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ドコモショップで店員が使っている電話番号を書いて最後に消せる電子ボードの正体

更新日: 公開日:2015/12/18

ドコモショップで機種変更や契約変更をすると、電話番号と名前を書くボードがありますよね。最後にボタン一つで消えてしまうあのボード。タカラトミーの「せんせい」の大人版みたいなやつ。ずっと気になっていたんですよね。

調べてもうまく検索に引っ掛からず、しばらく放置していたのですが、先日ドコモショップへ行って確認したところ、キングジムの「ブギーボード」なる商品だということがわかりました。

ヌーボードからブギーボードへ

スマホが当たり前の時代に需要が無さそうに思えますが、普段パソコンで仕事をしていると、ちょっとした情報をやりとりするには紙とペンが最強のデバイスと思う場面が多々あります。機密情報を扱う場合は、紙に書いても即座にシュレッダーで裁断しなくてはいけないので、少々面倒だと感じていました。

持ち運べるホワイトボード「ヌーボード」

そんな中、会社からヌーボードなる本の形をしたホワイトボードをいただきました。

中身はホワイトボードそのもので、ホワイトボード専用ペンが使えます。用が済んだらすぐけせるだけでなく、各ページに保護カバーが付いているので、一時的に保存しておくこともできるようになっています。これは便利だとしばらく使っていたのですが、いくつか欠点があります。

  • 付属のホワイトボード消しが小さく、ページいっぱいに書くと消すのが大変
  • 消しカスで汚れる
  • 長時間放置していると消しづらい

その点、消す作業においてはブギーボードの方がボタン一つで消せる上、汚れる心配は全くありません。一方で電子機器であるがゆえ電池が切れたら使えないし、破損するリスクもあります。しかし長期に渡って利用を想定するのであれば、電池寿命が約5万回の利用とされているので、ホワイトボード用のペンを買うよりは最終的に安上がりかもしれません。

ブギーボードの利便性は高い

プライベートの利用においても、使い勝手の良いところはあります。子供の落書き帳のような使い方もできれば、ちょっとしたメモを書き記すこともできます。大事な時に紙があってもペンが無いケースはよくあると思います。ブギーボードは、筆圧で字が書けるので専用のペンでなくても、爪で書くこともできるので、本体さえ無くさなければ(笑)いつでも書くことができます。

電源を ON/OFF にすることもなく「書く」「消す」だけに特化したツールとなっています。前述の通りホワイトボードと違ってあっと言う間に消せるので、とりわけ筆談で利用する場合は大活躍することは間違いありません。

ブギーボードは瞬時に書け、瞬時に消せる

スマホやタブレットを利用すると、どうしてもアプリを立ち上げたりするタイムラグが生じるので、瞬時にメモしたい場合には向いていません。また設定にもよりますが、操作していないとすぐにロック画面になっていしまうので、考えながらメモをするにも不向きです。

ブギーボードは電源 ON にする必要がなく瞬時に字が書けるので、まさに電子ペーパーそのものです。

結局手書きが便利

ペーパーレスが進み裏紙すらほとんど無い時代ではありますが、字を書く行為がなくなることはおそらくありません。何でもスマホで出来る世の中ではありながらも、メモは手書きが手っ取り早いのもまた事実です。ネットワーク上でやりとりすれば、情報保護対策だの面倒な対応が必要になるし、便利の行き過ぎが不便になるとは本末転倒です。

ブギーボードは電子機器でありながらも、機器内に閉じたメモであるのでその点については安心です。ドコモが個人情報の入力用に採用しているくらいですから、安心してつかえるツールだと思います。また上位のブギーボードには保存機能がついている機種もあり、Evernote 等に直接アップロードすることもできます。

家電量販店に行けばサンプルが置いてある場合もあるので、気になる人は手にとって確認してみてください。

持ち運びには専用ケースを

自宅で使う限りは不要ですが、用途によっては持ち運ぶ機会の方が多い方もいらっしゃるでしょう。このように専用ケースもあるので、不安な方は一緒に購入されると良いです。若干の伸縮性と厚みもあるので、軽い衝撃であればボードをきちんと守ってくれます。

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