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Canon EOS シリーズのカメラに赤い点(ホットピクセル)が現れたので対応した話

更新日: 公開日:2016/05/04
Canon EOS シリーズのカメラに赤い点(ホットピクセル)が現れたので対応した話

発生した問題

Canon EOS シリーズのカメラで撮影した画像・動画を確認していたときのこと。画面の一部に赤い点 (ホットピクセル) が写っているのを確認。保証期間が切れているので、修理に出さずに対応する方法はあるか?

ホットピクセルが写ってしまった例

解決方法

必ずしも全てのケースで対応できる方法ではありませんが、センサークリーニングを行うことで直せる場合があります。まずはお金を掛けずに対応できる方法として、お試しください。

旧機種だと EOS 70D ほか、ミラーレスカメラ EOS R 等もこの方法で直った報告が挙がっています。

ではその手順を紹介します。

目次

Canon EOS の一眼レフカメラのホットピクセルを修正する方法

元々は EOS 1DXMk2 の説明書などに記載されていたもの。撮像素子が宇宙線などの影響を受けて、画像に輝点 (ホットピクセル) が生じることがあり、センサークリーニングで解消する場合があると記されています。

ちなみに OLYMPAS には「ピクセルマッピング」の機能があり、そちらを実行すると撮像素子の調整が行われるので、CANON の機種においてはセンサークリーニング時にピクセルマッピングが行われているのかもしれません。

論より証拠と言うことで、実際にやってみましょう。

手順1:下準備

レンズは付けたままでも外しても構いません。シャッターを上げた状態にするため、レンズを外す場合はボディーキャップは付けておいたほうが良いです。

EOS 70D にレンズキャップを付ける

手順2:手動センサークリーニング

カメラの電源を入れ、メニューから [センサークリーニング] を選択。画像は EOS 70D ですが、Canon の一眼レフカメラであれば同様のメニューが用意されています。古い機種だと [撮像素子の清掃] と表示されている場合もあります。

Canon EOS センサークリーニングを選択

センサークリーニングのメニューから [手作業でクリーニング] を選択。

センサークリーニングのメニューから [手作業でクリーニング] を選択

確認画面が表示されます。ここから先に進むと、記載の通りミラーアップされた状態になります。確認し OK を選択。なお、十分なバッテリーの残量がある状態で行わないと、エラーになります。

ミラーアップの確認

手順3:30秒放置し電源 OFF

手順2で OK を選択すると、シャッター音が鳴りミラーアップされます。あとはこのまま何もせず、30秒放置するだけ。時間が経ったら、そのまま電源を切ってください。

これで作業は終了。

改めて撮影をして、データを確認します。ホットピクセルが確認しやすいよう、部屋を真っ暗にしてテスト撮影を実施。すると画面に映っていた赤い点は、完全に消えました。どうやら無事に、ホットピクセルが直ったようです。

修理費用を掛けずに直すことができてよかった!

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