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Nintendo Switch の本体容量は 32GB または 64GB しかない!容量追加におすすめのマイクロSDカードを紹介する

更新日: 公開日:2017/01/14
Nintendo Switch の本体容量は32GB or 64GB しかない

Nintendo Switch 本体の内蔵容量は、旧型液晶モデルで 32GB、2021年10月から発売した有機 EL モデルでも 64GB しかありません。そして 2GB 程度はシステム領域(本体を動かすためのソフト)で利用されます。

パッケージ版として販売されているカートリッジは、最大容量 16GB です。昨今はゲーム内で高画質な映像が多く用いられるため、必然的に容量は拡大傾向に。例えば次のようなゲームは、容量が大きいです。

タイトル容量
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL15.7GB
フォートナイト11.4GB
Apex Legends30GB 以上
あつまれ どうぶつの森7.0GB
ポケットモンスター ソード/シールド10.2GB

つまり本体容量が 32GB だと、実質ダウンロードできるゲームはたった2本です。そして 64GB だと4本。もちろん容量の小さいゲームもありますが、人気ゲームは容量が大きく、すぐに容量不足になってしまいます。

先にこの記事の結論を伝えておくと、容量不足で困っているなら Samsung Evo シリーズのマイクロ SD カードを購入すれば OK という話です。

目次

容量が少ないのは価格の都合?

昔と違って、昨今のゲーム機本体は価格が3万円前後するのが当たり前です。少しでも安く提供するには、コスト削減は必須です。例えば内蔵メモリにはアクセスの速いフラッシュドライブを採用していますが、これが大容量になると一気に価格が高騰する原因になります。

もし 256GB や 512GB の容量を採用していたら、本体価格は5万円を超える高額なものになる可能性もあります。ただ、大半の利用者は価格を釣り上げてまで大容量を求めていないのが事実です。

本体の容量は少なく、microSD カードを使えるようにしておくから、必要であれば自分でお金を出して拡張してね!というのが、ニンテンドーの出した答えなのでしょう。

コストカットは他にもある

Nintendo Switch はオンラインサービスがあるにも関わらず、本体には LAN ポートすら付いていません。ゲームをやる人ならよく分かると思いますが、Wi-Fi の無線で接続するよりも、LAN ケーブルの有線接続の方がネットワーク回線の安定性が高いので好まれる傾向にあります。

ただし、有機 EL 版 Switch の新型ドックには LAN ポートがつきました!

それでも本体のコネクタに汎用的な USB Type-C を採用したのは評価できます。

LAN コネクターはニンテンドーのライセンス商品ではなくても利用可能。パソコンで使われる USB 接続する LAN コネクターは Switch でも使えます。

Nintendo は高性能を求めていない

PlayStation や Xbox はプレイヤーの年齢層が高いこともあり、処理能力がある程度必要になるような FPS 系のゲームが多いですが、Nintendo はそもそも最高レベルのゲーム機で技術を集約したゲームを提供するよりも、年齢問わず楽しめるゲームを提供することに重きを置いています。

そのため、ハードウェアの性能も他と比べると見劣りしてしまいます。それでも魅力あふれるコンテンツでカバーできるのが、Nintendo の持ち味です。

Nintendo Switch の容量はマイクロSDカードで追加

ニンテンドースイッチ本体の仕様

Nintendo Switch の仕様 によると、本体の背面に microSD カードスロットが搭載されています。Android ユーザーには馴染みのある SD カードです。

どれくらいの容量まで対応している?

容量の上限については Nintendo のサイトに記載されていませんが、対応している SD カードの種類が microSDXC なので、理論上は 2TB が上限です。

ただし、こんなに大容量のマイクロ SD カードは販売されていないので、現実的には 128GB もしくは 256GB、そして 512GB のマイクロ SD カードを利用することになります。

Nintendo Switch のソフトはパッケージ版を買うべきか?

カートリッジのサイズは、3DS のソフトと同じくらい。Wii や Wii U のようなディスクでないため、複数本持ち歩くのも苦にはなりません。カートリッジを取り替えるのが手間でなければ、SD カードを使わなくても何も問題ないでしょう。

テレビにつないでプレイする機会が多いと、カートリッジだと交換が面倒です。すくにやりたいゲームに切り替えられるのが、ダウンロード版を利用する最大のメリットです。

本体容量が少なくても、必要に応じて SD カードでパワーアップできます。各々の家庭事情によって、臨機応変に対応すれば良いと思います。

マイクロ SD カードは必要か?

必要性は、どんなゲームをプレイするかによります。僕の場合は、当初 Switch 版のマインクラフトをプレイするためにマイクロ SD カードを利用していましたが、今はパッケージ版も販売されています。

今でも主な用途は、パッケージ版が無いソフトのダウンロード用として活用しています。例えば Fortnite や Apex Legends など。

僕の microSD カードの用途
  • 無料体験版のダウンロード
  • パッケージ版がない無料ソフト(フォートナイト、他)
  • パッケージ版がない有料ソフト(オーバークック、他)
  • 発売日すぐにプレイしたいソフト
  • 頻繁に遊ぶソフト

プレイするソフトの本数が増えると、ダウンロード版の利便性を実感できます。例えば、あつ森で遊んでからスマブラをプレイして、最後にフォートナイトといった場面において、ダウンロード版であればカートリッジを変更せずにコントローラー操作でゲームを切り替えられます。

遊ぶ頻度の高いゲームほど、ダウンロード版の利用を推奨します。SD カードを用意するだけで、ゲーム環境が著しく快適になります。

Nintendo Switch におすすめのマイクロSDカード

では Nintendo Switch 用に、どの microSD カードを買えば良いのか?

必要な性能

  • UHS-I 対応
  • 読み込み速度 60~95MB/秒

これらの情報は、ニンテンドーの公式サイトに記されています。読み込み速度は、速いほど快適に遊べるとも明記されています。よって、上記の条件に合う microSD カードを選ぶのが大前提になります。

UHS-I について次のページで解説していますが、よくわからなくても大丈夫。このあと、UHS-I 対応の microSD を紹介しています。

SD カードは Switch へ挿しっぱなしになるので、単に安いだけでなく安心して使える製品を選ぶことが重要です。昨今は日本のメーカー/海外メーカー問わず品質が高く、そこまで難しく考えなくて大丈夫です。

容量はどれくらい必要か?

マイクロ SD カードで市場に出回っている大容量タイプは 256GB と 512GB です。少し前までは数万円したのですが、今はかなり手頃な価格になりました。

半年前なら 128GB を推奨していたのですが、そんなに毎日ゲームをしない僕でさえも 128GB では足りなくなってしまいました。これから買うなら 256GB を選んだほうが遊べるゲームの幅も増えて、安心感もあるのではないかと思っています。

128GB で不足した最大の要因はフォートナイトのような無料のダウンロード専用コンテンツが増えたこと。フォートナイトと Apex Legends をダウンロードしただけで 40GB を超えてるため、128GB だとあっという間に不足してしまいます。(苦笑)

転送速度は高速が良い?

転送速度が速い SD カードは、それだけ金額も高くなります。SD カードの性能が良すぎても、Switch では活かしきれません。ニンテンドーが必要だと公表している 60MB/秒 を満たしていれば、十分快適にプレイできます。

なお、ここで紹介する SD カードは、60MB/秒以上の速度が出ます。僕が実際に利用している microSD カードで、実際に Nintendo がオンラインで販売している商品です。(公式サイトだと Nintendo のロゴが入って値段が高くなる)

コスパが最強の万能 SD カード

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 3
  • 最大読込速度 ………… 100 MB/秒
  • 最大書込速度 ………… 90 MB/秒
  • 保証期間 ………… 10年

Nintendo Switch に利用するには十分すぎる能力を持っています。値段・性能に対する価格のバランスが良く、デジカメや GoPro などにも使える万能 microSD カードです。

かなり性能が高く、コストパフォーマンスは最強 と銘打っておすすめできる良い製品です。普段は Android とデジカメ用に使っています。品質面や信頼度が高いのも評価できるポイントです。

今回紹介する microSD カードの中で、公式のマイニンテンドーストアでも販売している唯一の製品です!ニンテンドー公式のストアだと販売価格が高いので、買うなら Amazon のようなネットショップで買うのがおすすめです。

価格重視なら Transcend

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 1
  • 最大転送速度 ………… 95 MB/秒
  • 保証期間 ………… 5年

僕自身 Samsung を使う前は Transcend のカードも使っていました。長いものだと5年近く利用している SD カードもあり、満足度は高いです。Amazon レビューを見ると初期不良に関するレビューを見かけますが、これはどのメーカーの製品を買ってもあり得る話です。

Transcend はそこそこの性能で価格が安いのが特徴です。ただ Samsung 製のほうが使い勝手が良いため、Amazon の売れ筋ランキングを見ても Samsung 人気が高いのが伺えます。

どちらか迷うのであれば、 Samsung がおすすめです。

シリコンパワー microSDXC カード

  • UHS スピードクラス 3
  • UHS-I 対応
  • 最大読込速度 ………… 100MB/秒
  • 最大書込速度 ………… 80MB/秒
  • 保証期間 ………… 5年

ここ数年で一気に名前が表に出るようになった台湾のメーカーで、価格の安さが売りです。2019年モデルになって性能が一気に向上し、Samsung や Transcend と拮抗するほどになりました。

仕様上 3D NAND を採用して品質・信頼性は上がったものの、マイナスなレビューも散見されます。まだ microSD 界では王道と言えない程度ゆえ、購入するならそれを理解した上で検討してください。

なお Switch 用としての性能は、こちらも十分な能力を持っています。

人気の SanDisk をおすすめしない理由

大容量で値段も安く、以前から人気がある商品です。しかし、ネットで購入できる並行輸入品や海外パッケージ版は、日本国内の代理店のサポートが受けられないので注意が必要。

この影響もあってか、いつの間にか Samsung の EVO シリーズが microSD の人気商品として、ランキング上位に君臨するようになりました。

SD カードはいくら信頼の高いメーカーの製品を購入しても、数ヶ月で故障してしまう製品がまれに含まれています。初期不良による交換期限が切れた場合は、通常サポートによる保証で交換してもらうことになるので、海外用に作られたものを購入するのはおすすめできません。

なお SanDisk でも代理店から販売されている製品は、保証が付きサポートが受けられます。ただし国内正規品は価格が高いです。購入の際はご注意ください。

サポートなんてどうでもいい!安くて品質がある程度定評があれば並行輸入品でもいい!と考えるなら、SanDisk の 256GB の microSD カードが最もコスパの高い製品です。ただ初心者向きではないため、イチオシはできません。

マイクロ SD カード選びは意外と難しい

普段から SD カードを利用しているユーザーであれば、自身のお気に入りのメーカーから選ぶのが良いですが、スマホを iPhone にしてから SD カードと無縁になってしまった人も増え、どの SD カードを選ぶべきか悩んでしまうのが正直なところだと思います。

僕はメインが Android であり、他にもデジカメやウェアラブル端末等でお世話になっているので、それなりに SD カードは使い込んでいるほうだと思っています。上記に紹介した製品は、僕がこれまで利用してきたものから選ばせていただきました。

Nintendo Switch は SD カードにそこまで強靭な性能を求めていないので、上記のいずれかを選んでおけば間違いありません。判断基準は人それぞれですが、Amazon や楽天の売れ筋ランキングも参考になると思うので、参考にしてみてください。

以上、Nintendo Switch の本体容量と、おすすめ microSD カードの紹介でした。

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