Surface Laptop Go 3 と Surface Laptop Go 2 との違いを紹介!実機の写真掲載
2023年9月21日、今年度の Surface シリーズ新商品として発表された3機種。
- Surface Laptop Go 3
- Surface Studio 2
- 法人向け Surface Go 4
ここでは小型ラップトップ端末として人気の Laptop Go シリーズ最新機種、Surface Laptop Go 3 について、旧モデル Surface Laptop Go 2 との違いについて紹介していきます。
メモリ8GB、16GB
ストレージ128GB (プラチナ限定)、256GB
Surface Laptop Go 3 と Surface Laptop Go 2 の仕様を比較
簡単に伝えると、Surface Laptop Go 3 は前モデル Surface Laptop Go 2 と同じ筐体を流用して、CPU が Intel 第12世代に進化したマイナーアップデート機種です。小型ラップトップとしては性能が高く、地味なアップデートではあるけれど実用的な進化を遂げました。
顔認証はなく指紋認証のみの対応は変わらず。まだ、職種によってはマスクを付けざるを得ない状況なので、指紋でロック解除できる唯一の Surface シリーズとして重宝されるでしょう。
Surface Laptop Go 3 | Surface Laptop Go 2 | |
---|---|---|
OS | Windows 11 Hone | |
CPU | 第12世代 Intel Core i5-1235U 10コア12スレッド | 第11世代 Intel Core i5-1135G7 4コア8スレッド |
グラフィックス | (CPU内蔵) Iris Xe グラフィックス | |
メモリ | 8GB, 16GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 128GB, 256GB |
ディスプレイ | 2.4 インチ PixelSense ディスプレイ 1536 × 1024 (148 PPI) タッチスクリーン対応 | |
バッテリー駆動時間 | 最大 15 時間 | 最大 13.5 時間 |
サイズ | 27.8 × 20.6 × 1.57cm | |
重量 | 1.13 kg | |
生体認証 | 指紋認証あり、顔認証なし | |
ビデオ・カメラ | 720p HD | |
USB端子 | USB-C 3.2、USB-A 3.1 | USB-C、USB-A |
外部端子 | 3.5mmヘッドホンジャック、Surface コネクト | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 対応 | |
Office | Office Home and Business 2021 付属 | |
電源アダプター | 39W | |
カラー | 4色(プラチナ、アイスブルー、セージ、サンドストーン) |
Surface Laptop シリーズはエントリーモデル寄りの立ち位置でありながらも、Surface Laptop 3 にはPコア・Eコアの新しい構成になった第12世代 Intel CPU を搭載。CPU の省エネ化が進み、バッテリー駆動時間が長くなったのもポイント。
メモリ8GB、16GB
ストレージ128GB (プラチナ限定)、256GB
正直、基本処理性能は上位モデルである Surface Pro 9 や Surface Laptop 5 と遜色ないレベルに向上し、事務作業から動画編集まで、あれこれこなせる1台に仕上がっています。
Surface Laptop Go 3 と Surface Laptop Go 2 の違い
まとめると次の通り。
- CPU が Intel 第12世代にパワーアップ
- ストレージ 128GB モデル廃止
- メモリ16GBを選べるようになった
- 円安により値上がりしている
サプライズ的な進化はありませんが、性能はかなり評価できます。
搭載している CPU は、現在僕が使っている Surface Pro 9 にも同じ世代の CPU が使われています。この第12世代は大きくパワーアップした世代なので、前モデルからの買い替え需要にも答えてくれるくらい性能が向上しています。
またメモリ 16GB が選択肢に加わったことで、メインパソコンとしても利用できる選択肢が広がりました。外部モニターに出力して複数アプリを同時に起動するなど、一度にたくさんの処理を行う上でメモリ容量は重要な役割を担っています。このメモリ容量増量は、喜ぶユーザーが多いのではないでしょうか。
価格については、円安の影響で輸入品はどうしても値上げのあおりを受けてしまいます。これまでの Surface Laptop Go シリーズにあったお得感は薄れたものの、他社の新製品も同様に値上げしているため、相対的にはまだコスパの高いパソコンとして位置づけられます。(数字だけ見ると高くなった印象が強いですが)
メモリ8GB、16GB
ストレージ128GB (プラチナ限定)、256GB
Surface Laptop Go 3 の機能を紹介
USB-C は充電と外部モニター出力に対応
Surface Laptop Go 3 は、USB-C 端子を経由して充電可能です。昨今は窒化ガリウム GaN の小型充電器が一般化しつつあるため、充電器と一緒に持ち運んでも荷物は最小限に収まります。Surface に付属する専用アダプターは携帯するには大きいので、そろそろ小型化を希望したいところ。
また充電だけでなく、外部モニターへの出力(オルタネイトモード)にも対応。USB-C 入力に対応したディスプレイ、もしくは変換ケーブルを使った HDMI 出力が可能です。USB-C 出力した場合は、ディスプレイ側から電力をもらうことが可能で、ケーブル1本で外部モニター出力しながら充電できます。
スペース横の [A][あ] キー
これは Surface Laptop Go シリーズ独自のキー配列。変換 無変換 が A あ キーに置き換わり、日本語・英語の入力言語変更に割り当てられています。(Macユーザーには馴染みの配列)
ペン入力には非対応
タッチ式ディスプレイではありますが、Surface 用のペン型デバイス(Surface ペン)は使えない仕様です。これは前モデルから変わらず、このシリーズだけが唯一ペン入力できません。
そもそも Surface Laptop シリーズはディスプレイが 180°開く構造ではないため、ペン入力用デバイスとしては使いづらいです。どうしても手書き入力したいなら、Surface Pro 9 をおすすめします。ちなみに僕がノートの代用として Surface を使う様子は、レビュー記事が参考になると思います。
使い勝手は良いのか?
CPU 性能の向上と搭載メモリ容量アップにより、動画編集など重い処理もできるようになりました。感覚的には、何でもできるようになった端末という評価です。
ビジネス用途で使うも OK、学生が使うのも OK、初めてのパソコンとしても、新しいパソコンへの買い替え需要においても、需要をみたしてくれる万能なパソコンなので、間違いなく使い勝手は良いです。
そして早速、Surface 歴6年の僕が Surface Laptop Go 3 の実機レビュー を行ったので、ぜひ参考にしてください。
小型と言いながらも、タイピングの感覚はとても良く長時間の作業も難なくこなせます。そして画面比率3:2のディスプレイによって縦の情報量が多く見えるため、小さいことによる違和感がまるでありません。
メイン機として使うなら外部モニターと組み合わせて使うのをおすすめしますが、持ち運びメインの端末として使うなら単体でも高い満足度が得られる機種なのは間違いありません。(この考えは旧機種の頃から変わらず。)
安いなら前モデル Surface Laptop Go 2 もあり?!
初めてパソコンを買う初心者、Microsoft Office を使った事務系の処理用としてパソコンを探している方。まだ販売しているなら、安く買える前モデルがお買い得。
しかし販売から時間が経ち、現状は新型しか入手するのは難しいと思います。おすすめはストレージ 256GB のモデル。
メモリ8GB、16GB
ストレージ128GB (プラチナ限定)、256GB
選ぶなら新型!
パソコンを使ってバリバリ仕事をする人であれば、新しい CPU を搭載した機種のほうが作業効率は高くなります。重い処理をしなければ誤差の範囲かもしれませんが、日々の作業が1つ1つ数秒単位で速くなるなら、その積み重ねは大きなものになります。
パフォーマンス重視のPコア、省エネで動くEコアで構成されるようになった Intel 第12世代 CPU のおかげで、バッテリー駆動時間は1.5時間伸びました。たかが1年分の型落ちと考えるのか、1年分の進化と捉えるのか、自身のパソコンを使う目的と照らし合わせて選択してみてください。
以上、Surface Laptop Go 3 の最新情報でした。