Android 開発者向けオプションのメニューを表示させる方法

Android にはソフトウェア開発者向けのオプションメニューが存在します。
パソコンに接続してデバックを行える USB デバッグ をはじめ、GPS の位置を擬似的にシミュレーションできる 擬似ロケーション 機能を有効にできたり、いわゆるアプリ開発者が様々な環境でテストできるように用意されているモードです。
開発者向けオプションは開発者でなくても扱えるモードですが、一般のユーザーが常用するために用意された機能ではありません。多くの利用者にとっては不要な項目であるため、隠しメニューとして存在しています。
Android 4.1 まで標準メニューとして存在していました。
とは言え、一般ユーザーであっても用途によっては必要なメニュー項目です。そこでこの隠しメニューである [開発者向けオプション] を表示させる方法を解説していきます。
開発者向けオプションのメニュー表示方法
- デバイス情報を開く
- ビルド番号を7回タップ
- PIN コード入力
- システム配下に開発者向けオプションが表示
隠しコマンドを実行
Android の設定メニューから [デバイス情報] を開いて、一番下までスクロール。
ここから特別なコマンドを実行します。
[ビルド番号] を7回連続でタップします。これが開発者向けオプションのメニューを表示するためのコマンドです。何回かタップしているとカウントダウンが始まります。
完了すると開発者向けオプションを有効にするため、最後に PIN コードで認証します。
これで [開発者向けオプション] メニューが解放されました。
開発者向けオプションのメニューの場所
Android の設定画面から [システム] を開きます。詳細設定を展開すると [開発者向けオプション] が現れます。
開発者向けオプションの内容
遊び半分で設定するような項目ではないため、オプション内容の詳しい説明は割愛します。一部画像を載せておくので、あとは各自の端末で確認ください。ちなみに僕はパソコン上で Android の画面を表示させるために、USB デバッグを ON にする機械が多いです。
利用する上での注意点
余計な設定は行わないこと
開発者向けオプションには、様々な項目があります。PC バックアップ用のパスワードを設定したり、ログのバッファサイズを変更したり、アニメーションの表示時間を操作するなど。あくまでも Android のソフトウェア開発者に用意された機能であり、一般ユーザー向けの設定項目ではありません。
そのため下手に設定を変えると、スマートフォンが思いがけない動きをしてしまう可能性があります。このオプション項目を変更する場合は、どのような影響があるのかを把握した上で設定してください。
オプション設定をリセットする方法
開発者向けオプションで変更した内容が分からなくなっても安心してください。画面の一番上にあるスイッチを OFF にすれば、設定内容が全て無効化されます。
また OFF にすると、同時に [開発者向けオプション] のメニューが非表示になります。改めて開発者向けオプションを利用する場合は、再び [デバイス情報] を7回タップしてメニュー表示するところからやり直しです。
連続して利用する場合は、開発者向けオプションを ON のままにしておけばメニューから消えず、設定も継続して保持されます。
以上、Android の開発者向けオプションのメニューを表示する方法でした。