Android 用おすすめの SD カード特集!選ぶポイントは容量と転送速度

2016/02/24

スマホの中で延々と右肩上がりに増え続けるデータの代表格が、音楽や写真のメディアデータです。それぞれ合わせると数十ギガバイトのサイズになるケースもあり、スマホの容量を圧迫する要因の1つとなっています。

Android の一番のメリットは、外部ストレージとして microSD カードが利用できる点にあります。メディア系データの保存先を SD カードにしておけば、機種変更しても microSD カードを差し替えれるだけで簡単にデータ移行できてしまいます。

一概に microSD カードと言っても種類や値段は様々です。どれを選んだらいいのか悩んでしまいますが、機種変更のタイミングで SD カードも変えるような消耗品的な使い方をしない限りは、転送速度が大きいタイプを選ぶことをおすすめします。

同じ容量でも速度が遅ければ値段も安くなります。特にバックアップを取るために、パソコンへデータを転送するような使い方をしている方は、Class 10 またはUHS-I 対応している転送速度が速い SD カードでないと、かなりストレスを感じることになります。

対象のファイル容量が少なければ転送速度はさほど気になりませんが、数十ギガになると場合によって60分くらい転送時間が掛かってしまうこともあります。

SD カードの種類

一概に SD カードと言っても、規格として大きく3種類に別れます。miniSD や microSD といったサイズ違いの話は割愛しますが、時代を経て性能とともに容量も格段と大きくなりました。

現在の SD カードの規格は次の通りです。

規格ロゴ特徴
SDsd-logo最大容量 2GB まで。FAT 12 or 16 に対応。
SDHCsdhc-logo最大容量 32GB まで。FAT32 に対応。
SDXCsdxc-logo最大容量 2TB まで。exFAT に対応。

下2つの HC や XC は SD カードのロゴの下に記載されているので、お手持ちのカードを確認していただければすぐに分かると思います。もちろん容量が大きい方が新しい規格となります。

余談ですが SD カードリーダーが古いと、新しい SD カードを購入しても、新規格に対応しておらず読み取れないことがあるのでご注意ください。

SD カードの転送速度の種類

まずは現在利用している SD カードの仕様を把握しておくために、転送速度の種類を理解しておきましょう。スピードクラスと呼ばれ、最低限の転送速度を保証する定義となります。

Class による転送速度の違い

クラスロゴ最低保証レート最大転送速度
Class 2speed-class-2-logo2MB/秒25MB/秒
Class 4speed-class-4-logo4MB/秒25MB/秒
Class 6speed-class-6-logo6MB/秒25MB/秒
Class 10speed-class-10-logo10MB/秒25MB/秒

最低保証レートの値が大きい方が、転送速度が速いと考えて良いです。一方で理論上の最大速度は 25MB/秒 となります。この値はクラスに依存しませんが、あくまで理論値に過ぎません。

スマホの性能をフル活用するには、最低保証レートの高い Class 10 を選ぶのが一般的となっています。この Class 10 は、ハイスピードモードと呼ばれています。

※ 家電量販店で Class 10 未満の SD カードが大安売りしている場合がありますが、それはただの在庫処分です。現在の主要となる規格は Class 10 です。古い SD カードは値段以外のメリットが無いので、購入は控えた方が良いと思います。

一方で、このクラスと異なる新しい高速転送の規格「UHS」(Ultra High Speed)が登場しました。SD カードには、前述の Class と並列表記されています。SD カードを読み込む機器が、UHS に対応していなければ Class 側の規格で読み書きが行われると考えていただければ良いです。

UHS には UHS-IUHS-II の2種類が定義されており、これは最大転送速度を表しています。

UHS-IUHS-II
最大転送速度104MB/秒312MB/秒

実際に SD カードを見てみましょう。ご覧のように数字をアルファベットの で囲んだものがクラスの記号となります。そして上に記載のある I が UHS-I 対応であることを示しています。

recommended-micro-sd-card-for-android01

UHS クラスによる転送速度の違い

この UHS にもクラスが定義されています。クラス値は の中に数字が入ったロゴで表現されています。上記画像のように記載されていない場合は UHS クラス1となります。

クラス最低保証レート最大転送速度
UHS-IUHS-II
110MB/秒104MB/秒312MB/秒
330MB/秒104MB/秒312MB/秒

こちらも最大転送速度は論理値であるため、メーカーによって実測は異なります。読込み速度は速いもので 90MB/秒 くらいで、書き込み速度はその 50% ~ 80% ほどになります。

UHS クラス3になると相当速いですが、価格もそれなりの高額になります。高性能一眼レフで連写をしたり、ビデオカメラで高画質動画を撮影しない限りは、クラス1で十分です。

おすすめの microSD カード

実際に Android のスマートフォンで利用するのを想定した場合、どの SD カードを選んだら良いか迷ってしまうと思います。海外製よりも日本製の方が値段は高くなります。そして容量も大きい方が価格が上がります。

とは言え、ここにきてようやく 64GB の SD カードが手頃な値段で手に入るようになりました。

冒頭に記載した通り、写真や音楽は右肩上がりでどんどんデータ量が増えていきます。SD カードは年月が経てば経つほど、同じ容量に対する価格が下がってくるので、無駄に大容量を購入する必要はありません。

ただ、SD カード間でのデータ移行が手間だと考えているのであれば、一気に容量が大きい SD カードを購入してしまうのも手段の1つです。

万人におすすめできる SD カードその1

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 3(32GB モデルは 1)
  • 最大読込速度 ……… 100 MB/秒(32GB モデルは 95 MB/秒)
  • 最大書込速度 ……… 60 MB/秒(32GB モデルは 20 MB/秒)

2017年6月現在、最もコストパフォーマンスが高い microSD カードがこちらです。昨今はタイ製の SD カードが増えてきましたが、こちらは Samsung 製品なので品質における信頼度は高いです。

2017年モデルで性能が格段と向上し、UHS クラスが 3 になったことで最大読込速度が 20MB/秒 向上し、最大書込速度に至っては 40MB/秒 向上しました。しかしこれは 64GB モデル、もしくは 128GB モデルに限った話で、32GB モデルに関してはそこまで大幅な性能アップは果たしていません。

あまり容量を使わないのであれば 32GB でも十分な性能ではあるものの、スマートフォンでも 4K の撮影が当たり前になってきているため、書き込み速度は速いほうが望ましいです。そして必然的に動画の容量も大きくなります。

スマートフォンの性能だけでなく、その能力に合わせてアプリでたくさんのことができるようになりました。その反面どうしてもアプリ容量も右肩上がりとなってしまうので、性能面の能力の高さ、そして残りの容量をあまり気にする必要のない 64GB の選択をおすすめします。

1つ下の EVO シリーズは最大転送速度が 48 MB/秒と、この EVO+ シリーズの半分近くの能力しかありません。昨今は写真や動画をスマートフォンで撮影する機会が増え、1ファイルあたりの容量も大きくなっているため、ある程度の転送速度があった方が快適に利用することができるため、敢えてこちらを紹介させていただきました。

値段の安さで選ぶと、どうしても海外メーカーの製品になってしまいます。僕は SD カードについては大容量かつコストパフォーマンス重視なので Samsung 製の製品と Transcend 製の 128GB の SD カードを利用しています。ここ10年くらい買い替えや買い増しを続けて、トータルで10枚ほど各社のカードを利用しています。

これまで不良品に当たったり、使ってて困るようなことはありません。日本製でないため不安要素があるのは否めませんが、リーズナブルな点で勝っているので、今後も Samsung や Transcend の SD カードを使い続けると思います。

EVO+ シリーズよりは少し値段が高くなってしまうのですが、その分、書込速度に分があります。僕が実際に測った結果によると、書込み速度は 60 MB/秒 と公表通りの数値が出ているので十分に満足しています。

万人におすすめできる SD カードその2

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 1
  • 最大転送速度 ………… 60 MB/秒

Samsung EVO+ と同様にコストフォーマンスが高い microSD カードです。以前は転送速度が 300x の製品が主流でしたが、今は 400x へパワーアップしています。これによって転送速度が 45MB/秒 から 60MB/秒 へ向上しています。赤いラインが入っているのが個人的には気に入っています。

書込み速度は正式に明記されていませんが、実測で 30 MB/秒 あたりが平均値となります。

あまり容量を使わないのであれば 32GB でも十分です。アプリの容量も年々大きくなってきているので、16GB だとすぐに足りなくなります。ただ、前述の EVO+ の2017年モデルがあまりにも性能が良すぎて、これまで並んでオススメできたこちらのマイクロ SD カードが劣ってしまう結果となっています。

タイミングによっては Amazon セールで安く販売されていることがあるので、そのタイミングで購入できればコストパフォーマンスが高い SD カードと言えるでしょう。EVO+ の2017年モデルが出るまでは Transcend を使う機会が多かったので、一歩おいて行かれた感があります。

Transcend は値上がりはしたものの 128GB を求めるのであれば、Transcend の製品も価格が安ければ選択肢の1つとして考えて良いと思います。ただ、SD カードの価格は変動しやすいので、購入するタイミングで Transcend を選ぶのがお買い得か確認した上で判断しましょう。

もし価格が安い 128GB モデルを探しているのであれば、最後に紹介している Team のマイクロ SD カードをチェックしていただければと思います。

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 1
  • 最大転送速度 ………… 60 MB/秒

高性能かつ高品質ならサムスン製 PRO シリーズが最強

SD カードで同じ容量、性能なのに値段が高い商品が存在するのは訳があります。厳しい品質チェックを受け、最終的に高品質と呼ばれるものがその類に属します。

品質面だけでなく性能面もレベルの高い位置にあり、価格とのバランスが抜群なのが、次の Samsung 製の SD カードです。

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 3
  • 最大読込速度 ………… 90 MB/秒
  • 最大書込速度 ………… 80 MB/秒

EVO+ シリーズよりも値段が上がってしまうので一番に紹介できなかったのですが、今回紹介した SD カードの中で、最も一押しする製品です。

最大書込速度が 80MB/秒!!

上記の Samsung や Transcend の製品を見ていただいても分かりますが、ここまで書込み速度は速くありません。データを移動する頻度が多いのであれば、書込み速度も意識したいですね。僕の場合、一眼レフカメラで撮影した写真や動画を直接転送するため、書き込み速度が遅いとストレスを感じることがあります。

スマホのカメラの連射機能や 4K 動画撮影の能力を存分に活かすには、書き込み速度が重要になります。昨今は画質の綺麗なウェアラブルカメラも多く登場し、micro SD カードの需要は拡大しています。

ここまで処理速度の性能が良い SD カードはなかなかありません。ちょっと値段は高いかもしれませんが、能力に対する価格としては安いと思ってください。

簡易的に使うのであれば EVO+ シリーズ、こだわって使うのであれば PRO シリーズといったところでしょうか。

東芝製を購入するなら要注意

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 1
  • 最大転送速度 ………… 48 MB/秒

日本のメーカーの製品を使いたいと、東芝の micro SD カードを候補に挙げている方に注意です。2016年上半期までは日本製の SD カードが多く出回っており、比較的人気がありました。しかし下半期以降は上記で紹介したメーカーに追い越されてしまった感があります。

ネット上で販売されている東芝の製品は「国内正規品」と「並行輸入品」があります。並行輸入品は日本に向けた商品ではないため、低価格で販売されています。ただしその半面、国内サポートが受けらないと言った条件が加わります。

東芝だからと安心して買ってしまい、サポートが受けられないと後で気付いても遅いのです。

もし国内向けの micro SD カードを求めるのであれば、性能面に対して価格が高いのが現状です。これはかなりコストパフォーマンスが悪いので、おすすめできません。しかし、どうしても東芝製品が良いのであれば、国内正規品なのか海外向け製品なのかを確認して購入するようにしましょう。

ハイスペックすぎる microSD カードは宝の持ち腐れ?

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-II
  • UHS クラス … 3
  • 最大転送速度 ………… 150 MB/秒

転送速度が最速で 150MB/秒 のモンスター級の microSD カードです。UHS-II かつ UHS クラス3の microSD カードは、まだ市場に出回っている数が少ないため、値段も一気に跳ね上がります。ただ性能面では非の打ち所がありません。デジカメ等に利用する目的であっても十分に能力を発揮してくれます。

高速転送するための UHS-II に対応した USB 3.0 リーダーが付属しているのも魅力的です。ただし、パソコン側で USB 3.0 に対応していないと能力を活かすことができないので注意ください。

ただし書き込み速度は実質 Samsung よりも劣ります。平均して 50 MB/秒 程度です。ただ、スマートフォンで利用するのであれば、データを参照する機会の方が多いので、読込みが 150 MB/秒 であるのは大きなアドバンテージです。

利用用途に合わせて検討してみてください。

値段で選ぶなら必要最小限の能力を持った Team が最強かもしれない

  • スピードクラス …… Class 10
  • UHS-I
  • UHS クラス … 1
  • 最大転送速度 ………… 80 MB/秒

ここ数年、頭角を現してきた Team は Transcend と同じく台湾のメーカーです。性能は Transcend とほぼ同じであるものの、値段の安さから売れ筋ランキング上位に食い込んでくるようになりました。

microSD カードは日々、細かく値段が動いているので、そのとき一番安く買えるメーカーを選ぶのも選択肢の1つです。今回紹介した SD カードは、どれを選んでも値段に対するパフォーマンスが良い製品ばかりなので、これだと思ったものを感覚で選んでいただいて構いません。

用途にもよりますが、128GB であれば Team の製品が最もコストパフォーマンスが高いと言えます。4K 撮影には物足りないものの、スマートフォンでの通常使いにおいては性能が低すぎるということは全くありません。また Nintendo Switch 用としても人気が高く、安くて大容量な SD カードとしてはイチオシの製品です。

microSD カード製品比較用リスト

では最後に、今回紹介した microSD カードの一覧を掲載しておきます。数値的に比較できるので自分に適した SD カードをぜひお選びください。(※ 全て Class 10 になります。)

製品名リンクUHSUHS
Class
最大読込最大書込
★迷ったらこれ①★
Samsung EVO+
64GB
UHS-I3100 MB/S60 MB/S
★迷ったらこれ②★
Transcend 400x
64GB
UHS-I160MB/S
(書込は上記以下)
★大容量のコスパ最高★
Transcend 400x
128GB
★おすすめ★
Samsung PRO
64GB
UHS-I390 MB/S80 MB/S
★おすすめ★
Samsung PRO
128GB
東芝 EXCERIA
64GB
UHS-I148 MB/S
(書込は上記以下)
Lexar Professional
1000x 128GB
UHS-II3150 MB/S
(書込は上記以下)
★容量に対する値段が安い★
Team COLOR CARD
64GB
UHS-I180 MB/S
(書込は上記以下)
★容量に対する値段が安い★
Team COLOR CARD
128GB
UHS-I180 MB/S
(書込は上記以下)

SD カードは進化し続ける

日進月歩で性能の良い SD カードがどんどん登場するので、いきなり最先端の商品を購入するのはあまりオススメしません。個人的には購入時に最もコストパフォーマンスが高い製品を選んで、買い替え続ける方がメーカーの良し悪しも見えてくるので良いと考えています。

買い替え需要の一番の理由は「容量不足」ではないでしょうか。つい一年ほど前は 32GB が全盛期でしたが、今では 64GB に取って代わろうとしています。よほどの目的がない限り高性能なものを求める必要はありません。

Android 用に使うのであれば、性能重視で SD カードを選んだとしても宝の持ち腐れになってしまうこともあります。数多くのメーカーがあり、製品によっても性能が様々であるため、どれを選んだら良いのか悩んでしまいますが、満足度の高い製品は Amazon 等でも売れ筋商品として人気があります。

今回は一部の製品しか紹介できませんでしたが、売れ筋ランキングから人気の高いものや評価の高いものを見つけるのも1つの方法なので、最後に Amazon と楽天のリンクを掲載しておきます。参考までにご覧ください。

以上、Android 用おすすめの SD カードの紹介でした。

その他、おすすめの Android 向け製品はこちら

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