【予約不要】群馬の人気いちご狩りスポット陽一郎園へ行ってきた

関東には様々なイチゴ狩りができる場所があります。今回訪れた場所は都心から車で一時間半ほどの、群馬県渋川市にある陽一郎園です。
同園は食べられるイチゴの種類が多く、車椅子でも利用できるバリアフリーになっています。平日であっても、午前中のうちに受付が終了してしまうほど人気があるので、この日は9時の受付開始と共に園内に入れるよう、8時半には現地に到着していました。
土日祝日は混雑が予想されるため、日によっては8時から整理券が配布されるそうです。当日のいちご狩りの情報は Twitter にて確認できます。
STRAWBERRY FARM 陽一郎園 | Twitter
STRAWBERRY FARM 陽一郎園について
営業期間 | 12月中旬~6月上旬 |
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営業時間 | 9:00 ~ 16:00(イチゴが無くなり次第終了) 混雑日は8:00から整理券配布 |
料金 | 大人1,500円、小学生1,400円、幼児1,200円 ただし3月以降は上記より200円安くなり、4月11日以降は更に安くなります +150円で生クリーム入り大福が付きます |
食べ放題 | 制限時間30分/練乳おかわり自由 |
いちごの種類 | とちおとめ、あきひめ、やよいひめ、紅ほっぺ、ジューシー、ななか、おいCベリー、えちごひめ、かなみひめ、ピンクなど(日によって食べられるイチゴが変わります) |
住所 | 群馬県渋川市赤城町樽306-11 |
公式サイト | http://www.geocities.jp/youichirouen/ |
公式 Twitter | @youichirouen15 |
アクセス | 関越自動車道「渋川伊香保IC」より10分 関越自動車道「赤城IC」より10分 JR渋川駅よりバスで15分(樽集荷場下車) |
地図 | Google Map |
日々の情報は Twitter で告知されます。上記の通り、メジャーな苺から希少品種まで数多くの種類を取り揃えています。全てビニールハウスにて栽培していますが、ハウス毎にメインで育てているイチゴの種類が異なり、日によって入れるハウスが違うため、全種類が食べられるわけではありません。
イチゴ狩りのシーズンである1月から2月が最も混む時期です。3月以降は緩和され、ゴールデンウィークに再び混雑するといった感じになります。それでも5月いっぱいは運営しているので、出掛けるのであれば空いている時期を狙うのも良いかもしれません。
朝一を狙って出掛けよう
イチゴ狩りをするための予約は不要です。そして平日であっても、営業開始時間の9時には5組ほど並んでいる状態でした。週末は整理券を配るほどなので、朝一から来る人が多いのではないかと思われます。
僕が行った日は木曜日でしたが、どうも園の人の話を聞く限り、11:00には食べ放題の受付終了となる見込みのようでした。ハイシーズンである2月はかなりの人気があるらしく、午前中で終了することが多いようです。
かなり大きいハウスなので一度に多くの人が入れますが、好きな品種をゆっくり味わうのであれば、人の少ない平日の朝一がおすすめです。
受付を済ませハウスへ入場
9時の営業開始と共に、受付のあるハウスへ入ります。そこで料金を払い、チケットのようなものを渡され、この日に入れるハウスの番号(4番でした)が案内されます。
あとはそのハウスまで移動してチケットを渡すことで、練乳の入った容器を渡してくれるので、そこから食べ放題スタートです。ただ制限時間があるものの、ハウスから自由に退出できたので、個々人に対する時間のチェックはしていないのかもしれません。もしくは朝一で空いていたので、チェックがなかっただけかもしれませんが。
立ったまま摘み取れるイチゴ
いちご狩り用のハウスで栽培されたものは、ちょうど腰の高さの位置に実っています。そのため、簡単にイチゴを摘み取ることができます。イチゴ狩りを運営している園では、このような仕組みが増えているようですが、しゃがまなくても摘み取れるのは非常に楽でいいですね。
陽一郎園で食べたイチゴの種類
では、今回のイチゴ狩りで食べた品種を紹介していきましょう。朝一だったこともあり、かなり大きく実ったイチゴをたくさん食べることができました。
ハウス内には複数の列があり、列ごとに育てている品種が異なります。数多く育てられている品種もあれば、1~2列しかない品種もあります。
あきひめ(章姫)
実が細長く、とっても柔らかいのが特徴です。今回のハウスで最も多く栽培していた品種です。独特の酸味が抑えられた甘さの強いイチゴなので、非常に食べやすい印象を受けました。コンデンスミルクを付けなくても、いちご本来の甘さで味わえる一品です。
ジューシー
群馬県内では3つの園でしか作っていない希少品種です。陽一郎園のハウス内でもジューシーが食べられる列は1列しかなかったので、完熟した大きめのイチゴを食べるのであれば、朝一が狙い目ですね。
甘味・酸味のバランスがとれたイチゴで、柔らかく果肉が白いのが特徴です。希少と言いつつも、特に味のインパクトはありませんでした。
紅ほっぺ
「あきひめ」に「さちのか」を交配した品種です。果肉は仲間で真っ赤なのが特徴で、甘味・酸味ともに味わえます。香りもよく、最もイチゴを食べているのを実感できる品種でした。
かなみひめ
「とちおとめ」と「あきひめ」の自然交配種です。甘味・酸味のバランスがとれた「とちおとめ」よりも甘さ主体の「あきひめ」感が強く出ている品種です。あきひめ程の柔らかさはなく、歯ざわりもしっかりしたものになっています。
やよいひめ
「とねほっぺ」と「とちおとめ」の交配種です。薄紅色の表面と果肉部分も薄い赤色をしており、日持ちが良い品種として群馬県で生まれました。強くはないものの程よい酸味があり、色味の割には甘いのが特徴です。
えちごひめ
新潟生まれの「えちごひめ」はご覧の通りの大粒品種。酸味が少なく甘味が強く、とてもジューシーです。
朝一は大ぶりのイチゴがたくさん実っている
写真でご覧いただいたとおり、どれもこれも実が大きかったので、満足度はかなり高いです。それぞれの品種を2周りくらい食べたら、それだけでもうお腹いっぱいになってしまいました。
朝一であればこのように大きなイチゴをたくさん食べることができますが、育てている数が少ない品種であれば、小一時間程度で大きなものは無くなってしまうと思われます。やはりイチゴ狩りに行くのであれば、朝一から行くのがおすすめです。
食べ放題は30分もあれば十分
イチゴはほとんどが水分なので、あっという間にお腹に溜まります。ゆっくり味わいながら食べていても、20分くらいで満腹度が上限に達するので、制限時間30分は短いようで意外とちょうど良い時間設定だと感じました。
店頭で売っている値段を考えると、お腹いっぱいの段階で支払った料金分は確実に食べていると思います。実の大きさもしっかりしたものが多く、納得できる1,500円です。
なお午後の終わりの時間帯になると、状況によって30分の制限がなく時間無制限の扱いになることがあるようです。その日の最後の時間帯は食べ頃の大きなイチゴを探すのも大変になるので、それを配慮したサービスだと思うのですが、こういった細かい気遣いをしてくれるのは嬉しいですね。
お土産用の直売所がある
食べ放題で詰んだイチゴを持ち帰ることはできませんが、別途販売ブースが用意されています。直売所は小さいですが、イチゴだけでなく手作りジャムやジェラート等も購入することもできます。
販売しているイチゴは形も良く実も大きいので、大箱で2,000円を超える金額設定になっています。なお直売所も、販売予定分が売れてしまうと早めに終了してしまうので、お気をつけください。
総評
わずか30分の短い時間ながらも十分に堪能することができました。陽一郎園はイチゴの種類が豊富なこともあり、食べ比べを楽しむことができるイチゴ園です。群馬でのイチゴ狩りは初めてでしたが、満足できる時間を過ごすことができました。
渋川駅からバスも走っているようなのですが、最寄りのバス停である「樽集荷場」へ行くにはどのバスに乗ったら良いのか調べても分かりませんでした。地元の人を含め、みんな車で来ているようです。
早い時間に行かないと当日分が終了してしまうのは、それだけ人気がある証拠なので、もし陽一郎園へ出掛ける予定の方は、早めの行動を心掛けるようにしましょう!