【実践】インターネット経由でスマホやパソコンから回答できる国勢調査2015
平成27年は 5年に一度の国勢調査の年です。今年からパソコンやスマートフォンによる、インターネット上でのオンライン回答ができるようになりました。さっそく自宅にも国勢調査員の方がインターネット回答用 ID が記載された書類を届けてくれたので、ネットで回答をしてみようと思います。
2020年実施の国勢調査については次のページを参考にしてください。
国勢調査の流れ
- 調査員が自宅に伺い、すべての世帯にインターネット回答用IDを配布
2015年9月10日 (木) ~ 2015年9月12日 (土) - パソコンやタブレット、スマホからインターネット上で回答
→ ネットで回答した場合はこれで完了
2015年9月10日 (木) ~ 2015年9月20日 (日) - インターネット回答のなかった世帯に調査員が紙の調査票を別途配布
2015年9月26日 (土) ~ 2015年9月30日 (水) - 調査票を記入し、調査員が回収しに来るので直接提出するか、または郵送により提出により完了
2015年10月1日 (木) ~ 2015年10月8日 (水)
インターネット上で回答
パソコンやスマホを利用してインターネット回答する場合は、専用の ID が必要になります。国勢調査の調査員により、インターネット回答用の ID が明記された書類が各世帯に配布されます。
この段階で配られるのが、ID とパスワードが記載された用紙 1枚と、見開きの操作ガイドのみとなります。操作ガイドの表紙の高田純次の横にゆるキャラがいるのが、とてもシュールですね。(笑)
インターネットで回答してみよう
それでは早速、国勢調査オンラインへアクセスし、回答してみましょう。
http://www.e-kokusei.go.jp/
回答をはじめようとすると、以下のような注意書きが表示されます。
国勢調査では、住民票などの届出に関係なく、平成27年10月1日 (木曜) 現在、ふだん住んでいる場所で、世帯ごとに調査します。
ふだん住んでいる場所とは次のとおりです。
- 10月1日 (木曜) 現在、すでに3か月以上住んでいる場所
- 最近移ってきてまだ3か月になっていないが、10月1日 (木曜) の前後を通じて3か月以上にわたって住むことになっている場所
- 旅行・出張・出稼ぎなどで一時的に自宅を離れ、3か月以上にわたり滞在している旅行先・出張先・出稼ぎ先など
- 2か所に住居を持っている場合、寝泊りする日数が多いほうの住居
つまり、3ヶ月以上居る場所か、3ヶ月以上居る予定の場所で回答してくださいってことです。国勢調査のサイトへ行くともう少し詳しく書いてありますが、刑務所に収容されている場合も、病院も入院している場合も、3ヶ月以上居る場所を基準に回答が必要になるようです。そして、3ヶ月以上居る予定が立たない場合に限り、現在居る場所での回答となります。
画面を進むとログイン画面が表示されます。一般的なログイン画面と少し違う点として、ID の入力欄が 3箇所あります。
配布された用紙にも ID が 3つ記載されているので、用紙と同じ順番で入力します。あとは画面に従って質問に回答するだけです。入力は世帯単位に行うので、家族が居る方は各々が入力する必要はありません。最後に回答内容を送信すれば完了となります。また、回答データを送信する際に、パスワードの設定画面が表示されます。
ここでパスワードを設定することで、調査員から届いた用紙に記載されたパスワードでログインできなくなります。もし回答内容の修正を行う場合は、ここで入力したパスワードでログインする必要があるので忘れないようにしましょう。
国勢調査のインターネット回答に掛かる時間はどれくらいか?
独り暮らしであれば、10分弱程度で入力できます。配偶者が居る場合でも、現在の仕事の状況にもよりますが、15分程度で入力を終えられます。
国勢調査で回答する内容はどのようなものか?
質問事項は以下の内容になります。
世帯員について
- 世帯員の数及び世帯の種類
- 氏名及び男女の別
- 世帯主との続き柄
- 出生の年月
- 配偶者の有無
- 国籍
- 現在の場所に住んでいる期間
- 5年前(平成22年10月1日)の居住地
- 9月24日から30日までの1週間の仕事
- 従業地又は通学地
- 勤めか自営かの別
- 勤め先・業主などの名称及び事業の内容、本人の仕事の内容
住居について
- 住居の種類
- 住宅の建て方
回答内容の修正はできるのか?
10月1日 (木) まで修正が可能です。再びこの国勢調査オンラインへログインすれば、回答内容を修正することができます。なお再ログインする場合は、最初の回答送信時に入力したパスワードでログインする必要がありますので注意してください。
国勢調査でわかること
こちら別途記事にしたので、時間がある方は参照いただければと思います。
感想
今年からインターネットで回答できるようになり実際に利用してみましたが、とても便利だと思いました。簡単に修正も出来るし、スマホ対応しているので、通勤時にも回答できるのは効率が良いですね。紙ベースだとデータ化するのも手間が掛かりますし、配布&回収の手間も考えると Win – Win の仕組みだと思います。
ただ、インターネットに疎いお年寄りにも同じように ID が発行され、別途改めて紙の用紙が配布されるのは二度手間感が否めません、しかしそれでも、用紙の資源費用と再配布の人件費を天秤に掛けた場合、再配布の方が費用を抑えられると判断したのでしょうか。今回は初の試みなので、今年の結果を元に次回改善されれば良いですね。
あとスマホからも回答はできるのですが、画面サイズの制約もあり操作感がいまいちだったので、パソコンから回答した方が楽です。それでも紙に入力するよりは、スマホ入力の方が楽ですが。
次回の国勢調査は 2020年です。東京オリンピックイヤーですよ!だいぶ先だと思っていましたが、もう 5年後に迫っています。歳を重ねるたびに時間の経過が早く感じるので、この 5年もあっと言う間なんだろうなぁ。(笑)
以上、国勢調査のインターネット回答を実践してみた報告でした。