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ロジクールK480を購入&レビュー!スマホやタブレットで使える溝つきBluetooth キーボード

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ロジクール Bluetooth キーボード K480 を購入&レビュー!スマホやタブレットで使える溝つきキーボード

外出時にスマホやタブレットにつないで使えるキーボードを探し、たどり着いたロジクールの K480 Bluetooth ワイヤレスキーボード。本体に溝があることで、スマホやタブレットを直接立てられるのが特徴です。

しかもキータッチの感覚がしっかりしていて、本格的な文章作成にも難なく使えることから、迷うことなく購入したアイテム。価格も安く、機能・コスパともに満足できる製品でした。

ではロジクールの Bluetooth キーボード K480 の使い勝手や使用感について、レビュー形式でお送りしていきます。

同製品、購入から5年以上使い続けていますが、今でも現役で販売されています。ここまでロングセラーなのは、この K480 が人気のある証拠なのかもしれません。

ロジクール K480 を選んだ理由

ロジクール K480 キーボード【レビュー】

※ 現行モデルは、中央上部の印字ロゴが Logicool から Logi に変更されています。

そもそもノートパソコンを購入する予定だった

普段はデスクトップ端末を利用しているのですが、外出先での作業用にノート PC の購入を検討していました。

しかし購入しても使用頻度は低く、いつ使うか分からないのに高額なパソコンを持ち歩くのは、破損のリスクもあります。結局、主な作業はメール返信やドキュメント作成のため、スマホと接続して使えるキーボードがあれば良いと結論に至ったのです。

携帯性に優れたキーボードは使いづらい問題

古くはガラケーの時代から、携帯用のキーボードは存在しています。コンパクトで軽く、携帯性だけに特化した製品ばかり。そして使い勝手は二の次で、とにかくキーが打ちづらい。

スマホ時代に突入しても、携帯性をアピールポイントとしている製品ばかりなのは変わらず。どのキーボードを使っても、タイピング時の快適さが全く感じられません。

携帯用小型キーボードのデメリット

  • キーが小さくて固く打ちづらい
  • キーストロークが浅い
  • スマホやタブレットを立てかけるスタンドが貧弱

携帯性には優れていても、キーボードとしての使い心地は最悪なのです。

タイピング重視の製品選び

まずは自身が利用する環境を想定して、具体的な条件に絞り込む。その上で、見つけた製品が ロジクール K480 なのです。

  • スマホがパソコン代わりに使えるようになるのが第一優先
  • 重要なのは携帯性よりタイピングしやすさ
  • 乱暴に扱っても買い換えられる、安いキーボードが理想

家電量販店で最初に見かけた時に、第一印象でこれは良いと感じ、試しにタイピングしてすぐに "買い" と判断。出会いから購入までは、あっという間でした。

ロジクール K480 のメリット

ロジクール K480 キーボードにスマホを立てかける

僕がロジクールの K480 を気に入った点は次の通りです。

  • キーサイズが大きく打ちやすい
  • 程良いキーストローク
  • スマホもタブレットも立て掛けられる
  • 折りたためないが作りは丈夫

小型の折りたたみ式が嫌だったので、サイズ感は問題ありません。唯一デメリットを挙げるなら、重量が 800g を超える点です。剛性を保つため、内部に 400g 近い鉄板が使われているのが原因だそう。

余談ですが K480 を軽量化するために、内部の 1.2mm ある鉄板をプラスチック板に交換する改造をしている強者もいるらしいです。

ロジクール K480 の機能を掘り下げる

OS 問わず3台まで接続切替できる

ロジクール K480 接続先切替スイッチ

キーボード左上にチャンネルで、最大3台まで接続先を切り替えられます。最初にそれぞれのチャンネルで接続設定すれば、あとは番号を切り替えるだけで自動的に接続が変わる仕組みです。

接続できるのは iOS、Android、Chrome OS、Windows、MacOS、iPad OS と、ありとあらゆる機器を網羅しています。最初の接続は、右上の接続ボタンを3秒長押しして Bluetooth 接続を実施。

ロジクール K480 Bluetooth 接続ボタン

右側の [i] ボタンが iOS や MacOS に対応したボタンで、左側の [PC] ボタンはそれ以外の Android やパソコン用の接続ボタンになります。

こんな感じで、最初にそれぞれの機器を接続しておくと便利です。

  1. スマートフォン
  2. タブレット
  3. パソコンなど、その他の機器

キーが深くてタイピングしやすい

ロジクール K480 キーボードのキーの深さ

K480 のタイピングしやすさは、しっかりしたキーストローク(キー押下時の沈み込む深さ)がしっかりある点が要因だと思っています。高級キーボードほどではないものの、きちんとしたキーの反発を得られ、素早い文字入力を実現してくれます。

僕はメールの返信やドキュメント作成を目的に使っているので、ある程度のスピードでキータイプできるのは重要なポイントです。

スタンドの強度がしっかりしている

ロジクール K480 キーボードにスマホを立てかける

スタンド部分の内側は、機器が傷つかないようにゴム素材が用いられています。

かなり丈夫な作りになっているようで、スマホを立てて使っても、大きめのタブレットと利用しても、普通にノートパソコンを使っているかのように全くバランスを崩さず安定しています。

冒頭でキーボード本体の重量 (800g) に触れましたが、タブレットのような重さのある機器を使う場合、キーボードが安定するためには本体の重量が必要です。必ずしも重いことが悪いわけではありません。

ファンクションキーのオプション機能が便利

ロジクール K480 のキー配列で、最上段には各種オプション機能が定義されています。音量調整や音楽の再生・停止、検索画面起動やホーム画面表示など、モバイル機器に特化しています。

ロジクール K480 キーボード ファンクションキーのオプション機能

僕は音楽を聞きながら作業することが多いので、ボリューム調整・ミュートの ON / OFF が手元の操作で簡単にできるのは嬉しいです。

バッテリー駆動は最長で24ヶ月

格安のキーボードゆえ、バッテリーは内蔵ではなく電池式。単4電池2本で駆動。キーが光ったりするような余計な機能がないおかげで、最長で24ヶ月利用できる、超ロングライフなバッテリーの持ち。

ロジクール K480 キーボード背面の電源スイッチ

背面に電源スイッチがあり、使っていないときはきちんと OFF にしておけば、想像以上にバッテリーが長持ちします。僕の利用環境においては毎日使う機器ではないので、実は3年以上使い続けていて一度も電池を交換したことがありません。

バッテリーの話ついでに。

電池ボックスのふたがプラスチック製で、カバンの中で外れてしまうことがあります。単にスライドして開閉する仕組みで、強度は弱め。あまりに何度も外れてしまうので、内側にテープを貼って対応。この程度でも、外れにくくなるので参考までに。

外れやすい K480 の電池ボックスのふたへ対策

カラーは2色展開

K480 発売当初は黒一色のみ。そしていつの間にか、ホワイトモデルも登場しています。白いガジェットが好きなので、これはこれで良いなぁと羨んでみたり。

ロジクール K480 キーボード ホワイト

カラー展開しているモデルは、それなりに利用者数が見込まれている製品で、実際にこの K480 もロングセラーのキーボードとして、2022年の現在でも現役で販売されています。

そしてもっとポップなカラーバリエーションを揃えている K380 のキーボードも、この K480 同様に人気があります。こちらはスマホやタブレットを支える溝がないモデルで、パソコン用途でも使われる機会が多い機種。

ロジクールの中の人から聞いた話だと、特に女性層にターゲットを絞り、シンプルでかわいいといった特徴を売りにして販売しているそうです。こちらはなんと5色展開で、好みの色を見つけやすいのも注目ポイント。

更には同系色のポップなカラーで展開している、小型でクリック音を抑えた静音マウス M350 をセットで使っているユーザーが多いのも傾向の1つです。

スマホやタブレットに MOFT のようなアイテムを使っているなら、 K480 よりも K380 のキーボードのほうがコンパクトで実はおすすめです。

ロジクール K480 を使ってみた感想

ロジクール K480 と iPhone

K480 を買って良かったこと

ロジクール K480 の購入を機に、ノートパソコンを持ち歩く頻度が少なくなりました。カフェ等で思いついたことをメモしたり、軽い打ち合わせ程度であれば、このキーボードをスマホに繋いで済ませてしまいます。

作業中に LINE が来ても、即座に返信できるのがとても便利です。急なメール作成も、ある程度の長文になるとスマホでの入力がきつくなるため、外付けキーボードの存在に幾度となく助けられました。

一番メリットとして感じたのは、外出先で文章を作成する時間が大幅に削減した点です。キーでの文字入力と、十字キーでのカーソル移動できるだけで、ここまでスマホでの作業効率が上がるのかと関心したほどです。

ノートパソコンだと作業を開始するまでの手間が掛かるところを、このキーボード1台導入しただけで、素早く行動に移れるようになりました。常にネットワークと接続しているスマートフォンとセットで使うのが、本当に相性の良い組み合わせなんだと思います。

タイピング音は静かではない

キーボードの大きさは、一般的なノートパソコンサイズ。電車内でも問題なく利用できるものの、それなりにキータイプ音がします。静音仕様ではないので、その点ご注意ください。

ここは K480 のような価格帯の製品であれば、妥協せざるを得ない仕様の1つです。

キーボードのカチャカチャ音を少しでも抑えたいなら、MX Keys Mini のような上位モデルを推奨します。こちらは静音モデルではないものの、外出先で使ってもそこまで周りに迷惑をかけるような音はしません。

スマホを MX Keys Mini に接続する

この製品についても細かいレビューをしています。興味がある方は、ぜひこちらも参照ください。

K480 のデメリットは大きさ・重さ

K480 はモバイル用キーボードとしては大きく、そして 800g を超える重量は持ち運ぶ際のデメリットになります。それでもノートパソコンよりは軽いので、僕にとっては十分許容範囲です。

いつ使うかわからないパソコンを常に持ち歩くのは、破損のリスクも考えると良い選択肢とは言えません。僕の目的は快適な文字入力環境なので、壊れて買い直しても低コストで抑えられる K480 が最適解なのです。

前述の通り、800g もの重さがあるのは、タブレットのような画面の大きい機器でも安定して利用できるようにするため。もしスマホ専用で使うなら、内部の鉄板をプラ版に交換して軽量化を図ってみるのも悪くないかもしれません。(改造は製品保証対象外になるので、自己責任です)

本体サイズも大きいので、メイン PC で使っている HHKB を持ち歩いても変わらないのでは?と考えたこともありました。しかしここで3万円超えのキーボードを持ち歩くなら、安い Chrome Book が買えると気付き、結局は K480 のお世話になっています。

HHKB とロジクール K480

【追記】最近入手した MX Keys Mini が薄くて軽くて良いのではと思い、試しに使ってみています。

価格が安いのに丈夫

外出先への持ち運び用で使う機器なので、少し乱暴に扱ってしまうことがあるのですが、何度か落下させてしまっても無事に使えています。これがもしノートパソコンだったら、絶対に壊れるような衝撃にも耐えています。

しかも耐水性まであるから驚き。ちょっとくらいなら液体をこぼしても大丈夫。(公式サイトには、最大 60ml まで試験で耐えたらしい)

普段はケースにも入れず、バッグにそのまま入れています。キーボードの価格が安いおかげで、気楽に使えるのが K480 の良いところ。もし壊れてしまっても、即座に買い直します。

限りなく100点に近い評価

ロジクール K480 は大きな欠点もなく、スマホやタブレット専用のキーボードとして高い評価を与えられる製品です。ノートパソコンを持ち歩くことなく、快適な文字入力環境を得られて大満足です。

僕と同じような用途で考えているならば、まず最初の1台として K480 を使ってみるのが良いと思います。

ちなみに、ロジクール製品は基本的に説明書が付属しないので、使い方は公式サイトから確認します。最後にリンクを貼っておくので、K480 購入の際は参考にしてください。

以上、ロジクールの Bluetooth キーボード K480 の紹介でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。ガジェットのレビューや、パソコン・スマホ操作のノウハウをブログで発信。現在は個人事業主として独立。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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