコインパーキングあり |
代行・タクシー | お店から呼んでもらえます |
営業時間 | 月~土 18:00 – 3:00 日 18:00 – 1:00 |
チャージ | \500 |
公式サイト | https://diningbarohana.com |
@diningbarohana |
臨時休業日もあるので、公式サイトもしくは Instagram で営業情報を確認してください。
地図
東久留米駅西口からの道のりを 2パターン載せた地図を掲載しておきます。住宅街の中を通るルートは分かりづらいので、ロータリーから真っ直ぐ大通り沿いに進むのをオススメします。
いつもお店の前を通って気になっていた方、ちょっと一杯だけでも立ち寄ってみませんか?