ダーツバレル 歴代の星野光正モデルを比べてみた

更新日: 公開日:2014/10/21
歴代の星野光正モデル2019

Bull’s Star、Green Room、TARGET と、これまで3社のバレルメーカーから発売された星野光正モデル。2014年の TARGET 移籍により発売された PYRO が8作目の星野モデルとなります。今回は全ての星野光正モデルのバレルを比べてみようと思います。

星野光正モデルバレルリスト

Bull’s Star HOSHINO

記念すべき星野光正モデルの第一弾は、Bull’s Star からでした。同バレルの最大径、全長、重量のどれを取っても、これ以降に発売される歴代の星野モデルと遜色がないため、既に最初の段階で完成してしまっていると言っても過言ではありません。値段も 9,000円を切るリーズナブルプライスであるため、コストパフォーマンスはずば抜けて良いです。

Bull’s Star HOSHINO (No-GrooveSpecial)

Bull’s Star HOSHINO のノーグルーヴ版です。カットが全く入っていないため初心者向きではありません。肌質や投げ方に依存して合う合わないが顕著に表れるバレルです。ダーツを綺麗に飛ばせる人は指への吸い付きも良いため、これ以上ない完璧なバレルではありますが、調子の善し悪しもそのまま反映されやすいため、万人に受け入れられるバレルではありません。

Green Room Star Light 1

Green Room 移籍後に Star Light 2 と共に発売されました。カットの形状が異なるだけでサイズは全て同じです。当時は両バレルを状況に応じて使っているとのことでしたが、Star Light 1 の方が使用頻度が高かったと思われます。形状は Bull’s Star HOSHINO と似ていますが、重量が 0.5g 軽く重心が若干後ろにずれています。現在は Star Light 1.1 の発売により販売中止となりました。

Green Room Star Light 2

前述の通り Star Light 1 と同時に発売されたバレルです。歴代のバレルを比べてみると分かる通り、唯一シャークカットが刻まれたバレルです。そのお陰でグリップ時の感覚が Star Light 1 よりも細く感じます。1 と 2 は同じ形状のバレルながらも、投げた時の感覚は若干異なります。僕が星野光正モデルを使うようになったきっかけのバレルでありながら、何かあったときに必ず立ち戻って投げるバレルであるため、PYRO 2 が発売された 2015年現在でもサブのメインバレルとして活用しています。

Green Room Star Light 1.1

Star Light 1 からリングカットの入りが太くなり、重心の位置も若干前に寄ったマイナーバージョンアップ版のバレルです。0.5g 軽い Bull’s Star HOSHINO と言っても良いでしょう。投げた感覚もほとんど同じで、ダーツ上級者でないと感覚の違いは分かりずらいです。

Green Room Star Light 3

ファンの声を取り入れて、かなり見た目がダサいバレルになってしまいました。Star Light 1.1 の若干前に寄せたバランスをそのまま踏襲しているため、きちんと飛ばせば最後にひと伸びするバレルです。使い勝手の良いバレルかもしれませんが、様々なグリップパターンに対応している時点で、それはプレイヤーモデルではなく売るためのバレルになっているので、星野モデルと言う観点としては評価し難いバレルであります。

Green Room Star Light 4

Star Light 3 からの反省なのか、見た目は一番カッコイイ形状に仕上がっています。この頃のバレルはグリップ位置が明確に凹んでいるものが多く、この Star Light 4 もその流れに乗ったデザインになっています。Star Light 1.1 から PYRO へ変貌を遂げる折り返し地点のバレルと表現するのが適切かと思います。グリップしやすい割に物足りなさがあり、ちょっと勿体ないバレルの印象があります。

TARGET PYRO

TARGET 移籍後のプレイヤーモデルです。こちらは前回 PYRO のレビューを書いていますので、そちらを参照ください。

星野光正PYRO
ダーツバレルレビュー TARGET PYRO 星野光正モデル
Bull's Star、Green Roomと渡り歩いてきた、みっちゃんこと星野光正プロ。2014年より TARGET へ移籍し、発売されたモデルが今回紹介する PY...

TARGET PYRO.2

TARGET からの第二弾バレル。なんとグリップが十角形の形状をしています。外観はド派手な改変となりましたが、それ以外の大きな変更はありません。VEX グリップが定番の形状に成り得るとは考えにくく、色物ダーツの方向に向かってしまったのは少し残念なところではあります。せっかくスタンダードなトルピード形状をしているのだから、もっと大胆に余計なデザインカットを無くす方向に転がって欲しかったのが正直なところです。

TARGET PYRO.3

最大の特徴は歯車のようなカットが入ったグリップ。しかし注目ポイントはそこだけではありません。歴代の星野モデルとしては最も重量のある 17.0g と、一気に 1g も重さがアップしたのです。重くなればぶっ飛びやすくなる。しかしそれだと今までのグリップでは物足りない。そこでここまで激しいカットが入っているのだと思います。

TARGET に移籍してから万人に使えるようにと、シャフト寄り、ティップ寄りにカットが増えたけど、全くもってクールじゃない。シンプル・イズ・ベストだった Star Light シリーズと雲泥の差で無駄が多いバレルになってしまい、あまり新作バレルにも期待値が薄くなってきてしまいました。

TARGET PYRO BLAZING SHADOW

あらやだ、カッコいい。最初の印象は正にそれ。金ピカは要らない。

Star Light 4 で 1mm 短くなった全長から、テール部分を 0.5mm 伸ばし重量は PYRO.3 の 17g を引き継いだ同モデル。ナットのような多角形グリップが互い違いに配置され、持った時に違和感を感じるようなデザインにしたらしく、確かに持つ度に何か違和感が残ってしまうバレル。調子が良い時はバッチリはまるが、ゲームの途中でおかしくなるとこの違和感が無意識で邪魔してしまう。

素人が使うのであれば違和感の要因である角を削って、リングカットにしたら最高なんじゃないかと思う。それでも決して悪くはないです。

TARGET PYRO ZERO

ついに来ました、カットなしモデル。ブルズスター時代から一部のマニアに人気のあったノーグルーヴモデルが、TARGET でついに復活。台形の持ち手が、スライドさせながら投げるもよし、押しながら投げてもよしの扱いやすい仕上がりになっています。

カットが無いのに違和感がない。これが PYRO ZERO の一番の特徴。練習用のセカンドバレルとして1セット忍ばせておくのに良いバレルです。抜けの激しい人、手汗のすごい人にはあまり向かないので要注意です。

TARGET PYRO BLAZING SHADOW NEXT

NEXT と付いているのに、大きくモデルチェンジされている。持ち手の感覚は BLAZING SHADOW よりも PYRO.3 に近いかもしれない。そしてバレル業界の人気の傾向に合わせて、全長が 40mm に。星野モデルは 40mm が最も投げやすいと個人的には思っているので、これまでのモデルの集大成に近付いている感はあります。

前作の多角形カットよりもグリップ感覚は良いです。本当はローレット加工に仕上げたかったそうですが、ストレートバレルじゃないと難しいようで、似たような指ざわりにするために変わった斜めのカットが入ってます。

ハニカム形状のカットは飾りだそうです。(笑)

各星野モデルの比較

バレル最大経全長重量重心
HOSHINO7.2mm40.0mm16.0gやや前
HOSHINO No-Groove7.2mm40.0mm16.0gやや前
Star Light 17.2mm40.0mm15.5gやや前
Star Light 27.2mm40.0mm15.5gやや前
Star Light 1.17.2mm40.0mm15.5gやや前
Star Light 37.2mm40.0mm16.0gやや前
Star Light 47.4mm39.0mm15.5gやや前
PYRO7.8mm39.0mm16.0gやや前
PYRO.27.8mm39.0mm16.0gやや前
PYRO.37.8mm39.0mm17.0gやや前
PYRO BLAZING SHADOW7.8mm39.5mm17.0gやや前
PYRO ZERO7.85mm39.5mm17.0gやや前
PYRO BLAZING SHADOW NEXT7.8mm40.0mm16.8gやや前

違い、すごく伝わりにくいですね。(笑)

似ているのはサイズ感だけ

TARGET に移籍して最大経が大きくなったのを除くと、そこまでサイズの違いはありません。しかし投げた時の加減はどれも全く異なります。同じ星野モデルですが、それぞれ特徴とクセを持ち合わせています。

ファーストインプレッションでは、どのモデルも比較的に投げやすい部類に入りますが、16.0g ぐらいまでの軽いバレルは、矢の重さで勢いをつけて飛ばす感覚が好きな人には少々物足りないと思います。投げれば投げる程、軽さの違和感が際立ちます。

TARGET バレルの傾向

ここ数年は 17g 前後まで重量を上げています。汎用的なバレルに近付いているような感覚があり、カットが特殊なだけで特別感が少々薄れているイメージがあります。

Star Light 1, 2 時代の無駄のないフォルムが好きな僕にとっては、TARGET の万人に向けた作りをしたバレルはそこまで好きになりきれないのが正直なところです。せっかくなら星野本人が使っている部分だけカットを入れた特別モデルを作ってくれれば絶対買うし、メインバレルにも昇格するんだけどなぁと思ってみたり。

そうは言っても星野ファン

10年以上 星野光正 のファンとして追いかけていますが、毎年のように最新モデルが発売されるのはまだ人気が色濃く残っている証拠。もう一度大きく星野ブランドの花を咲かせて、マニアックなバレルが作れるように頑張ってもらいたいです。

1戦優勝だけとは言わず、年間チャンピオンでよろしくお願いします。

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NJ

元システムエンジニアから、個人事業主として独立。Web サイト運営、動画制作など活動の場を広げています。このブログでは、困ってたどり着いた人に、分かりやすく答えを提供できるように心掛けています。

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