予算10万円以下で高性能!おすすめノートPC【2024年】構成の選び方も詳しく解説
ビジネス用に留まらず、今や学生でもレポート等の作成に欠かせないノートパソコン。
安いパソコンから高いパソコンまで価格は様々。一体どれを買ったら良いのかわからないと、悩んでしまう方も多くいると思います。
昨今はインフレ・円安による影響で、予算10万円で選べる高性能なマシンは少なくなりつつあります。予算の都合、会計処理の都合など、様々な理由で10万円以下に抑えたいニーズにこたえるべく、10万円あれば購入できるパソコンから満足度の高いおすすめパソコンを厳選して紹介!
また初心者でもわかりやすく、パソコンの構成選びについても解説していきます。
- おすすめパソコンはこれ!結論だけ知りたい方へ
- 10万円以下で購入できるパソコンの性能
- 10万円以下のパソコンで何ができる?
- 予算10万円以下のおすすめノートパソコン
- 【初心者向け】パソコン構成の選び方
- CPU はどれを選べばいい?
- おすすめは Core i5 または Ryzen 5
- メモリは 4GB 8GB 16GB のどれがいい?
- ストレージ容量は 128GB 以外で選ぶ
- Office 付きで10万円で買える?
- おすすめパソコン構成
- 10万円以下おすすめノートパソコン【小型モデル】
- DELL Inspiron 14
- Lenovo ThinkPad E14 Gen 5
- HP 14-em
- 10万円以下おすすめノートパソコン【大型モデル】
- DELL Inspiron 16
- HP Pavilion 15-eh
- Lenovo ThinkPad E15 Gen 4
- 国内メーカーや Amazon 等のネットショップのパソコンはどうなの?
- 国内有名メーカーの製品は値段が高い
- Amazon や楽天の安いパソコンを買ってはいけない
- まとめ
- 10万円前後のパソコンは総じてコスパが高い
おすすめパソコンはこれ!結論だけ知りたい方へ
細かい理由は置いといて、最終的にどのパソコンが良いのか。先におすすめパソコンをリストアップしておきます。これらの機種がおすすめポイントや、どのような特徴を持つのか詳しく知りたい方は先を読み進めてください。
10万円以下で購入できるパソコンの性能
CPU | 最新の Intel Core i3 または Ryzen 5 以上 |
---|---|
メモリ | 8GB または 16GB |
ストレージ | 256GB または 512GB |
機種によってメモリ 16GB や、ストレージ 512GB が選択可能。長年使うことを想定しているのであれば、どちらも容量は大きいほうがおすすめ。
最新モデルの CPU を搭載した機種が選べるので、性能面でも十分に満足できる機種が手に入ります。
10万円以下のパソコンで何ができる?
10万円で買えるパソコンは、一般的にスタンダードモデルと呼ばれるラインナップに属します。ビジネスの現場でも利用者が多いのが特徴です。ネットサーフィンやメールをしたり、Word や Excel といった事務系の処理をするには必要十分な能力を持っています。
用途 | 可否 | 備考 |
---|---|---|
Web閲覧 | ◎ | 画面遷移、スクロールもサクサク動く |
事務処理 | ◎ | Word、Excel 等の事務作業は問題なし |
プログラミング | ◎ | 基本性能が高いので快適 |
動画閲覧 | ◎ | 4K の映像でも遅延なく快適に視聴可能 |
写真現像 | ○ | 最新機種なら可能 |
動画編集 | ○ | 新型CPUなら処理可能、フィルター処理は苦手 |
ゲーム | △ | Minecraft のような軽めなゲームはプレイ可能 |
3Dモデリング | ✕ | グラフィックボード必須 |
予算10万円以下のおすすめノートパソコン
ここで紹介する端末は、全て同じような処理性能を持っています。細かい特徴の違いはありますが、外観で選んでも性能差異が出ないよう高性能な機種を複数ラインナップしました。
携帯性重視の小型モデル
昨今は携帯性に優れた 13 インチ前後の、コンパクトで軽いパソコンが人気です。場所を問わず使える機動力の高さは、小型モデルの大きな特徴。
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約1.5kg
価格約7.2万円から
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、有線LAN
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大15.4時間駆動
重量約1.4kg
価格約9.7万円から
メモリ16GB
ストレージ512GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大11時間駆動
重さ約1.39kg
価格約7.6万円から
小型とはいえ、10万円以下で買えるモデルは 14 インチがスタンダード。本体の大きさはそのままで、画面だけが大きくなっているのはユーザーにとって嬉しいポイント。そしてこの3機種では、DELL の Inspiron 14 が群を抜いて性能が高く、今回紹介する中で唯一、第13世代 Intel Core i5、メモリ 16GB、ストレージ 256GB 搭載で7万円台で購入できる高コスパ機種です。
ただ価格を10万円以下に設定すると、どうしてもコスト高になる軽量モデルが選べないのが難点です。少しだけ予算が上乗せできるなら、重量 1kg を切った HP の超軽量モデルが選択肢に入ります。この機種は軽くて性能も抜群に良いです。
※ セールのタイミングなら10万円未満で購入できる場合があるので、公式サイトを要チェック!
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ13.3型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、3.5mmジャック
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約957g
価格約10万円
パソコンを購入する上で、軽さで選ぶか画面の大きさで選ぶか迷っているなら、普段持ち運ぶかどうかを中心に選ぶと良いです。携帯するなら軽いパソコン。家の中など決まった場所で使うなら画面の大きいパソコンがおすすめ。
またこのように外部ディスプレイを接続すれば、画面の作業領域は簡単に拡張できます。僕はノートパソコンを普段から持ち運ぶため基本的に軽さ重視で、自宅や職場ではディスプレイを拡張して作業しやすい環境を作っています。
目が悪く小さい文字が読みづらいなど身体的な都合に配慮するなら、小型パソコンでも表示倍率を変えられるので安心してください。
画面の大きいモデル
外に持ち運ぶ必要がなければ、画面が 15 インチを超えるモデルのほうが使い勝手が良いです。外部モニターを使わずとも、ノートパソコンの画面だけで足りてしまうのもこのサイズから。ただし重量が 2kg 前後になるため、機動性は劣ります。
メモリ8GB / 16GB
ストレージ512GB / 1TB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー駆動時間 約13時間
重さ約1.85kg
価格約9.2万円から
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 光沢 1920✕1080 タッチ対応
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大8.5時間駆動
重さ約1.71kg
価格約9.7万円から
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A、USB-C、有線LAN、ヘッドホン
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約1.78kg
価格約8.5万円から
小型モデルに続いて、このラインナップでも DELL の Inspiron シリーズがコスパの高い機種として君臨しています。各機種値上げによる調整で、コスパで選んだ場合の端末がここ1年で大きく入れ替わっています。1年前の情報ですら古い情報になるので、常に最新情報をチェックしておくのがおすすめ。
ではもっと詳しく知りたい方は続きをどうぞ。
【初心者向け】パソコン構成の選び方
パソコンを選ぶ上で、最も重要なのは何に使うかです。どんな用途で使う想定をしているのか?それを踏まえた上で、最適な性能のマシンを選びます。
今回紹介するパソコンは10万円以下の条件付きであるため、ゲームや動画編集のような、高い性能を要する用途には適していません。
ゲーム用途・動画編集用には、専用の映像処理を行うグラフィックボードを搭載したパソコンが必要です。ノートパソコンだと予算20万円くらいが目安。
CPU はどれを選べばいい?
CPU はパソコンの頭脳です。この性能を落として安く済ませるのは、正しい選択肢ではありません。予算が10万円以下であれば、概ね次の4種類から選ぶのが最適解になります。
- Intel Core i5 プロセッサー
- Intel Core i3 プロセッサー
- AMD Ryzen 5 プロセッサー
- AMD Ryzen 3 プロセッサー
おすすめの CPU は 第12世代以降の Intel Core i5 、もしくは Ryzen 5 7000 シリーズ です。最近販売しているノートパソコンだと、次のような CPU を搭載しています。
CPU | コア / スレッド | 最大周波数 |
---|---|---|
Intel Core i3 | 6 / 8 | 4.4GHz |
Intel Core i5 | 10 / 12 | 4.4GHz |
AMD Ryzen 3 | 4 / 8 | 4.1GHz |
AMD Ryzen 5 | 6 / 12 | 4.4GHz |
コア数とは CPU 内にある脳の数、スレッド数とはその脳内で同時に処理できる数、そして周波数は1コアあたりの処理速度です。もっと噛み砕くと、コア数は料理人の数で、スレッド数はガスコンロの数、そして周波数は料理を作る速度と考えると、どうすれがたくさん料理が作れるのかイメージしやすいと思います。
Intel と AMD (Ryzen) は CPU メーカーが違うだけ。性能差はほぼ同じ。ただ AMD のほうが価格が安く、コストを抑えられます。総合的には Intel のほうが人気で、どちらか迷ったら Intel をおすすめします。(Ryzen は省エネモデルが少ない)
おすすめは Core i5 または Ryzen 5
理由を端的に伝えると「10万円の予算で買える、最も性能が高い選択肢」であるため。
なお第12世代以降であれば、Intel Core i3 も高い能力を持っています。旧世代の Core i5 レベルです。それでも10万円以下で Core i5 搭載モデルが購入できるなら、間違いなくそちらを選んだほうが、長く快適に使えて満足度は高いと思います。
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約1.5kg
価格約7.2万円から
メモリ8GB / 16GB
ストレージ512GB / 1TB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー駆動時間 約13時間
重さ約1.85kg
価格約9.2万円から
メモリは 4GB 8GB 16GB のどれがいい?
CPU が処理する際に、データを一時的に保存しておく領域がメモリです。作業用デスクみたいなものです。CPU の頭脳がいくら賢くても、扱えるデータの情報量が少なければ能力が発揮できません。
メモリが不足すると、パソコンの動作が一気に遅くなります。
パソコンに慣れていない人ほど、いつの間にかたくさんのアプリを立ち上げてしまうもの。最低でもメモリ 8GB を選択しましょう。現状メモリ 4GB は、教育用モデルの位置付け。用途を無視して価格を抑えるために用意された容量ゆえ、決して 4GB を選んではいけません。
パソコン経験者であれば、16GB あったほうがより快適に作業できるのを実感できます。メモリは容量をケチって安いほうを選ぶべきではないパーツです。容量が増やせるなら予算ギリギリまで増やしてください。文章作成などのテキストワーク中心でも、推奨は 16GB です。
ストレージ容量は 128GB 以外で選ぶ
Windows 11 はインストール初期状態で 25GB 近く容量を使います。アプリをインストールしたり各種データを取り込むと、128GB はあっという間に埋まります。ノートパソコンの場合、ストレージ容量の最低ラインは 256GB から選ぶのがおすすめ。
特に初心者は、容量不足を解消する方法もわからないと思うので、可能であれば容量は大きいモデルを選びましょう。値段の安さで 128GB モデルを選ぶのは絶対に NG です。
10万円あれば 512GB モデルが選べる機種もあります。ここで紹介している端末は、全機種 256GB 以上の SSD 搭載モデルです。
Office 付きで10万円で買える?
数年前なら、性能を落とさないと難しいと答えていました。でも今なら「セールを狙えば Office 付きも買える!」と答えます。
あくまでも、用途に合わせてパソコン性能を選んでいるので、金額が見合わないからと性能を下げるのは、いい考えではありません。DELL でも Lenovo でも HP でも、クーポン適用によって頻繁に価格が動いています。タイミングが良ければ、Office 付き端末がセール対象になることもあります。
このあとの端末紹介で、クーポン価格の確認方法やセール情報ページのリンクを掲載しているので、ぜひそちらからチェックしてください!
なお Office をずっと使い続けるなら、月額制の Microsoft 365 が個人的にはおすすめ。買い切りでないデメリットがある反面、次のようなメリットがあります。
- 常に最新バージョンが使える
- OneDrive の容量が 1TB 使える
- インストールできる台数は無制限
- 同時起動は5台まで OK
OneDrive はクラウドサービスで、Windows の「ドキュメント」や「ピクチャ」などに保存されたデータを、インターネット上で同期してくれます。無料だと 5GB しか使えず、1TB あればスマホのデータを同期したりバックアップしたりすることも可能です。
もしパソコンが壊れても、他のパソコンで OneDrive を利用すれば、同じフォルダ構成でデータが復元されます。これがクラウドの良いところ!もちろん、インターネット上からダウンロードも可能です。僕はクラウドサービスを「データ紛失保険」だと思って利用しています。
OneDrive が 1TB で、パソコン容量が 256GB でも大丈夫。ダウンロードする必要がないデータはパソコン上にダウンロードされないので、容量が圧迫される心配はありません。
個人的に最高のサービスだと思っています。
もし Word や Excel など Office アプリは不要で OneDrive の容量のみを増やしたいならば、Microsoft 365 Basic プランが年額 2,440 円で 100GB 使えるようになります。
おすすめパソコン構成
では上記の内容を踏まえて、予算10万円以下で購入できるおすすめの構成をご覧ください。
CPU | 第12 / 13世代 Intel Core i3 以上 もしくは Ryzen 5 (5000番台) 以上 |
---|---|
メモリ | 8GB 以上 (16GB 推奨) |
ストレージ | SSD 256GB 以上 (512GB 推奨) |
ディスプレイの出力用端子や USB 端子の有無については、そこまで意識しなくても大丈夫です。このように手軽に機能拡張できるハブも存在するので、必要になったら揃えれば OK です。
USB-A USB 3.2 Gen 2 対応 (充電非対応)
HDMI 4K (60Hz) 出力対応
重さ 109g
あとはデザインやキーボード配列を確認して、自分好みのものを見つけてください!それでは、おすすめノートパソコンを1台ずつ詳しく紹介していきます!
10万円以下おすすめノートパソコン【小型モデル】
DELL Inspiron 14
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約1.5kg
価格約7.2万円から
Intel Core i5 モデルに絞り込むと、実売価格は 約7.2万円(税込・送料込) から。メモリ増設、ストレージ容量アップしても10万円で収まります。
いろいろなメーカーのパソコンを見すぎて、あれこれ迷ってしまうくらいなら、黙って DELL を選んでおけば大丈夫。そう言える数少ない端末の1つ。それが DELL の Inspiron シリーズです。
コンパクトながらもフルサイズの HDMI ポートを兼ね備え、USB-C 端子はもちろん USB-A 端子も2つ搭載しているバランスの良さを評価できます。メディアファイルを編集するユーザーにとっては、SD カードリーダー搭載している点も評価できるポイントです。
構成次第ではメモリ 16GB / ストレージ 512GB モデルが10万円で購入できる、唯一無二の機種。2023年度の値上げに耐え抜いて存在する、2024年度も高コスパ端末として君臨する1台です。
やや重量はあるものの、それ以外はマイナス要素が見つからない、全てにおいて満遍なく合格点を持つ機種です。迷ったら DELL の Inspiron、これで決まり!
Lenovo ThinkPad E14 Gen 5
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1200
端子HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン、有線LAN
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大15.4時間駆動
重量約1.4kg
価格約9.7万円から
第13世代 Core i5 / SSD 256GB モデルの実売価格は 約9.7万円(税込・送料込) から。リンク先に大きく書かれている価格が、既に割引が適用された価格です。
DELL の Inspiron と CPU 性能は同じ。ThinkPad シリーズは日本の大和研究所を拠点に開発が行われていた機種であり、他のシリーズと使いやすさが全く異なります。Lenovo なら IdeaPad や ThinkBook シリーズなど、安く購入できるモデルがあるものの、使いやすさは ThinkPad が No.1 です。
特にキーボードは、長時間タイピングしても疲れにくいように考慮されています。この ThinkPad を超える快適なタイピング環境は、他のノートパソコンでは実現できません。Lenovo を買うなら ThinkPad 以外買ってはいけないと言いたいくらい。ThinkPad シリーズはビジネス用途のノートパソコンの最適解であり王者と言える機種です。
予算が許すなら ThinkPad の上位モデルである X1 シリーズ を推奨したい、ビジネスユースに適した端末です。
こちらの製品は、クーポンを適用でかなり安く購入できます。公式サイトはクーポンを反映した価格がわかりやすく表示されているのが Lenovo の良いところです。
なお Lenovo は頻繁に機種を入れ替えてセールを行っています。他の ThinkPad シリーズでも、10万円以下で購入できるなら間違いなくお買い得です。ぜひセール情報もチェックしてみてください!
HP 14-em
メモリ16GB
ストレージ512GB
ディスプレイ14型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大11時間駆動
重さ約1.39kg
価格約7.6万円から
Ryzen 搭載により性能は高いのに基本価格は安く。そしてメモリ 16GB、ストレージ 512GB 搭載なのに7万円代(税込・送料込) から購入できてしまう機種。
HP のエントリーモデルの位置付けでありならがも、昨今の CPU 性能の著しい向上により、めちゃめちゃ安く買える良いパソコンに仕上がってしまった同モデル。
個人的にタイピングがしっくりこない感じがするため、すでにパソコンを使いこなして仕事をしているユーザーにはおすすめしません。初めてパソコンに触れるユーザーが、最初の1台として安くて長く使える機種を探しているなら最適です。
もし少しだけ10万円から予算を追加できるなら、重量 1kg を切った HP の超軽量モデルを絶賛おすすめしたいです。このちょっとした差で、著しく使い勝手の良いパソコンが入手できます。予算オーバーになりますが、超軽量モデルのパソコンが11万円で手に入ってしまうのは破格です。ぜひ、検討してみてください。
メモリ8GB
ストレージ256GB
ディスプレイ13.3型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、3.5mmジャック
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約957g
価格約10万円
HP はキャンペーンの種類が豊富です。狙い目は、金~日に開催される週末限定セールです。
持ち運びに適した端末の紹介はここまで。続いて、自宅や職場など決まった場所での用途に合った、大型のノートパソコンを紹介します。
10万円以下おすすめノートパソコン【大型モデル】
15インチ以上のラインナップからチョイス。DELL はテンキーレス、Lenovo と HP はテンキー付きモデルになります。
DELL Inspiron 16
メモリ8GB / 16GB
ストレージ512GB / 1TB
ディスプレイ16型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー駆動時間 約13時間
重さ約1.85kg
価格約9.2万円から
Intel Core i5 の実売価格は 約9.2万円(税込・送料込) から。メモリを増設しても10万円で収まるコスパの高い機種。
価格も性能も Inspiron 14 と同等。画面サイズが2インチ大きくなっても、値段は変わらず。携帯性を重視するか、画面の見やすさを重視するかの2択。どちらも扱いやすい端末です。
メモリ 16GB もしくはストレージ 512GB に拡張しても、10万円で買える機種。パソコンを持ち運ばなければ、画面は大きい方を選んだほうが使いやすいです。
DELL のノートパソコンも、どの機種を使ってもキーボードは打ちやすいです。僕がシステムエンジニア時代によく使っていたのは、この Inspiron シリーズです。長時間の利用においてもストレスがなく、使いやすさは抜群です。
ディスプレイは非光沢で、ビジネス向き。
もし数値入力の多い事務作業においてテンキーモデルが必要であれば、Inspiron 15 が選択肢に入ります。1世代前の Ryzen モデルであれば、十分な性能を持ちながらも5万円台から購入可能です。
同機種については細かく実機レビューも行っています。ぜひ参考にしてください。
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大8時間駆動
重さ約1.63kg
価格約6.9万円から
HP Pavilion 15-eh
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 光沢 1920✕1080 タッチ対応
端子類HDMI、USB-A ✕ 2、USB-C ✕ 1、ヘッドホン
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大8.5時間駆動
重さ約1.71kg
価格約9.7万円から
Ryzen 5 7000 シリーズの販売価格は 9.8万円(税込・送料込) から。
Pavilion 15 の最大の特徴は、液晶モニターがタッチ操作できる仕様であること。予算10万円で、タッチ操作できる液晶がついたパソコンの代表とも言える機種です。
直感的に操作できるタッチディスプレイは、パソコン初心者にもおすすめできる機能。一度画面のタッチ操作に慣れると、その利便性はクセになります。ただし液晶は光沢液晶になります。(スマホも光沢画面なのでタッチ操作が快適にできる)
今回紹介した機種で、この HP Pavilion 15-eh は唯一の光沢液晶です。
セール狙いで購入するなら、金~日に開催される週末限定セールがおすすめ。紹介した機種以外でも10万円付近までセール価格が落ちている機種は、おすすめできる端末です。
Lenovo ThinkPad E15 Gen 4
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1080
端子類HDMI、USB-A、USB-C、有線LAN、ヘッドホン
カメラ1080p FHD、マイク
バッテリー最大12時間駆動
重さ約1.78kg
価格約8.5万円から
第12世代 Core i3 / SSD 256GB モデルの実売価格は 約8.5万円(税込・送料込) から。リンク先に大きく書かれている価格が、既に割引が適用された価格です。
キーボードのタイピングしやすさは ThinkPad E14 の紹介で書いた通り。この E15 も同様です。こちらはテンキーが付いた、フルサイズのキーボードを搭載しています。事務作業など会計データ入力には、テンキー付きモデルのほうが作業効率が高いです。
メモリやストレージを自由に拡張できるものの、予算の10万円を超えてしまいます。またオプションで指紋認証も搭載可能。Lenovo を選ぶなら予算の都合をつけて、拡張するほうがメリットが高いです。
おすすめはクーポンで安くなったタイミングを見計らって、容量 512GB にアップして購入するのが狙い目。
ThinkPad シリーズはセールに登場していたら間違いなく「買い」なので、ぜひこちらも確認しておくと良いです。
国内メーカーや Amazon 等のネットショップのパソコンはどうなの?
国内有名メーカーの製品は値段が高い
上記で紹介したパソコン全て海外メーカーの製品です。
国の有名メーカーである Dynabook や富士通の FMV・LIFEBOOK、そして NEC の LAVIE など、家電量販店で売られているメジャーな機種は紹介できませんでした。
理由は次の通りです。
- おすすめ構成の機種は全て10万円以上
- CPU 性能を落とさないと10万円以内で買えない
- 余計なソフトがたくさん入っている
国内メーカーにおける信頼性の面は、十分評価できます。ただし予算10万円の条件をつけると、見合ったものが見つからないのが残念な点です。
どうしても国内メーカーで選びたいのであれば、予算は15万円くらい用意してください。そうすれば CPU 性能がちゃんとした機種で、ストレージ 256GB 以上、メモリ 8GB 以上のモデルが候補に入ります。
上記で紹介したマシンは、普通に使っていれば5年以上は余裕で使えるほどの性能を持ったパソコンです。ある程度年数が経って買い替えを検討するなら、性能を落とさず安く買えるものを選ぶほうが賢い買い方ではないかと僕自身は思っています。
Amazon や楽天の安いパソコンを買ってはいけない
Amazon や楽天で探すと、5万円くらいで購入できるパソコンもたくさん売られています。その大半は5年くらい前に最前線のマシンだったものが多く、少なくともどれもおすすめできる機種ではありません。
安いパソコンの特徴
- CPU の性能が悪い
- HDD なので起動が遅い
- データの読み込みが遅い
- 複数アプリを起動すると動作が重くなる
- 液晶モニターが見づらい
- そもそも Windows じゃない
安い理由は、性能が低いパソコンであるため。どうしてもパソコンは欲しいけど、可能な限り安く買いたいのであれば、6万円台で買える Inspiron 15 を選んでください。5万円の激安パソコンよりも、何倍も高性能なマシンが手に入ります。
メモリ8GB / 16GB
ストレージ256GB / 512GB
ディスプレイ15.6型 非光沢 1920✕1200
端子類HDMI、USB-A、USB-C、ヘッドホン、SDカードリーダー
カメラ720p HD、マイク
バッテリー最大8時間駆動
重さ約1.63kg
価格約6.9万円から
普通は値段が倍になっても性能は倍になりません。でも予5万円で売られているパソコンは、10万円のパソコンの半分以下の性能です。値段に踊らされてゴミパソコンを選ばないように気をつけてください!
まとめ
パソコンはスマートフォンと違って、2~3年で買い換えるものではありません。昨今のパソコンは性能が著しく上がったので、5年以上は快適に使えます。性能が著しく向上した最新の 第12世代 の Intel Core i シリーズ や Ryzen 5 5000 シリーズを選択することで、長きに渡って使えるパソコンになります。
10万円前後のパソコンは総じてコスパが高い
上記で主に紹介したノートパソコンは、予算10万円の中でも、かなりコスパの良いマシンです。一昔前なら、20万円近くするような性能を持ったパソコンばかり。どれを選んでも良い買い物になると思います。
パソコンは高額商品ゆえ、金額的に安く済ませたい気持ちは僕も同じです。それでも「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」といった言葉があるように、安いから買うのではなく、欲しい性能だから買う!という意識で探せば、自ずと必要なパソコンが見つけられると思うので頑張ってください。
以上、予算10万円以下で買えるノートパソコンの選び方から、おすすめパソコンの紹介でした。