Android スマホとパソコンを接続したのにファイルが参照できない場合の対応方法

Android 端末をパソコンに USB 接続した場合、外部ストレージとして認識されると思いきや、スマホ本体にあるデータを参照できません。パソコン上ではスマホ端末を認識している形跡はあるものの、どうなっているのか?
このとき Android 端末は、充電モードとして認識されています。つまり USB を充電ケーブルとして認識し、充電は行われるもののデータ転送できる状態になっていないのです。
もう少し詳しく説明すると、Android 側で接続したデバイス(パソコン)からのアクセスをロックして、勝手に中身が閲覧できないよう制御しています。
USB をつなぐだけでデータを参照できないのは、Android のセキュリティによるもの
ではこのセキュリティのロックを解除する方法を紹介します。
パソコンから Android 端末にアクセスする方法
接続設定を変更する
パソコンにスマートフォンを接続すると、Android の通知情報に次のようなシステム情報が表示されます。前述の通り、充電モードになっているのがわかります。
続いて、この [Android システム] の通知をタップして、接続モードを変更します。
画面を開くと [充電] の項目が選択されているので、設定を [ファイル転送 / Android Auto] に変更します。すると自動的にパソコンと再接続が行われます。
これで設定完了です。
ファイル転送モードになると、エクスプローラー上ではデバイスとして認識されます。そしてスマホ内部のストレージ領域や、SD カードの領域を参照できます。
ファイルの中身を見るだけでなく、データのコピーや移動、追加・削除も可能です。つまり、各種データへフルアクセスできます。
上記設定は接続する度に行う必要あり
USB 接続の設定変更は、パソコンと接続するたびに毎回実施しなくてはいけません。既定値をデータ転送モードにするような変更はできません。
仕事上、僕はパソコンとスマホを接続する頻度が高く、常にひと手間掛かるのが面倒でなりません。しかしこの仕様は、セキュリティーを考慮してのものなので、ここは我慢して受け入れるしかありません。
【参考】無線でデータ転送する方法を2つ紹介
有線接続する必要がなければ、Wi-Fi 経由でデータ転送を行う方法もあります。ケーブルを用意するのが面倒であれば、ぜひこちらの方法もお試しください。
そしてパソコンのインターネット回線が無い環境であれば、bluetooth 経由でもファイルの送受信は行なえます。データ転送速度に難ありですが、簡易的に使える便利機能です。