【GoPro】水中撮影で必要なアクセサリー!買って良かったおすすめ機材を紹介
最新の GoPro HERO7 を始め、過去の HERO6 や HERO5 に標準搭載している 10m 防水機能により、GoPro は手軽に水中撮影が出来ます。
いざ海やプールなど水中で動画撮影をしようと思っても、GoPro 自体のサイズが小さいので、本体だけ手に持って撮影するのは使い勝手があまり良くありません。
そこで僕が水中撮影をするために購入したアクセサリーのうち、使ってみて買って良かったと感じたアイテムを紹介していきます。
ここで紹介しているアクセサリーの一部(ケース、バッテリー)は、2019年発売の GoPro 8 には対応していません。GoPro 5 ~ 7 までのアクセサリーになります。
純正品と互換品はどっちがおすすめ?!
GoPro は世界中での利用者が多いので、他のメーカーが作った互換品のアクセサリーも多く存在しています。互換品を選ぶ唯一のメリットは、値段が安いことです。その反面、品質は値段相応です。
僕が互換品を選ぶ基準は、本体の故障の原因につながるかどうかで判断しています。
バッテリーは絶対に純正品。水中用ハウジングも、水漏れリスクを避けるために純正品。その他は互換品を買ってみて、使い勝手が悪かったら純正品を買い直すといった感じです。
マウントホルダーのような消耗品は、互換品のほうが間違いなくお買い得です。互換品を購入するのに不安が残る場合は、正規品を選ぶといった選択方法が良いと思います。
水中用ハウジングケース
こちらの型番 AADIV-001 は HERO5, HERO6, HERO7 共通で使える製品です。そもそも HERO5 ~ HERO7 はサイズが一緒なので、同じアクセサリーが利用できます。
こちらは純正品なので、値段は割高です。サードパーティ製の2,000円程度で買えるものもありますが、防水機能が 45m 程度のものが多く、純正品の 60m よりも防水性能が弱いです。また、品質も良し悪しがあります。
純正品のハウジングはレンズプロテクターを外す手間が掛かる
純正品の水中用ハウジングを装着するには、本体のレンズプロテクターを外す必要があります。
最初は、本当にプロテクターが外れるのかと思うくらい固く付けられているので、コツをつかむまでは外しづらいです。具体的には、次のような手順で行います。
- プロテクター部分を左回りにひねる
- プロテクターが浮いてくる
- プロテクターを外す(レンズ球面には触らないよう注意)
- ハウジングを装着
ひねるときに、手前に引くような力を加えると外れやすいです!
サードパーティ製のハウジングは、このプロテクターを外さなくても装着できます。利便性は高いですが、レンズの前に透明なプラスチックを2枚挟む状態になります。
僕はより透明度を求めて、純正品を利用しています!
水中用のハウジングって必要?
標準機能で水深 10m までの防水機能を持つので、スキューバダイビングのように深く潜らない限りは、最初から付属している標準のケースで問題ないと思うかもしれません。
プールや川遊びのような、軽く水に沈める程度であればそれでも構わないでしょう。しかしシュノーケリングでのような、海の中で本格的な撮影をするならば、水中ハウジングがあった方が安心です。
海だと、岩や大きな石ころに本体をぶつける可能性が高くなります。僕がシュノーケリングで撮影をした際、どこにもぶつけた記憶はないものの、気付かないうちにハウジングが傷ついていました。
ケースに入れておけば、本体が傷つくことはありません。
安い保護ケースは、品質の悪いプラスチックが混ざっているため、強度に不安が残ります。安心して使いたいのであれば、少し高くても純正品を選んだほうが個人的には良いと思っています。
純正品は背面パネルの予備が付属
純正品は最初から付いている背面パネルの他に、2枚のパネルが付属しています。1枚は予備用のパネル。もう1枚は背面でのタッチ操作ができる穴の空いたパネルです。
ケース内に水が入らないように付いている白いゴムの部分は、使っているうちに経年劣化してくるので、最初から予備が付属しているのは嬉しいポイントです。
水中用ハンドグリップ
これは必要性を問う前に、必須アイテムだと思ってください。この水中用ハンドグリップの最大の特徴は、GoPro を装着した状態でも 水中に浮く ことです。
水の流れがある場所や水深のある海では、うっかり手を離して水中に沈んでしまったら、そう簡単には拾い上げることができません。
GoPro 本体が手の届かない場所に沈んでしまい、悲しい思いをしないためにも、絶対に用意しておきましょう。
アクセサリーセットに付属している
上記の写真の製品は、NEEWER のアクセサリーキットに付属していたものです。ハンドグリップだけでなく、様々なアクセサリーや消耗品も付属しています。値段も3,000円以下と安く、むしろ必需品とも言えるセットなのでおすすめです。
アクセサリーセットのグリップを使うデメリット
言ってしまえば、所詮は安物のアクセサリーセットです。品質は期待できません。
実際にシュノーケリングで3日間ほど使い続けて、この水中用ハンドグリップの内部にかなり水が入ってしまいました。
しかも、中に入った水を取り出す手段がありません。中の水分が蒸発するまで、放置しておくしか方法がないのです。予めつなぎ目の部分にビニールテープを巻いたり、グルーガン等で溝を埋めて補強するような対策が必要だったりします。
グリップに水が入って、浮かばなくなったら意味がありません。
最初のうちはよかったのですが、中に入った水を蒸発させるのも大変だったので、純正品のアクセサリーであるハンドラーを買い直しました。
これで水が入ってくるストレスが無くなり、より水中撮影が快適になりました。
水中で放置してもしっかり浮くのはもちろん、遠くからでも浮いてるのがよく分かります。純正品は値段相応にしっかりとした作りになっているので、買い直したのは正解でした。
水中用レンズフィルター
水深が深くなると、撮影環境によって映像が青みがかったり緑っぽくなってしまいます。それをより自然な色味に近付けるために役立つのが、赤みがかったレンズフィルターです。
水中用レンズフィルターの効果
こちらは、水面から海底を撮影したものです。フィルターが無い状態では緑っぽい色で写っていますが、フィルターを装着することで色味が柔らかくなっているのが分かるでしょうか。
3種類のフィルターがセットになっています。専用のケースも付属しています。
水中の色味によって使い分けるのですが、どのフィルターを合わせれば良いのか迷ううちは、フィルターを変えながら撮影してみてください。
フィルターカラーが薄い順に、次のような環境において色補正してくれます。
フィルターカラー | 利用に適した環境 |
---|---|
珊瑚色(サンゴ色) | 青色または熱帯の水中、深さ 3~25m |
牡丹色(ボタン色) | 緑色または淡水の水中、深さ 2.5~22m |
紅緋(ベニヒ) | 青色または淡水の水中、深さ 3~5m |
利用するには水中用ハウジングが必要
本体の防水機能である水深 10m を超える深さにも対応したフィルターなので、装着するには前述の水中用ハウジングが必要になります。
フィルターの付け外しは、簡単に行えます。このように複数のフィルターをひもで括ってしまえば、水中でも難なくフィルターが交換できます。
映像の色味が違うだけで、印象が一気に変わります!
このフィルターのお蔭で本当に綺麗な映像を残すことができたので、今回紹介するアイテムの中ではイチオシの製品です。
レンズ用クリーナー
レンズフィルターを外すと、カメラレンズがむき出しになります。うっかり触れてしまうと、手の脂(指紋)がついて映像にも影響を及ぼします。
やわらかい布で拭き取る方法でも構いませんが、専用のクリーナーがあると簡単に綺麗になります。僕が使っているはハクバのレンズペンです。
なお類似品の安い製品は、汚れが落ちにくいです。また前述のアクセサリーキットにも付属している場合がありますが、そこまで品質が良いとは言えないので、あまり安いものを使うのはおすすめできません。
そこまで必要な機材ではない
GoPro のレンズ面が汚れる機会はほとんどありません。プロテクターを外す時に、レンズに触れないよう気をつければ大丈夫です。
僕の場合は一眼レフカメラのレンズ用としても使っているので、保険として持ち歩いている感覚です。
必要性はそこまで高いものではありません。最初に買っておくべきアイテムでもないので、このような製品があることだけ抑えておいてください。
ハクバのレンズペンは、ヘッド部分が交換式になっていて、最初から予備のヘッドが付属しているのがポイントです。
予備用バッテリー
GoPro はサイズをコンパクトに抑えている反面、バッテリーの持ちがあまりよくありません。撮影する画質設定に依存しますが、撮影可能な時間は概ね 90 分前後 です。
90 分間も水中を撮影し続けることはないですが、旅行の様子など一日中 GoPro を使って撮影すると、あっという間にバッテリーが無くなってしまいます。
水中撮影の合間にバッテリー交換は NG
当然ですがバッテリーは防水ではありません。バッテリーが水に触れると、ショートして使えなくなってしまうだけでなく、GoPro 本体の故障の原因にもなります。
防水ケースに入れている場合は、しっかりとハウジングの水気を取って、手が乾いている状態で交換するのがポイントです。バッテリーの防水対策として、ジッパーの付いた袋に入れて持ち運ぶと安心です。
水中撮影の途中でバッテリー切れになるようなことがないよう、本体やアクセサリーが濡れる入水の前に、フル充電されたバッテリーと交換しておくのも重要なポイントです。
バッテリー単品よりもチャージャー付きが便利
予備バッテリー単品は 2,500 円ほどで購入できます。ただバッテリーの充電は、GoPro 本体に USB ケーブルを接続して行う必要があります。
初めて予備バッテリーを購入するなら、充電器がセットになった製品を購入しておくと便利です。2本一気に充電できるので、予備バッテリーを一気に充電するのに重宝しています。
僕はチャージャーセットと予備バッテリーを購入しています。使いまわしているバッテリーの数は、最初から本体に付属したものを含め合計3つです。
タイムラプス撮影をしていると2つで足りないことが多くなり、途中で充電するのが大変だったので、余分に持っていたほうが手間も掛からず快適な撮影が行えました。
冬場に雪山でスキーやスノーボードの撮影をするなら、予備バッテリーは必須です!氷点下の環境ではバッテリーの持ちが悪くなり、90分ももたないうちにバッテリー切れが起こります。これはリチウムイオン電池全般に言える話です。
互換バッテリーをおすすめしない理由
サードパーティ製の互換バッテリーは、かなり安く購入できます。ただし品質は、値段相応。
バッテリー容量は純正品と同じはずなのに、使える時間が短いのはよくある話です。充電器も複数バッテリーの充電がうまくできなかったりと、マイナス評価も多いので購入の際は気をつけてください。
値段の安さだけで選ぶなら、選択肢として考えてもいいでしょう。アクセサリー類は互換品でも問題ないですが、個人的にバッテリーだけは純正品を選ぶべきだと思っています。
その他、水中で使えるアクセサリー
以下紹介する2つの製品は、僕がまだ使うに至っていないものです。将来的に購入を検討しているものなので、このような製品もあることを知っておいてもらえればと思います。
アンチフォグプレート(乾燥剤)
外気温と水温の差が大きいと、ハウジングの内部が結露で曇ることがあります。このアンチフォグプレートは、水中用ハウジング内に入れられる乾燥剤になります。
水中に限らず、冬場でも活用できるアイテムです。
ドームポート
ドームポートとは、水中と水上を同時に撮影するための機材です。水面との境目が綺麗に描写できる、画期的なツールです。
うまく使いこなせれば、オシャレな映像になることは間違いないです。水中撮影からもう一歩進んだ映像を収めたくなったら、購入しようと考えています。
まとめ
では最後に、今回紹介した機材のリンクをまとめて掲載しておきます。
今回紹介した機材は水中撮影に特化したアイテムがメインですが、海に限らず雪山での撮影にも使えます。
最初にこの記事を執筆した時点では GoPro HERO6 を使っていましたが、今は HERO7 を買い直しています。新しいモデルになっても同じアクセサリーが使えるのは、GoPro 最大のメリットではないでしょうか!
以上、GoPro の水中撮影で必要なアクセサリーの紹介でした。