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一眼レフカメラ・レンズの保管方法は防湿のドライボックスを利用!ほこりや湿気からカメラを守る

更新日: 公開日:2017/03/09

スマートフォンやコンパクトデジカメよりも、綺麗で鮮やかな写真を撮りたい!そんな想いから一眼レフカメラを手にするユーザーは多くいます。

一眼レフやミラーレスカメラの最大の特徴は、レンズを交換できる点です。被写体によって単焦点レンズや望遠レンズなど、様々な種類のレンズを付け替えて撮影するのが一般的です。初心者向けにはレンズキットと呼ばれる、本体と標準ズームレンズが付いたものが売られています。

高い買い物なので、手にしたときの喜びは大きく、すぐにたくさんの写真を撮りたい気分になります。

一眼レフカメラは毎日手にして撮影するものではないので、いつもは自宅に保管することになります。そこで初心者がやりがちなことが、棚に入れたり鞄の中に入れっぱなしにすることです。しかし、これらの保管方法はカメラにとって良くない環境となります。

そもそも一眼レフやミラーレスは精密機械なので、ほこりや湿気にとても弱いのです。そこで今回は、一眼レフカメラを自宅で保管する方法について紹介していきます。

カメラ・レンズの保管はドライボックスを利用する

洋服でさえも、衣替えをして長期間タンスに眠らせるときには、ムシューダのような防カビ剤を入れますよね。カメラの保管方法も考え方は同じで、カビが生えないように湿気から守る必要があります。

ひどい状態になると、レンズ表面にカビが生えたり、最悪の自体になると本体の心臓部分となるセンサーにもカビが生えてしまいます。そこで登場するのがドライボックスです。

ただのプラスチックケースですが、100均で売っているようなケースと異なり、ふたの内側にゴムが付いているため、外気やほこりが入りづらい構造になっています。この中に乾燥剤を入れておくことで、ケース内の湿度を下げることができるのです。

電気的に除湿できるドライボックスもありますが、金額が大きく跳ね上がります。たくさんのカメラ本体やレンズを保管するような人であれば、電気式の防湿庫が望ましいですが、上記のボックスを複数使って保管している人も多くいます。

おすすめのドライボックスは HAKUBA

僕が長年愛用しているのは、HAKUBA の容量 9.5L のドライボックスです。値段も安く利用者も多い、ドライボックス界の王様と言ってもいいでしょう。

他にも一回り小さい 5.5L のものと、大容量の 15L の製品があります。

僕自身は交換レンズの格納を想定していたので、最初から 9.5L のものを購入しました。巨大な望遠レンズを格納するには小さすぎますが、標準ズームレンズくらいのサイズであれば、本体含め4~5本は格納できます。

実際に僕が HAKUBA の 9.5Lドライボックスに格納している機材は次の通りです。

  • 一眼レフカメラ本体1台
  • ミラーレスカメラ本体1台
  • 標準ズームレンズ2本
  • 単焦点レンズ3本
  • ブロワー
  • 予備バッテリー
  • レンズフード3つ

頑張ればもう1本くらいレンズは格納できると思いますが、出し入れが大変になるので容量的にはこれくらいが限界です。ちなみに予備バッテリーは、常時持ち歩くものではなく、必要な時に充電して使うものなので、バッテリーを使い切った状態で保管しています。

ボックス自体に除湿機能があるわけではないので、このボックスに乾燥剤を入れる必要があります。HAKUBA のボックスは、ふたの裏面に乾燥剤を入れるケースがくっついている仕様になっているのが個人的に気に入ってます。

僕の場合、室内の湿度が低い冬場は乾燥剤を1つだけ入れて、春先から冬がくるまでは2つ入れるようにしています。(本当は常に2つ入れておいたほうが良いと思います。)

乾燥剤もカメラグッズとして売られている

乾燥剤も HAKUBA から販売されており、僕はずっとこちらのキングドライを利用しています。大容量で長持ちするので、とても重宝しています。

使用する季節によりますが、経験上は半年以上は交換不要です。ただ、必要に応じて交換する場合、常に乾燥剤の状態を確認をしなくてはいけないので、僕は半年に一度交換するようにしています。

乾燥剤が膨らんできたら交換目安です。中には1年近く使えると言う人もいますが、長期間放置するとご覧のように膨らみすぎて、乾燥剤を入れるケースに収まらなくなってしまいます。

左が開封直後、右がパンパンに膨らんだ役目を終えた乾燥剤です。

湿度を測って除湿効果を確認するのが一番良いのかもしれませんが、ある程度の利用期間を決めて定期的に交換するのが、運用面では楽ではないでしょうか。また、交換時期は忘れてしまいがちなので、前回交換した日付を書いたメモを一緒にいれておくと良いと思います。

保管時はブロワーをかけてから格納するのを忘れずに

せっかく高級な機器を手に入れたのですから、きちんと保管してカメラやレンズの寿命を伸ばしてあげましょう。ドライボックスは防塵効果もあるので、格納時は本体とレンズにきちんとブロワーをかけて、表面のほこりを取り除くことも大切です。

ブロワー自体も同じものを使い続けていると、膨らんでいる部分に空気と一緒にほこりが入り込んでしまうようになるので、数年使い続けたら交換してあげる必要があります。ブロワーは消耗品です。あまりブロワーに注目する機会がないため、このことを知らない人も中にはいるのではないでしょうか。

置きっぱなしは絶対に NG

本体は性能面で年々向上するので、買い直すこともあると思いますが、交換レンズは壊れない限り一生ものと考えて構いません。もし、丸裸でカメラを置きっぱなしにしているようであれば、今すぐに保管方法を検討してください。カビが生えてからでは手遅れです。

機材を大切に扱うことは、長きに渡るカメラライフを楽しむコツの1つなので、機材を保管するまでが写真撮影だと思って、今一度カメラの保管方法について見直してみてください。

以上、一眼レフカメラ・レンズの保管方法の紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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