2020年 東京オリンピックで行われる競技種目の一覧
2020年に行われる東京オリンピックの追加種目が決定し、全ての競技種目が出揃いました。追加候補として挙がっていた5競技18種目は全て追加されることになり、野球・ソフトボールもオリンピック競技として復活を遂げました。
追加される競技は次の5競技になります。
- 野球・ソフトボール
- 空手
- スケートボード
- スポーツクライミング
- サーフィン
では最終的に東京オリンピックで行われる全競技を見ていきましょう。
水泳:全46種目
競泳(男女計32種目)
- 自由形 : 50m, 100m, 200m, 400m, 800m, 1500m
- 背泳ぎ : 100m, 200m
- 平泳ぎ : 100m, 200m
- バタフライ : 100m, 200m
- 個人メドレー : 200m, 400m
- 自由形リレー : 4x100m リレー, 4x200m リレー
- メドレーリレー : 4x100m リレー
1500m 自由形は男子のみの種目、800m 自由形は女子のみの種目となります。
飛び込み(男女計8種目)
- 3m 飛板飛び込み
- 10m 高飛び込み
- 3m シンクロ飛板飛び込み
- 10m シンクロ高飛び込み
飛板飛込みは 3m の高さに設けられた弾力のある飛び板を利用します。高飛び込みは 10m の固定された台から行われます。なお、シンクロナイズドダイビング(シンクロ)は2人1組で行われ、同時に飛び込む美しさを競う競技となります。
水球男子(男女計2種目)
- チーム戦
チーム人数はゴールキーパー1人を含む7人構成。1ピリオド8分で4ピリオド行われます。勝敗が決まらない場合、サッカーの PK 戦のようなペナルティシュート戦により決められます。
シンクロナイズドスイミング(2種目)
- チーム
- デュエット
シンクロナイズドスイミングは女子のみの競技となります。チームは8人、デュエットは2人で競技が行われます。
マラソンスイミング(男女計2種目)
- 10km
競技はプールでは行われず、海・川・湖など、自然の水の中で行なわれる競技です。このような競技はオープンウォータースイミングと呼ばれ、マラソンスイミングもその一種です。
陸上競技:全47種目
トラック種目(男女計24種目)
- 短距離 : 100m, 200m, 400m
- 中距離 : 800m, 1500m, 3000m 障害
- 長距離 : 5000m, 10000m
- ハードル : 100mH, 110mH, 400mH
- リレー : 4×100m リレー、4×400m リレー
110m ハードルは男子のみ、100m ハードルは女子のみの種目となります。
フィールド種目(男女計16種目)
- 跳躍 : 走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳
- 投てき : 砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投
混成種目(男女計2種目)
- 十種競技
1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
2日目:110m ハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m - 七種競技
1日目:100m ハードル、走高跳、砲丸投、200m
2日目:走幅跳、やり投、800m
十種競技は男子のみ、七種競技は女子のみの種目となります。上記に記載された種目順により実施されます。各競技ごとに記録が点数換算され、最終的に合計点を競い合います。
ロードレース(男女計5種目)
- マラソン
- 競歩 : 20km, 50km
50km 競歩は男子のみの種目です。陸上競技場外の道路上に設定されたコースを走るため、ロードレースと呼ばれています。
柔道:全13種目
種目(男女計13階級)
- 男子:60kg級、66kg級、73kg級、81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級
- 女子:48kg級、52kg級、57kg級、63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級
トーナメント方式で行われ、各階級ともに、予選から決勝まで全て同じ日に実施されます。準決勝で負けた者同士の3位決定戦とは別に敗者復活戦が行われ、そこで勝ち抜いた勝者へも銅メダルが行われます。
アーチェリー:全4種目
フィールド種目(男女計4種目)
- 個人
- 団体
アーチェリーは個人戦・団体戦を行う前に、対戦相手を決めるためのランキングラウンドが行われます。各選手1エンドあたり6射行い、7エンドの合計点で個人の順位、団体の順位が決められます。この順位は対戦相手を決めるためだけで、個人競技の順位とは異なります。
個人戦はトーナメントで行われ、対戦相手はランキングラウンド1位と64位(最下位)、2位と63位……と順番に組まれます。団体戦もトーナメントとなりますが、チーム数により成績上位のチームは1回戦目がシードとなります。
バドミントン:全5種目
種目(男女計5種目)
- シングルス
- ダブルス
- ミックスダブルス(男女混合)
バドミントンは男女1人ずつでペアが構成されるミックスダブルスがあります。どの種目も予選リーグがあり、上位2人(2組)が決勝トーナメントへ進出できます。
野球・ソフトボール:全2種目
種目(男女計2種目)
- 野球
- ソフトボール
東京オリンピックで追加された競技。野球は男子のみ、ソフトボールは女子のみ。どちらも1996年のアトランタオリンピックで採用された競技ですが、2008年の北京オリンピックを最後に廃止された競技でした。
東京オリンピックに向け復活を遂げましたが、競技としての世界的な普及が課題とされています。
バスケットボール:全2種目
種目(男女計2種目)
- チーム
予選ラウンドとして複数のグループに分かれ総当り戦が行われます。予選の結果に基づき決勝トーナメントが行われます。
ボクシング:全13種目
種目(男女計13階級)
- 男子:49kg級、52kg級、56kg級、60kg級、64kg級、69kg級、75kg級、81kg級、91kg級、91kg超級
- 女子:51kg級、60kg級、75kg級
各階級トーナメント戦で行われ、敗者復活戦はありません。また準決勝敗退した2名が銅メダルとなり、3位決定戦も行われません。
カヌー:全16種目
スプリント(男女計12種目)
- カヤック男子 : シングル 200m・1000m、ペア 200m・1000m、フォア 1000m
- カヤック女子 : シングル 200m・500m、ペア 500m、フォア 500m
- カナディアン男子 : シングル 200m・1000m、ペア 1000m
スプリントは直線コースをいかに速くゴールするかを競う種目です。
カヤックとカナディアンはパドルの形状が違います。カヤックはシャフトの両サイドにブレード(板)がついているもので、左右交互に漕いでいきます。一般的にカヌーとしてイメージされるのが、このカヤックです。
一方カナディアンは、ブレードが1枚しか付いておらず、片一方はグリップが付いています。
スラローム(男女計4種目)
- カヤック : シングル男子、シングル女子
- カナディアン : シングル男子、ペア男子
スラロームは流れに流れの緩急がある川を進みながら、途中に設けられたゲートを番号順に通過してタイムを競う種目です。
自転車競技:全18種目
自転車競技はトラック、ロード、クロスカントリー、BMX と自転車の種類が全て異なります。
トラック(男女計10種目)
- スプリント
- チームスプリント(男子3名、女子2名)
- ケイリン
- チームパシュート(4名)
- オムニアム(スクラッチ、個人追い抜き、エリミネーション、タイムトライアル、フライングラップ、ポイントレース)
トラックは1周 250m になります。スプリント、パシュートは周回タイムで競われますが、ケイリンは日本の競輪が基になっており、タイムではなく順位により競われます。
オムニアムは2日間に分けて6種目が行われます。各種目の順位により与えられたポイントの合計で順位が決まります。2012年のロンドンオリンピックより採用された種目です。
ロード(男女計4種目)
- ロードレース
- タイムトライアルロードレース
ロードレースは大会により距離が異なりますが、男子は 200km 女子は 100km を超える距離を走る種目です。タイムトライアルは時間を空けて1人ずつ走り、指定距離は走ったタイムで競われる種目です。
マウンテンバイク(男女計2種目)
- クロスカントリー
オフロードで行われる種目。ロードレースと違い、起伏の激しいコースを走ります。山の中を走るようなイメージですね。2004年のアトランタオリンピックから正式種目に採用されました。
BMX(男女計2種目)
- クロスカントリー
小高い坂の上から一気にスタートし、凹凸のあるオフロードのコースを走って競います。マウンテンバイクでは自然の地形を利用したコースが用いられますが BMS では整形されたコースを走ります。
馬術:全6種目
種目(計6種目)
- 障害馬術 : 団体、個人
- 馬場馬術 : 団体、個人
- 総合馬術 : 団体、個人
馬術は性別による区別はありません。
障害馬術は、競技場に設置された様々なの障害物を、決められた順番通りに飛びタイムを競う競技。失敗して障害物を落としたり、規定されたタイムを超過するとペナルティとして時間換算されたものがトータルで追加されます。
馬場馬術は、常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駈歩(かけあし)の3種類の歩き方をベースに、様々なステップを踏んだり、図形を描いたりして、演目の演技点にて競われます。
総合馬術は、馬場馬術・クロスカントリー・障害馬術の3種目を3日間かけて行う競技です。この3日間は、同じ人と馬の組み合わせで行われます。
フェンシング:全10種目
種目(計6種目)
- フルーレ : 個人、団体(男子のみ)
- エペ : 個人、団体
- サーブル : 個人、団体(女子のみ)
フルーレは先に剣先を向けた方に攻撃権が与えられ、相手の有効面を突くとポイントになります。有効面は左右の腕と、頭を除いた上半身です。剣を払うなどして、相手の攻撃を防御することで攻撃権が移ります。
エペはフルーレと異なり攻撃権が無いため、とにかく先に突いた方に得点が入るルールとなっています。また全身が有効面となっているため、正に剣術の決闘といったところでしょうか。
サーブルはフルーレと近いルールですが、突くだけでなく斬る攻撃が有効になります。また、頭を含む上半身と左右の腕が有効面となります。
サッカー:全2種目
種目(男女計2種目)
- チーム
予選ラウンドとして複数のグループに分かれ総当り戦が行われます。予選の結果に基づき決勝トーナメントが行われます。
ゴルフ:全2種目
種目(男女計2種目)
- 個人
リオオリンピックで112年ぶりに復活した同競技。18ホールのコースを4日間、合計72ホールのストロークプレーで行われます。予選は無く、4日間の合計打数で競われます。
体操:全18種目
体操競技(男女計14種目)
- 男子 : ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒、個人総合、団体
- 女子 : 跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆか、個人総合、団体
団体種目の予選は個人総合の予選も兼ねており、団体にて全ての演目を行わなくてはいけません。また、跳馬の種目別予選に参加する選手は、団体予選において2度の試技を行います。1回目の得点が団体の得点、2回平均点が種目別予選の点数となります。
新体操(男女計2種目)
- 女子 : 個人、団体
新体操は女子のみの競技です。ロープ、フープ、ボール、クラブ、リボンを使い音楽に合わせて演技します。
トランポリン(男女計2種目)
- 個人
トランポリンの上で10回異なるジャンプを行い、そこで実施される技の技術、難易度、そして宙に浮いている跳躍時間により採点が行われる競技です。
ハンドボール:全2種目
種目(男女計2種目)
- チーム
予選ラウンドとして複数のグループに分かれ総当り戦が行われます。予選の結果に基づき決勝トーナメントが行われます。
ホッケー:全2種目
種目(男女計2種目)
- チーム
陸上版のホッケーなのでフィールドホッケーとも言われています。アイスホッケーの方が有名ですが、ホッケーの方が歴史が古く、起源は紀元前2000年以上も前にさかのぼるとも言われています。競技場の芝には水がまかれているのが特徴です。
予選ラウンドとして複数のグループに分かれ総当り戦が行われます。予選の結果に基づき決勝トーナメントが行われます。
空手:全2種目
種目(男女計2種目)
- 形 : 個人
- 組手 : 男子3階級、女子3階級
2020年の東京オリンピックで正式に追加が決定した同種目。組手は極真空手に見られるような、直接打撃を与えるフルコンタクトのルールは採用されず、寸止めにより先に技を入れるとポイントが入るポイント制のルールが取られています。
近代五種:全2種目
種目(男女計2種目)
- 個人
近代五種の競技は、フェンシング・水泳・馬術・射撃・ランニングで構成されます。全ての種目を1日で実施し、各種目毎に得点化して合計得点で競います。
ボート:全14種目
スイープ(男女計6種目)
- 軽量級舵手無しフォア(男子のみ)、舵手無しフォア(男子のみ)、舵手無しペア、エイト
スイープ競技は、1人が1本のオールを持ってボートを漕ぐ競技です。カヌーのカナディアンと似ていますが、カヌーは進行方向を向いて漕ぎますが、ボードは進行方向と逆を向いて漕いでいます。
スカルのようにオールの位置が左右対称にならないため、チームの力加減を間違えると真っ直ぐ進まないことがあります。そのため、進行方向を指示するために、進行方向を向いている漕ぎ手と別に舵手が乗っています。
ただし競技によって名前の通り、舵手が居ない競技もあります。フォアは漕ぎ手が4人、ペアは2人、8人は漕ぎ手が8人で行われます。
スカル(男女計8種目)
- クォドルプルスカル、軽量級ダブルスカル、ダブルスカル、シングルスカル
スカル競技は、1人が左右に1本ずつオールを持ってボートを漕ぐ競技です。ボートの形状は違いますが、公園等にある貸しボートのようなイメージです。クォドルプルは4人、ダブルは2人、シングルは1人でボートを漕ぎます。
7人制ラグビー:全2種目
種目(男女計2種目)
- チーム
競技規則は15人制とほぼ同様です。15人制の日本代表と7人制の日本代表が異なるのは、単に必要とされるスキルが異なるため、適した技量を持つメンバーが選出されています。
セーリング:全10種目
種目(男女計10種目)
- 男子 : 470級、レーザー級、RS:X級、フィン級、49er級
- 女子 : 470級、レーザーラジアル級、RS:X級、49erFX級
- 男女混合 : ナクラ17級
セーリングは種目によってヨットが異なります。470 級は、舵と主帆を操るスキッパー、前帆を操るクルーの2人乗りです。レーザー級は一般的に普及しているセーリングのレースで、女子のレーザーラジアル級は男子よりもセール面積が小さくなっています。
RS:X 級はウインドサーフィンによる競技です。
フィン級はレーザー級と同じく1枚セールがついたヨットですが、フィン級のボートの方がレーザー級よりも重く大きい違いがあります。古来からのセーリングと言えばフィン級を指します。
ボートから体が落ちるくらい乗り出し、体重を掛けてセールを操作しているのが 49er 級です。2人乗りのヨットで、女子の 49erFX 級はマスト高さや帆面積が小さいクラスとなります。
ナクラ17級はリオオリンピックより正式に追加された種目です。2つの船体にまたがるようにセールが張られ、それを2人で操ります。
射撃:全14種目
ライフル射撃(男女計4種目)
- 男子 : 50mライフル三姿勢(50m3×40M)、50mライフル伏射(50mP60M)
- 女子 : 10mエアライフル立射(10mS60M)、50mライフル三姿勢(50m3×20W)
ライフル銃により実施されます。銃口が長いため、利き手で引き金を引き、もう片一方の手で胴体の部分を支えて撃ちます。
三姿勢とは立って撃つ立射、膝をついて撃つ膝射、うつ伏せになって撃つ伏射と、それぞれの姿勢で撃った得点で競われます。
ピストル射撃(男女計5種目)
- 男子 : 50mピストル(50mPistol60M)、ラピッドファイアピストル(25mRFPM)、10mエアピストル(AP60M)
- 女子 : 25mピストル(25mPistol60W)、10mエアピストル(AP40W)
ライフル射撃と異なり、ピストルは片手撃ちのルールとなっています。
クレー射撃(男女計5種目)
- トラップ、スキート、ダブルトラップ(男子のみ)
クレー射撃は散弾銃で行われ、空中に射出された円盤状のクレーと呼ばれる直径 11cm の陶器を狙い、撃ち落とした数によって得点を競う競技です。
トラップは弾を撃つ射台5ヶ所を順に周り、それぞれの射台で1個ずつ放たれるクレーを5個、合計25個を撃ち落とす競技です。ダブルトラップは射台が1ヶ所で、2個同時に放たれるクレーを合計30個撃ち落とす競技です。スキートは8ヶ所の射台を順に周り、それぞれの斜台から1個または2個同時に放たれるクレーを、合計25個撃ち落とす競技です。
それぞれ射出されるクレーの数は決まっているので、いかにミスせずに撃ち落とすかが勝負のポイントになります。
スケートボード:全4種目
種目(男女計4種目)
- ストリート
- パーク
2020年の東京オリンピックで正式に追加が決定した同種目。ストリートは、街中にある階段や手すり、縁石などを利用して技を繰り広げ、その技を点数化して行う採点競技です。またパークもルールは同様ですが、コンビプールと呼ばれる湾曲を描いたコースが利用されます。
スポーツクライミング:全2種目
種目(男女計2種目)
- ボルダリング・リード・スピード複合
2020年の東京オリンピックで正式に追加が決定した同種目。ボルダリング、リード、スピードの全ての競技を行い、総合的な順位が決定される競技です。
ボルダリングは高さ5メートル以下の壁に設定された複数のコースを、制限時間内にいくつ登れたかを競います。リードは12メートルを超える高さの壁に設定されたコースを登り、制限時間内にどれだけ高い位置まで登るかを競います。
そしてスピードは、高さ15メートルの壁に設置されたルートをいかに速く登るかを競います。スピードと名前のある通り、ミリ秒を競うスプリント種目となります。男子で1秒で3メートルほど駆け登ります。
サーフィン:全2種目
種目(男女計2種目)
- ショートボード
2020年の東京オリンピックで正式に追加が決定した同種目。選手が波に乗り実演する技に応じた得点を評価する採点競技となります。一般的にボードの長さにより、ロングボードとショートボードの試合がありますが、オリンピックに採用された競技はショートボードのみです。
卓球:全4種目
種目(男女計4種目)
- 個人
- 団体
個人・団体、どちらもトーナメント方式にて行われます。
卓球個人は7ゲーム制(4ゲーム先取)で行われます。団体は3人によるチーム編成で、シングルス・シングルス・ダブルス・シングルス・シングルスの5ゲーム制で3ゲーム先取となります。
テコンドー:全8種目
種目(男女計8階級)
- 男子:58kg級、68kg級、80kg級、80kg超級
- 女子:49kg級、57kg級、67kg級、67kg超級
トーナメント方式で、各階級ともに、予選から決勝まで全て同じ日に実施されます。準決勝で負けた両者が銅メダルとなり、3位決定戦はありません。また柔道のような敗者復活戦はありません。
テニス:全5種目
種目(男女計5種目)
- シングルス
- ダブルス
- ミックスダブルス(男女混合)
テニスはバドミントンと同じく男女1人ずつでペアが構成されるミックスダブルスがあります。各種目ともトーナメント方式で行われます。
トライアスロン:全2種目
種目(男女計2種目)
- 個人
スイム 1.5km、バイク 40km、ラン 10km のタイムで競われる同競技。水泳はプールではなくオープンウォーター(海など)で行われます。
バレー:全4種目
種目(男女計4種目)
- バレーボール
- ビーチバレーボール
バレーボールは3セット先取の5セットマッチ、ビーチバレーは2セット先取の3セットマッチで行われます。
ウェイトリフティング:全15種目
種目(男女計15階級)
- 男子:56Kg級、62Kg級、69Kg級、77Kg級、85Kg級、94Kg級、105Kg級、105Kg超級
- 女子:48Kg級、53Kg級、58Kg級、63Kg級、69Kg級、75Kg級、75Kg超級
床に置かれたバーベルを一気に頭上まで持ち上げるスナッチと、一度胸元まで持ち上げたバーベルに反動を付けて頭上前持ち上げるクリーン&ジャークの合計重量で競います。
レスリング:全18種目
グレコローマンスタイル(男子計6階級)
- 男子:59kg級、66kg級、75kg級、85kg級、98kg級、130kg級
グレコローマンスタイルでは、腰から下を攻撃することができません。よって足元へのタックル等は反則となり、体を持ち上げて回転させるような力と力がぶつかる投げ技メインの試合になります。なお、男子のみの種目となります。
フリースタイル(男子計12階級)
- 男子:57kg級、65kg級、74kg級、86kg級、97kg級、125kg級
- 女子:48kg級、53kg級、58kg級、63kg級、69kg級、75kg級
フリースタイルは全身への攻撃が許容されるため、下半身へのタックルにより相手を倒しポイントを獲得する戦術が取られることが多くなります。日本女子最強と言われる吉田沙保里や伊調馨は、フリースタイルの選手になります。
以上、東京オリンピックでは33競技にて競われます。