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ドコモの下取りプログラムってどんなサービス?郵送で送る場合の手順を解説

更新日: 公開日:2017/04/23

ドコモの機種変更を行うと、これまで利用していた機種を下取りしてもらえるサービスがあるのをご存知でしょうか。その名も「下取りプログラム」です。サービスとして大きく2つの方法で提供されています。

  • 機種変更時に現行の機種を下取りして購入代金から割引を受ける
  • 機種変更後、後日郵送してポイントによる還元を受ける

下取りが可能な機種の条件としては、正規店で購入された機種が前提となり、他にも細かい条件があります。しかし MNP で他社から移ってきた場合に、au や SoftBank の機種も下取り対象になっているので、かなり親切なサービスではないかと思われます。

iPhone であれば最大30,000円、Android でも最大22,000円が還元されるため、よほど愛着のある機種でない限りは、下取りに出してしまったほうがお得です。

しかも4~5年前の古い機種も下取り対象となっています。そして販売から2年半くらいまでの機種は最大額での下取り価格が提示されている上、大半の機種が中古業者へ売ってしまうよりも下取り価格が高いのが特徴です。

ただでさえ高額なスマートフォンですから、ドコモユーザーであればこの下取りプログラムを利用しないと勿体ないです。そこで今回は、この下取りサービスがどのようなものか、そして郵送で送る場合の手順について説明していきます。

ドコモの下取りプログラムとは?

このサービスは名前の通り、機種変更に伴い自身が利用していたスマートフォンを下取りしてくれるサービスです。機種変更時に下取りをお願いすれば購入代金から割引きされ、後日、郵送で下取りをしてもらう場合は d ポイントとして付与されます。

下取り方法は、自身で選択することができます。基本的には全国のドコモショップ、ドコモ取扱い店舗、ドコモオンラインショップにて下取りプログラムを申し込むことができますが、一部の家電量販店においては郵送しか取扱いがないケースがあるのでご注意ください。

下取りプログラムを利用する上でのメリット・デメリット

店頭で下取りしてもらう場合と比べて、郵送にて対応する場合は1,200円分が引かれた価格になってしまいます。たかが1,200円と考えるか、されど1,200円と考えるかで、どちらを選ぶのか迷ってしまうかもしれません。

僕の場合、事務手数料が0円になるドコモオンラインショップで機種変更したため、郵送しか選択肢がありませんでした。通常ドコモの事務手数料は2,000円なので、差分を考慮しても安く済ませられます。オンラインでの購入手続き方法については、以下の記事に詳しく載っているので参照ください。

一番の問題となるのが、データ移行に関する部分です。端末購入時に下取りプログラムを適用すると、新機種が手に入ると同時にこれまでの機種が手元に無くなってしまうため、事前にデータ移行の準備が必要になります。後日、移行漏れがあっても端末を返却してもらうことは不可能なので、その点も踏まえてどちらを選ぶか決めるようにしましょう。

もし僕が店頭で機種変更をしたとしても、きちんと旧機種と新機種が手元にある状態で移行できるメリットから郵送を選択すると思います。

下取り対象機種と下取り価格

下取りプログラムで対象となっている機種・下取り価格は、ドコモの公式サイトに掲載されています。なお、下取り価格は毎月月初に改訂されます。次のページには下取りの条件についても詳細が記されているので、下取りプログラムの適用を考えているのであれば一読しておくと良いでしょう。

24回の分割払いをしている人が大半かと思いますが、そうなると2年縛りが基本となります。購入時に最新の機種だった場合に限られますが、2年前の機種であれば22,000円の下取り価格となっているので、ちょうど分割払いが終わった人であれば、大きな恩恵を受けられるようなシステムになっています。

このように2年前の古い機種であってもそれなりの価格で下取りしてくれるのは、大手の携帯電話会社ならではのサービスではないでしょうか。格安スマホを提供している会社の場合、下取り価格は5,000円に満たないケースが大半です。通信量などトータルで考えれば格安スマホのほうが安上がりですが、サービスの安定性は大手には敵わないのが現実です。

傷が付いた機種は下取り価格がどれくらい安くなる?

中古業者に売る場合、傷が付いたり箱や説明書が揃っていないと買取価格が安くなってしまうのが一般的です。ドコモの下取りプログラムでは、一体どのような扱いになってしまうのでしょうか?

僕が下取りに出したのは Xperia Z3 Compact です。(妻の分も含めて2台同時に下取りの依頼をしました。)2017年4月現在、下取り価格は22,000円に設定されています。画面割れ等の大きな傷はないものの、落下により角が傷ついてしまっている箇所があります。

画面割れの場合は価格表の通り、最大価格から 30% ほどの値段になってしまいます。しかし傷に関する記述がないため、実際にいくらで下取りしてくれるかは、連絡が来るまで予測が付きません。(僕が下取りに出した結果については、文末にリンクを掲載しておきます。)

ドコモの下取りプログラムを郵送で送る場合の手順

それでは下取りプログラムの流れについて説明していきましょう。なお、手順として端末の製造番号(IMEI)を取得しなくてはいけないので、その番号をメモするまでは端末を初期化する必要はありません。

1. 下取りプログラムの申込

このサービスの申込は、スマートフォンを購入するタイミングで申込を行います。店頭で購入する場合は、その場での下取りか郵送するかのどちらかを選べます。ドコモオンラインショップで購入した場合は、手続き画面の途中に現れる「下取りを申込む」にチェックを入れることで適用されます。

2. 郵送用キットの受領

郵送で手続きする場合、申し込みから数日後に本人限定受取郵便【特定型】なる特殊な郵便物として、キットが送られてきます。これは本人しか受け取れない郵便物で、配送日を指定したのち引渡し時に身分証明書の提示が必要になります。

本人限定受取郵便の受け取り方については、次のページに記載しているので、事前に手続き方法を知っておきたい方は参照いただければと思います。

送られてくる郵送用キットの中身は次の通りです。

  • 携帯電話機・ポイント交換申込書
  • 下取りプログラム申し込み手順書
  • 返信用封筒
  • エアクッション

手順書以外は全てドコモへ郵送するものになります。

3. 申込書の記載

既に住所・氏名・生年月日・電話番号が印字されているので、それ以外の項目を記載していきます。

  • 職業
  • 下取り機種名
  • 製造番号(IMEI を入力)
  • 親権者名・続柄(契約者が未成年の場合に限り入力)
  • 署名

製造番号として入力する IMEI とは、世界共通の個体識別番号です。この番号は、設定画面もしくは電話アプリで特定の番号を入力することで表示させることができます。Android 端末での IMEI の取得方法については次のページを参照ください。

4. 端末の初期化

IMEI を取得したら端末を初期化して構いません。なお、初期化前にデータの移行漏れがないか最終確認を行うようにしましょう。この下取りプログラムの送付期限は、新しい端末購入日の翌月末日消印有効となるので、移行後しばらく新しい端末を使って、移行漏れが確認できる猶予があります。

特に電子マネーの移行を忘れると、残高が残っていても使えなくなるケースもあるので、慎重に確認した上で初期化処理を行うようにしてください。

5. 端末の郵送

下取りする機種のデータが空っぽになったら、あとはドコモへ端末を送るだけです。送付用に届いたエアクッションに端末を入れ、申込書と一緒に返信用封筒に入れて封をします。

返信用封筒には送り主、つまり自分の住所・氏名・電話番号を記入します。そして封筒の表面の下のほうに「ご依頼主様保管用シール」の欄があるので、このシールをはがしてからポストに投函してください。なお、このシールに記された番号から、送った郵便を追跡できるようになっています。

6. 下取り結果の連絡と d ポイント付与

下取り結果は、ドコモメールの R メッセージとして届きます。なお、こちらの結果に対して不満があったとしても、下取り価格が変わったり送付した端末を返却してもらうことはできません。申込書の下部に署名している以上覆ることはないので、申請前に必ず書面の内容には目を通しておくようにしましょう。

下取り価格として決まった d ポイントは、下取り端末の検品が終了した翌日に一括で付与され、即日ポイントが利用できるようになります。なお、この d ポイントは携帯電話料金の支払いに使うこともできます。契約によっては数カ月分を賄えるだけのポイントが手に入るので、上手くポイントを活用していきましょう。

支払料金としてポイントを充当するには、ドコモのサイトから申し込みが必要になります。

なお、僕が下取りに出したスマートフォンの査定結果は、次のページに掲載しています。傷の状態など写真付きで説明しているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。

以上、ドコモの下取りプログラムと郵送で送る場合の手順についてでした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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