英語版 Windows 7 のキーボード入力を日本語変換に対応させる方法

Windows は OS が英語版であっても、日本語を入力することができます。ただし初期状態のままでは、日本語入力どころかキーボードレイアウトも英語版のままであるため、日本語配列のキーボード(JIS キーボード)を使っていると、記号の入力箇所が異なり困ることになるでしょう。
今回は英語版の Windows 7 において、日本語配列のキーボードで日本語入力に対応させる手順について説明してきます。
日本語入力に対応するために設定する内容
- 日本語配列キーボードを利用できるようにする
- 日本語変換ができるようにする
日本語配列キーボードの利用設定
デバイスマネージャーから、日本語配列である 106・109 キーボードのドライバをインストールして対応します。
もし英語配列のキーボードを利用しているのであれば、このドライバー設定は実施しないでください。設定を行ってしまうと、キー入力がおかしくなってしまいます。
デバイスマネージャーは、コントロールパネルからアクセスします。左下のスタートメニューをクリックして Control Panel を開きます。
右上の View by を Category から small icons に変更すれば、Device Manager のメニューが表示されます。
キーボードの項目をクリックすると、現在利用しているドライバーが表示されるので、右クリックして Properties を選択します。
Driver のタブを選び、ドライバーのアップデートをクリックします。
選択肢が2つあるので、下のコンピューターを参照してドライバーを探すほうを選びます。
ファイル参照してドライバーをインストールするわけではないので、こちらも下を選択してください。
左上の Show compatible hardware のチェックを外します。
左右に選択するリストが表示されます。左側は (Standard keyboards) を選択し、右側は Japanese PS/2 Keyboard (106/109 Key Ctrl + Eisuu) を選び次に進みます。似たような項目があるので、間違えないようにしてください。
検証してないからちゃんと動かないかもしれないといった警告が表示されることがあります。ここは気にせず Yes を選択して構いません。
これでドライバーの更新は完了です。この時点で一度 Windows を再起動しましょう。
これで記号の入力が、日本語配列キーボードに合ったものになりました。
日本語変換できるように設定する
次は日本語入力するための IME 設定です。こちらは US キーボード、日本語配列キーボードに関係なく設定が必要になります。
まずはコントロールパネルを開き、先程と同様に右上の View by を Category から Small icons に変更して Regions and Language を選択します。
Keyboards and Languages タブを選択し Change keyboards ボタンをクリックします。
英語キーボードのみ利用できる状態になっているので、右下の Add ボタンから日本語を追加します。
リストから Japanese を探して、Japanese と Microsoft IME にチェックを入れて OK ボタンをクリックしてください。
これで、日本語入力ができるようになりました。このままでは使い勝手が悪いので、画面のように Japanese を選択して Move Up ボタンをクリックします。これで、日本語の優先順位が英語より上になります。
最後に上にある Default input language で Japanese を選択して終了です。これで Windows 起動後に、日本語入力できる設定が優先的に利用されるようになります。
日本語切替時の注意点
上記の手順で 106・109 の日本語配列キーボードが使えるようになれば、半角/全角 キーをタイプすることで、入力モードが切り替わります。
一方、US キーボードの場合は、日本語入力するための切り替えは Alt + ` キーにて行います。なお US キーボードの ` キーは、数字の 1 キーの左隣にあります。
日本語配列キーボードの 半角/全角 キーと同じ場所にあるので、覚えておいてください。
以上、英語版 Windows 7 のキーボード入力を日本語変換に対応させる方法でした。