個人事業主に会計ソフトが欠かせない理由!僕の経験からアドバイスを送る

個人事業主の開業届を提出すると、その年度から売上の有無にかかわらず確定申告が必須になる。また会計帳簿の作成、および管理も義務付けられる。
僕は2016年末に開業した個人事業主。開業以来、青色申告を行っている。これまでの経験から端的にアドバイスするなら

初年度から確定申告で苦労しないために、開業したら会計ソフトは早く導入するのが理想です。迷っているなら、無料体験できるサービスを使って1日でも早く会計処理に慣れることが大事です!
青色申告だけでなく、インボイス制度対応には会計ソフトの助けが必要になる。この記事では、開業して会計処理をどうしようか迷っている人に向けて、個人事業主の僕からアドバイスをお伝えします。
初心者が無料で試せるおすすめ会計ソフト2選
最初の1年無料で使える「やよい」
まずは、全ての機能が1年間無料で使える「やよいの青色申告 オンライン」のセルフプラン (年間10,300円) 。パソコンの操作方法に詳しくない方は、サポート付きのベーシックプラン (年間17,250円) が用意されている。
やよいの青色申告は、ユーザー数 No.1 の業界最大手。税理士事務所でも、よく使われるサービス。将来、税理士に頼む予定であればベストな選択。
まず無料で使える「マネーフォワード」
マネーフォワードクラウドは、仕訳件数が年間50件以内であれば無料の範囲でずっと使えるというもの。(ただ、ちゃんとビジネスをやっていたら50件では収まらない。)データ集計は会計ソフトで行い、確定申告は国税庁の 確定申告書等作成コーナー を利用すれば実質0円。その後、有料会員になれば、スマホアプリから e-Tax での確定申告送信が可能。
個人事業主かつインボイス制度に登録しているならば、年間15,360円のパーソナルプランが必須。確定申告書だけでなく消費税申告書の作成にも対応し、スマホから簡単に送信できる。

僕はずっと個人で会計処理をするつもりなので、マネーフォワードを利用しています。
ここで freee をおすすめしない理由
一般的には、上の2つに freee を加えて、クラウド会計ソフト3大サービスとなる。ただ freee は楽天銀行と口座提携できなくなったり、価格改定で割高感があって、相対的なメリットがなくなってしまった。
直感的に freee が良さそうと思ったら、それはそれで良いと思う。ただ、今から僕が開業をやり直すとしたら、ひとまず1年無料で使える「やよいの青色申告」を利用して会計処理の感覚を掴んで、その上で使いづらかったら、他のサービスへ移動すると思う。
- 個人事業主に会計ソフトは必要か?
- 結論「会計ソフトは必要」
- なぜ会計ソフトが必要か?
- 日々の作業は簡単な仕訳(明細)の入力だけ
- 確定申告はデータ集計の集大成
- 会計ソフトのメリットは時間の削減
- 会計ソフトは何を使えばいいのか?
- 各社プラン別の比較表
- 会計ソフトおすすめランキング
- 会計ソフトの選び方を詳しく解説
- 会計ソフト|クラウド型とソフトウェア型の違い
- 各社クラウド会計ソフトの特徴
- 個人的にはマネーフォワードクラウドがお気に入り
- 価格は「やよいの青色申告」が最安値
- freee は税務調査サポートプランがある
- 各社のデータは他社へ移行できる
- 【おすすめ】最初は同時に使って見極める
- クラウド会計ソフトを使ってみる
- 仕訳の入力は勉強と慣れ
- 基本性能はどのソフトも同じ
個人事業主に会計ソフトは必要か?
結論「会計ソフトは必要」
個人事業主が自分自身で会計処理をするなら、会計ソフトは欠かせない。
個人事業主の独立から9年近く経った今でもそう思う。"早いうちから使ってよかった。" この一言に尽きる。
なぜ会計ソフトが必要か?
一番の理由は、集計作業に時間が掛かるため。
- 記録した明細の集計が大変
- 青色申告に必要な書類作成が大変
- 仕訳から総勘定元帳への転記が大変
- 損益計算書・貸借対照表の算出が大変
- 消費税の集計(インボイス制度)が大変
- 電子領収書の管理(改正電子帳簿保存法)が大変
- 売上推移の集計は気が遠くなる
僕自身、初年度は売上が少なく仕訳データも数少なく、記録するだけなら Excel でいいのでは?と甘く見ていた。そして、いざ確定申告に必要な集計表を作ろうとしたときに、これではダメだと気付かされた。
日々の作業は簡単な仕訳(明細)の入力だけ
複式帳簿の記述は、慣れてしまえば簡単。仕訳方法がわからなければ、ネットで調べて解決できる。あまり事前に勉強しなくても、帳簿付けする日々の経験で身につく。
またその仕訳を元に、単純な合計表を作るまでは簡単にできる。
しかし様々な視点での集計データが必要になるのが、青色申告の面倒なところ。それに気付くまで、僕も会計ソフトは不要だと考えていた。事業者として管理が求められる書類の作成、キャッシュフローなどサマリー系のデータ集計、仕事をしながら日々推移する売上の合計。
誰がいつ計算する?会計ソフトなら勝手にやってくれる。
確定申告はデータ集計の集大成
青色申告で提出する、確定申告の書類は以下の2つ。
- 確定申告書B
- 所得税青色申告決算書(一般用)
ただし、これは確定申告に必要な書類。青色申告の事業者として保存が義務付けられている書類は別。例えば「損益計算書」や「貸借対照表」のような決算関係の書類は、必ず作成が求められる。
更に2023年10月にインボイス制度が始まり、消費税の管理も追加された。8%?10%?軽減税率?これまで以上に集計が大変になった。
確定申告をする上で、決算書のベースになるのが「総勘定元帳」。全ての取引を時系列で記している「仕訳帳」とは別の帳簿で、勘定科目ごとに明細をまとめられている。これは、青色申告で管理が求められる帳簿の1つ。
勘定科目とは、例えば「消耗品費」のように帳簿に金額を記録するときに分類するカテゴリのようなもの。このカテゴリ単位で情報をまとめた書類が総勘定元帳。
1年間記録が終わったら、総勘定元帳の勘定科目ごとに積み上がった残高(金額)を各決算書へ転記して、確定申告書の書類を作成する流れ。
もう、手作業で行えるレベルの作業量ではない。年間の仕訳明細数が多くても少なくても、作成すべき帳簿の数は同じ。最終的に、決算書へ集計結果をまとめる作業も待っている。
会計ソフトのメリットは時間の削減
会計ソフトを使えば、日常的な作業は仕訳データの入力のみ。必要な帳簿や集計データは自動生成される。全てにおいて会計処理の時間が短縮できるのが、会計ソフトを利用する最大のメリットだ。
Excel での管理を含め、手作業での集計はミスを誘発する。開業したばかりで帳簿付けが不慣れだと、作成すべき書類を作り忘れることもある。デメリットだらけだ。
会計ソフトは何を使えばいいのか?
今はネットワーク環境があればどこからでも会計処理ができる、クラウド会計ソフトが主流です。年間契約のサブスクリプション方式で、パソコンが壊れもデータを紛失するリスクがないのがメリット。
僕が使っているのは、前述の通り マネーフォワードクラウド確定申告(無料トライアルは1ヶ月)だ。当時は、以下の3社を無料体験で同時に使い、直感的に使いやすいと思い選選択した。
各社プラン別の比較表
各社、プランによって提供サービスが異なる。注意して見て欲しいポイントは、インボイス制度に伴う消費税申告書の対応と、2024年から始動している改正電子帳簿保存法への対応。そして、一般請求業務における対応の有無。
会計ソフト | マネーフォワード | やよいの青色申告 | freee | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 (税込) | 無料 年間50仕訳 | パーソナル ミニ | パーソナル 【おすすめ】 | 1年無料 セルフ | 1年無料 ベーシック | スターター | スタンダード |
0円 | 10,800円 | 15,360円 | 10,300円 | 17,250円 | 11,760円 | 23,760円 | |
確定申告書作成 | – | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
消費税申告書作成 | – | – | ⭕ | ⭕ | ⭕ | – | ⭕ |
電子帳簿保存法 | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
口座情報取り込み | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ | ⭕ |
操作サポート | – | ⭕ | ⭕ | – | ⭕ | – | ⭕ |
請求書作成 | – | ⭕ | ⭕ | 別料金 | 別料金 | ⭕ | ⭕ |
見積書作成 | – | ⭕ | ⭕ | 別料金 | 別料金 | ⭕ | ⭕ |
納品書作成 | – | ⭕ | ⭕ | 別料金 | 別料金 | ⭕ | ⭕ |
会計ソフトおすすめランキング
- やよいの青色申告オンライン
サポート不要なら、セルフプラン年額10,300円で1年無料。インボイス制度の消費税申告書の作成にも対応。サポート付きで年額17,250円。 - マネーフォワードクラウド確定申告
インボイス制度の消費税申告書の作成まで必要ならパーソナルプラン年額15,360円。不要なら年額10,800円のプランあり。どちらもメール・チャットのサポートつき。 - freee 会計
一番下のスタータープラン年額11,760円は消費税申告書が作れず。最上位プランに税務調査サポート補償がある唯一のサービス。
使いやすさは人によって感じ方が変わるので、今はとにかく体験してみるのが、重要になる。
最初は練習として、存在しないデータを登録しても大丈夫。確定申告までに削除して、正しいデータにすれば良いだけ。会計ソフトのデータ自体を監視されるわけではないので、体験版であれこれ試すのをおすすめしたい。

会計ソフトについて、もっと詳しく知りたい人へ向けて、このあと各社サービスの特徴など細かく紹介していきます。
会計ソフトの選び方を詳しく解説
会計ソフトの形態は、大きく2種類ある。
- パソコンにインストールするソフトウェア型
- インターネット経由で利用できるクラウド型
前者は、代表的なソフトに「やよい会計」が挙げられる。ソフトウェア版の会計ソフトとして、長年トップシェアを誇っている。
クラウド型の場合、インターネット上にデータが保持される。ネットワーク環境が必要だが、インストール作業は不要ですぐに使える。スマホからも利用可能だ。
個人事業主向けのクラウド会計ソフトは、次の3社で 95% シェア率を超える。
- マネーフォワードクラウド確定申告 【僕が使用しているソフト】
- やよいの青色申告 オンライン
- freee
会計ソフト|クラウド型とソフトウェア型の違い
クラウド型 | ソフトウェア型 | |
---|---|---|
インストール | 不要 利用するパソコン問わず、ブラウザでどこからでも利用可能。 | 必要 ソフトを利用するパソコンごとにインストールが必要。 |
ネット環境 | 必要 常にネット上で入力するため、オフラインでは作業できない。 | 必要な場合あり オフライン環境だけでは完結できなが、常に必要としない。 |
税制改正対応 | 自動更新 自動的に更新される。常に最新の法律に対応。 | バージョンアップ必須 ソフトウェア更新が必要。新バージョン購入が必須になる場合もある。 |
利用料金 | 高い? 月額での利用料金が発生する。年額まとめ払いも可能。 | 安い? ライセンスは買い切り費用のみ。ただし税制改正で、買い直しが不可欠。 |
確定申告書作成 | 可能 年初に最新フォーマットへ自動更新される。 | 可能 フォーマットの変更があるとアプリ更新(もしくは買い直し)が必要。 |
データ紛失 リスク | なし データはサーバー上に保存。仮にサーバーが壊れてもバックアップサーバーがあるから安心。 | あり パソコンが壊れたらバックアップがない限り復旧できない。会社によってバックアップサービスあり。 |
データ漏えい リスク | SSL 通信により通信中のリスクは無い。ID とパスワードの漏洩は要注意。 | ウイルス感染による漏洩リスクあり。データ丸ごと抜かれるリスクはソフトウェア型のほうが高い。 |
データ移行 | 不要 ブラウザからログインすれば、どの端末からもアクセスできる。 | 必要 パソコンの変更に伴い会計データの移行作業が必要。 |
金額的にソフトウェア版にメリットがあるように思えるが、確定申告のルールが変われば、バージョンアップ(再購入)が必要になる。2020年版では消費税改正対応、2023年版はインボイス制度対応のように、数年に1回大きな改修も行われる。
確定申告におけるルール変更がなければ、ソフトウェア版は何年も使える。しかし昨今は、頻繁にバージョンアップ(買い直し)が求められる。一方のクラウド会計ソフトは、利用料金は変わらず、新機能が適宜追加されるメリットがある。
またソフトウェア版は、ライセンスの扱いも面倒。1つのライセンスで、複数パソコンにインストールできない。つまり利用するパソコンが限られる。ソフトウェア型は、簡単に利用端末を変更できないのが最大のデメリットだ。
各社クラウド会計ソフトの特徴
会社によって多少の違いがあっても、目的は同じなので基本的な機能に違いはない。最終的には、自分が使ってみた感覚で選ぶのが望ましい。
会計ソフトは、個人事業主として活動し続ける限りお世話になるため、この会計ソフト選びは時間を掛けても良いと思っている。僕は各社で提供される無料トライアルを利用して、自分にとって使いやすいソフトを見つけることができた。
その時の経験を踏まえて、各社の特徴を簡単にまとめておく。
やよいの青色申告は定番ソフト
古くからある、会計ソフトの定番。クラウド化されても、その傾向は変わらない。ただ利用者が多い割に、インターネット上の情報が少なく感じる。サポートなしのプランを契約した場合、ネットだけの情報で解決できるのか判断が難しい。
また弥生会計は、取り扱っている税理士事務所が多いのも特徴。将来的に会計処理を税理士に任せる予定なら、はじめから「やよいの青色申告」を使っておくほうがスムーズに運ぶだろう。
利用料金は、サポートなしのセルフプランが年間10,300円。サポート付きのベーシックプランが年間17,250円。どちらもインボイス制度の消費税申告書の作成に対応。
ネットで調べて自己解決できならセルフプランで大丈夫。ベーシックプランは、電話やメールでのサポートに対応。初年度は1年間無料で使えるキャンペーンに乗じて、ベーシックプランを使ってみてはいかがだろうか。問題なさそうならセルフプランに切り替えれて、2年目以降、料金を支払えば良い。
感覚で入力できる手軽な freee
青色申告で必要な複式帳簿はデータ入力が面倒なケースも多く、ユーザー側の入力の手間を簡素化するための機能が用意されているのが freee の特徴。簡単な入力で、自動的に仕訳データを作成してくれる。会計処理の知識に乏しくても、どうにかしてくれる。
とにかく会計処理を楽にしたい人にぴったりのサービス。年間費はスタータープランで年間11,760円。ただし、インボイス制度の消費税申告書の作成に未対応。
【注意点】楽天銀行との口座連携による明細の自動取り込み機能が使えません。(他の2社は自動取り込み可能です)
バランスの良いマネーフォワードクラウド
僕が最終的に選んだサービス。総合的な使い勝手の良さから決めた。
開業から2年近くは、帳簿付けの勉強をしながら利用していた。経験を積み重ねるうちに、勝手に知識が身についていく感覚がある。総合的には、やよいと甲乙つけがたい。無料トライアルで並行利用して同じ仕訳データを入力しながら、直感的に便利だと感じたほうを選ぶのが理想的だ。
メール・チャットのサポートが付いて、インボイス制度の消費税申告書の作成にも対応したパーソナルプランが年額15,360円。パーソナルミニは消費税申告書の作成に対応しておらず、年額10,800円(税込)。無料トライアルは1ヶ月。
個人的にはマネーフォワードクラウドがお気に入り
なぜ、マネーフォワードクラウド確定申告を選んだのか。
やよいの青色申告は安く利用できるメリットがあるものの、請求書作成が別料金になるため結果的にマネーフォワードが僕の用途での最安値になったことが影響している。
余談ではあるが、マネーフォワードクラウドは、雑所得の申告をする一般ユーザー向けに、無料機能も用意されている。こちらについても、簡単に触れておこう。
この無料機能では、事業所得の確定申告書は作成できない。そもそも個人事業主に向けたサービスではないので要注意。
無料でできること、できないことは次の通り。
- 1年度につき50件まで仕訳登録が可能
- 仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・決算書の閲覧、およびPDF出力が可能
- 補助元帳の「PDF一括出力」は利用できない
- 各種CSV出力は利用できない
- 確定申告書のプレビューとPDF出力は利用できない
- 青色申告決算書のプレビューとPDF出力は利用できない
- 雑所得や控除のみの申告は無料で使える
- 金融機関明細の「手動取得」機能は利用できない
- メンバーの新規追加はできない
価格は「やよいの青色申告」が最安値
最終的に確定申告を行うためには、セルフプランまたはベーシックプランの契約が必須。サポートが一切ない、初年度無料のセルフプラン、電話サポートのあるベーシックプランも、キャンペーンにより初年度無料。1年目の費用を圧倒的に安く抑えられるのが、やよいの青色申告だ。
freee は税務調査サポートプランがある
freee の無料期間は1か月のみ。それ以降も無料のまま使い続けられるが、データ保存期間が1ヶ月のみなので、用途は限定的。
freee の最上位のプレミアムプラン(年間39,800円)は、税務調査サポートの補償付きなのが特徴。月締め、電話サポートなど、他の2社にない特別なプラン。税務署へ丸投げする予算はないが、それに近い手厚いサービスを受けたいのであれば、freee が一歩進んだサービスを提供してくれる。
各社のデータは他社へ移行できる
会計ソフトは、基本的に同じ会社のソフトを使い続けることになる。それでも有料プランであれば、全データのインポート・エクスポート機能が提供され、他社への乗り換えも簡単にできる仕組みが用意されている。

ここで選んだ会計ソフトを、一生使い続ける必要はありません。
【おすすめ】最初は同時に使って見極める
これは僕が実践した方法。各社の口コミなど情報を集めても、実際に使ってみないと正しい判断ができない。
これは僕からのアドバイス。使いやすさを見極める際、次のポイントを抑えておくと良い。
- それぞれ同じデータを入力する
- 口座連携して自動仕訳の使い勝手を確認
- 勘定科目の選びやすさを確認
- 入力したデータの探しやすさを確認
- 各種会計帳簿の見やすさを確認
- 確定申告の作成手順を確認
- クレジットカード連携は必要に応じて
クラウド会計ソフトを使ってみる
自分にどれが最適なのか、使用感は人それぞれ異なる。無料トライアルの期間を利用して、まずは経験するところからスタートしてはいかがでしょうか。
仕訳の入力は勉強と慣れ
個人事業主になって自身で会計管理をするなら、最低限の仕訳入力方法は身に付けておきたい。簿記の資格は不要でも、3級程度の知識があると調べ物をしても理解が進む。
ゼロからネットの情報で学ぶのは大変なので、このカラー図解の本がおすすめしたい。素人だった僕が、簿記の知識を得るために参考にしていた。とてもわかりやすい。
仕訳入力は、日々の経験で慣れていく。僕もはじめは帳簿付け初心者だった。最初は苦労したけれど、もう8回も1人で確定申告してるので慣れたものだ。
基本性能はどのソフトも同じ
ここでは、代表的なクラウド会計ソフト3つを紹介した。これらソフトで、利用できる機能に大きな違いはない。他にも会計ソフトは存在するが、利用者数が多いほど情報も多く転がっている。初心者・経験者関係なく、この3社から選んでおけば安心できる。
- マネーフォワードクラウド確定申告
- freee
- やよいの青色申告 オンライン
僕がマネーフォワードクラウドを使う理由は、次のページでも詳しく説明している。参考まで。
前述の通り、お試し期間を上手く利用して1ヶ月間並行運用すれば、自分にピッタリのソフトはすぐに分かります。直感的に入力しやすいと感じたソフトが、自分の事業に合ったソフトです。
会計ソフトは、一度使いはじめたら長い付き合いになります。確定申告が目前に迫っていない限り、急いで決める必要はありません。自分に合ったものを慎重に判断していきましょう。
以上、個人事業主の会計ソフトの利用に関するお話でした。