スパイウェア感染のファイアウォールの警告が全画面に出て抜け出せない場合の対処法
パソコンのブラウザで調べ物をするために、ネットサーフィンをしていたときのこと。
とあるページを見ていたら、突如現れた全画面表示の Microsoft Windows ファイアーウォールの警告。どのボタンを押しても警告は消えず、Windows へのサポートに電話するよう促される。もちろんこの画面はスパムであり、本当にトロイの木馬型スパイウェアに感染したわけではない。
※ 以下の画像は電話番号を黒塗りにしている
すぐに当社にご連絡く さい。当社のエンジニアが電話で削除プロセスを案内いたします。お使いのコンピュータは無効になっています。WIndows Defender SmartScrenn により、認識されないアプリケーションの表示が防止されました。このアプリケーションを実行すると、コンピュータが安全でない可能性があります。
Windows Defender セキュリティセンター
Microsoft Windows ファイアウォールの警告!
トロイの木馬型スパイウェアに感染したPC
(エラーコード:2V7HGTVB)このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由からブロックされています
Windows サポートに電話してください
なお画面に記載の内容は全て嘘なので、鵜呑みして画面の指示に従ってはいけない。通知を許可してはダメだし、絶対に電話を掛けちゃダメ!
ではどのように対応すれば良いか?
対処法
- ESC キー長押しで全画面解除
- ✕ボタンでそのページを閉じる
以上です。
ESC キーは、キーボードの左上にあるキー。それを1~2秒長押しするだけ。そうすると全画面が解除され、いつものタブ表示状態になります。あとはそのページを消せば OK!
事前の対策は難しい
一昔前はアングラなサイトや、エロサイト視聴時に起きていた事象ですが、現在は普通に見えるサイトでも発生する可能性があります。
例えば、期限切れのドメインを利用して検索結果からスパムページに飛ばしたり、詐欺広告と気付かずリンクを誤ってクリックしてしまう場合など、その手順は様々です。この手のページは、手法を変えながらイタチごっこが続く状況で、完全になくなるのは難しいと思われます。
リンク先がよくわからないサイトであるか判別するのは不可能です。よって、このようなページを表示しないよう避けることは難しいです。せめて簡単にできる対処法を1つ知っていれば、同じ状況になっても落ち着いて対応できると思います。
全画面表示は ESC キー長押し。
ぜひ覚えておいてください。