Windows ノートパソコンをサブディスプレイとして利用する方法【標準機能】タブレットにも対応

更新日: 公開日:2021/09/22

使っていないノートパソコンを、外部モニターとして使える機能があるのをご存知でしょうか。しかも Windows の標準機能で。

今回紹介するのは、Windows 端末同士を接続してデュアルモニター化する機能です。Miracast の機能を使うため、配線が不要。つまりワイヤレスモニターとして、使えるようになります。

手順は次の通り。

  1. それぞれの端末で Windows にログイン
  2. ワイヤレスディスプレイ機能を追加
  3. 設定でプロジェクション機能を解放
  4. 「接続」アプリ経由でワイヤレス接続
  5. ノートパソコンが外部モニターになる
  6. マウス、キーボードは共有化される

一般的なモニターを接続する方法と異なり、Windows 上のアプリを利用して接続します。

Mac で iPad が外部モニター化できる Sidecar の機能と似ています。ここで紹介するのは Windows 端末同士での接続です。ノートパソコンでなくても、Windows タブレットであれば同じようにサブディスプレイ化できます。

では詳しい手順を解説していきましょう。

初期設定

まずそれぞれのパソコンを起動します。ログインしたら、サブディスプレイとして利用する端末の初期設定を行います。

サブ端末(ノートパソコン)の設定

Windows の [ 設定] を開きます。検索ボックスに「プロジェクション」と入力して [プロジェクションの設定] を選択。

Windows 設定画面の検索を利用して [プロジェクションの設定] を開く

「この PC へのプロジェクション」の設定画面に遷移します。

ここで各設定項目のプルダウンが選択できない場合、オプション機能を追加します。

PCへのプロジェクション オプション機能を追加

オプション機能から「ワイヤレス ディスプレイ」を検索。チェックを入れて、インストールを実行。

ワイヤレスディスプレイのオプション機能をインストール

インストールが終わると、プルダウン項目が選択できるようになります。

会社のように、同じネットワーク回線に複数ユーザーがいる場合は、初期設定のまま利用するのを推奨します。一番上の出力設定で [常にオフ(推奨)] を選択している場合、受信側(サブディスプレイ側)でアプリ起動しないと接続できない仕組みになります。

自宅で使う場合は、アプリ起動が不要になる設定をしたほうが便利です。詳細は後ほど。

接続設定「常にOFF」

一番下の [電源に接続されている場合のみプロジェクション用に検出できます] は、バッテリー駆動時に外部モニターとして検出されないようにする設定です。会議など、電源を接続しない環境でサブディスプレイとして使う場合は、[オフ] にしておいたほうが良い項目です。

これでサブディスプレイとして利用する端末のセッティングが終わりました。

外部モニターとして接続する手順

ここからの作業は、ノートパソコンやタブレットを外部モニターとして認識させるために毎回実施する必要があります。

サブ端末を接続待機状態にする

先ほど設定が終わったサブ端末にて、画面下の Windows アイコンを開いて [接続] アプリを起動。

アプリ一覧から [接続] を起動

次の画面が出たら、ワイヤレス接続の待機状態になります。

画面上の NJ-SURFACE とは、僕のサブ端末につけたパソコン名称です。メーカー品であれば、コードのような名前が初期設定されています。

ワイヤレス接続の待機状態

メイン端末から接続する

接続待機しているノートパソコンへ接続します。

画面右下の通知アイコンをクリックして [接続] を選択。この [接続] は、先ほどのアプリ一覧から選んだ [接続] と異なるもので、外部機器につなぐための機能です。

Windows 10 通知領域の [接続] を選択

名前が同じ [接続] で、ややこしいですね。

自動的にディスプレイとオーディオデバイスの検索が始まります。しばらくすると、先ほど待機状態になったパソコンが表示されます。選択すると接続します。

サブ端末を選択

もし該当のパソコン名が表示されない場合、設定が誤っていたり、接続しているネットワークが異なっている可能性があります。メイン端末、サブ端末ともに、一度設定を見直してみてください。

接続完了

サブ端末側の青い待機画面が変わったら、接続完了です。リモートデスクトップのような感じで、ウィンドウ内に表示されます。

マウスやキーボードも共有している状態です。(ただしこのウィンドウ内に限る)

サブ端末にプロジェクションした状態

ウィンドウ上部には、全画面表示できるアイコンがあります。外部モニターとして使うなら、全画面表示がおすすめです。

このように見た目はパソコンが2台動いているように見えますが、メインマシンにつながったマウス、キーボードで操作可能できます。逆にサブマシンのマウスやキーボードでも操作できます。(相互作用)

ノートパソコンをサブディスプレイ化した状態

なお僕が使っている端末は Surface Pro です。パソコンの性能を持ちながらも、キーボードを外してタブレットのように扱える端末です。

Surface に限らずタブレットのような扱いができる端末であれば、このようなスタンドを利用すると、外部モニターとしての使い勝手が更に向上します。

Surface の外部モニター化

僕が使っているのは、サンワサプライのタブレット用アームスタンド。レビュー記事も書いているので、参考にしてください。

ついでに Surface Pro のレビューも。こちらはかなりガチレビューしています。

自宅で利用する場合

常にノートパソコンをサブディスプレイとして使っていと、毎回接続待機の設定をするのが面倒です。僕は在宅ワーカーであるため、同じネットワーク上に他の人が入ってくることもありません。

そのためサブ端末側で接続待機せず、外部モニター化できるように設定しています。

接続待機状態をなくす方法

最初にサブ端末で設定した [プロジェクションの設定] を開きます。一番上の出力設定を [どこでも使える] に変更すれば、設定完了です。

出力設定を「どこでも使える」に変更

これでサブ端末側の [接続] アプリで、待機状態にしておく必要がなくなります。パソコンを起動してログインしておくだけで、メイン端末側の [接続] 機能から外部モニターとして認識できます。

会社のような同じネットワーク回線に複数ユーザーがいる場合は、間違って接続される可能性があります。環境に応じて [どこでも使える] ではなく [常にオフ(推奨)] を利用しましょう。

キーボードとマウス共有が目的の場合

ワイヤレス接続によるデュアルモニター化は、パソコンに負荷が掛かる影響から、端末によっては遅延が生じます。僕の環境においては、ストレスを感じるようなタイムラグはありません。

もし起動した複数台のパソコンで、キーボードとマウスを共有化するのが目的であれば、デュアルディスプレイより Mouse Without Borders のアプリを使ったほうが、快適な操作感を得られると思います。

Mouse Without Borders を使うと、デスクトップ端末のキーボードとマウスでノートPCも操作できる!

パソコン間のコピー&ペーストや、ドラッグ&ドロップによるファイル移動にも対応しています。参考までに。

以上、ノートパソコンを外部モニターとしてサブディスプレイ化する方法でした。

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このブログの運営者

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりしています。

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